それでも愛を誓いますか・第96話のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「それでも愛を誓いますか」第96話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

それでも愛を誓いますか・第96話のネタバレ

過労で倒れたのをきっかけに5日間の休暇をとった武頼は、一人で実家に帰省することにしました。

実に2年ぶりの帰省になります。 母親は態度には表しませんがとても嬉しそうです。

武頼が席に着くと、母親はさっそく彼に料理を出してきました。 肉が多めでニンジンが小さく切ってある…子供の頃と同じままの懐かしいカレーライス。

しばらくすると父親が帰宅。 父親は武頼を見ると彼の名を呼び、挨拶もせずに二階へと上がって行ってしまいました。 朝5時出社で嘱託の仕事をしているからまずひと眠りしたいのだろうと母親がフォローを入れます。

 

武頼はぼんやりとした表情で、父親はこのまま仕事で人生を終わらせるつもりなのだろうかと呟きました。 仕事でストレスを溜めて家族に当たり散らし続け、そうしてやっと引退を果たしたのに結局また働きに出ている父親の考えは、武頼には理解できません。

武頼がそう話すと、母親は自分が専業主婦だから父親が働き続けてくれるのはとてもありがたいと言い出します。

武頼は母親が自分を卑下しているようで納得できませんでした。 働きにでていなくても、この家は母親が毎日毎日掃除をして綺麗さを保ってきたのです。 家を守るという女の役目を、文句の付け所がないほどに成し遂げている母親。

 

武頼は、家にいることを負い目に感じる必要なんてないのに…と母親の小さな背中を見つめます。

武頼は母親を労いたい衝動に駆られ、一人で湯屋へ行って息抜きをしてきたらどうだと提案します。

夕飯のことを気にする母親に、武頼は自分が父親と外食に行くから大丈夫だと話しました。

 

 

その夜…約束通り父と2人で外食へとやってきた武頼。 しかし会話は一切ありません。

沈黙が続きますが、これといって気まずいわけではありませんでした。 武頼と父の間では会話がないことが“普通”だったためです。

というよりも、男同士の親子というのはそもそもこういうものだろう…武頼はそう思っていました。

隣のテーブルを見ると、あちらもどうやら男同士の親子で食事をしている模様。 武頼親子同様に全く会話はなく、もくもくと食事をしていました。

小学生くらいの男の子は、父親が食べた食器をテーブルの端に片づけるのを見て、自分もそれに習って食器を片づけています。

店員が食器を下げに来ると、男の子は丁寧にお礼を言い、「ごちそうさまでした」と言いました。

それを見た武頼は、喋らなくても子供は親を見てちゃんと育つもんなんだな…としみじみ感じるのでした。

 

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それでも愛を誓いますか・第96話の感想

喋らなくても育つ…確かにそうかもしれません。 飲食店での男の子は父親の良い行いを自分も真似て礼儀を学んでいましたね。 しかし武頼の場合はこの男の子親子の事情とはちょっと違う気もします。 父親はお世辞にも良い父親ではありませんでした。 怒鳴り散らすし母を家政婦のように扱うし…まさに度が過ぎる亭主関白。

武頼にとって父親は反面教師といった感じだったんでしょうね。

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