違国日記•最新27話のネタバレと感想|FEELYOUNG3月号

2020年2月7日発売の「FEELYOUNG」3号に掲載されている「違国日記」第27話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

違国日記・第27話のネタバレ

スランプ中の槙生。

槙生の家には来客が来ます。 11月16日には、よりを戻した笠町。

11月27日には樹乃イツキ。

12月20日には朝の同級生のえみり。

まるで槙生の、はたまた朝の、頭の中で回想されているかの様にそれぞれとのやり取りがぐるぐると展開されていきます。

よりを戻したばかりの笠町は、忙しい槙生を心配してあれこれ世話を焼きます。 気を遣って買い出ししている姿に、思わず朝は甘い！と、言います。

厳しくするといい事ばかりではないぞーと笠町もタジタジです。好きな人に甘くするのは当然という笠町に、府に落ちない朝といったところです。

樹乃にはスランプを相談中な槙生。

差し入れのどら焼きを食べながら、うまく説明出来ないもどかしさや、本当は1人になりたいという思いを含んだ周りの雑音の事をぼやくのでした。樹乃もブランク経験者です。同業者としての葛藤や、書いてても自分の中では味気ない作品で、虚しく心細いという思いを共感する二人です。

笠町は、今までみたいに一人ではないのだから同級生とかに、会ってみるのもスランプを脱する手なのでは？と槙生に提案します。

その助言を聞いてか樹乃に会った様ですね。

樹乃は自分の母の話をします。 自分がいないほうが、母の人生変わっていたのかもと。笑ってごまかしながら振り返ります。

笠町もまた、母の話をします。自分の就職が銀行に決まった時に父にがっかりされた事を。そして、結婚前に銀行で勤めていた母親がその時ばかりは怒りをあらわにしていた事を。

えみりもまた、母の愚痴をこぼしています。

まだまだ思春期の可愛らしさぼやきです。

進路。。進学先に就職先、何のためにに大学へ行き就職するのだろうか。漠然とした未来に、期待よりも見えない不安があるえみりと朝です。

来客のない12月19日。

槙生は黙々と一心不乱に執筆しています。 声を掛け辛そうな朝は、小さく「ツタヤへ行ってきます」と呟いてでかけました。

時は樹乃来訪時に戻ります。

樹乃と朝はちびだの大きくなりたいだのと、わいわい掛けあっています。

そして朝は堂々宣言します。なりたい自分になる！と。

笠町、朝とえみこ、樹乃 それぞれの、自分らしくどうありたいかという価値観の模索。世代も性別も関係なく探し続けるのですね。

執筆に追われる槙生に、寝ていい？と朝。

槙生は朝の為に電気を消して静かに作業します。やっと終了〜！の歓声やら控えめに、そっと部屋を出て暗がりのキッチンで祝杯のビールを飲むのでした。

 

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違国日記・第27話の感想

スランプに陥っている槙生ですが、一人の時間が減って環境が変わってしまったというのも一因かもしれませんね。

それでも朝を思いやる槙生の姿に、この変化はネガティブな面だけではなく、それぞれの人としての成長の過程に思えてなりません。

ゆっくりと変化していく二人の心の成長がじんわりと感じられます。

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