甘く濡れる嘘・第33話のネタバレと感想｜JOUR

「JOUR」に掲載されている「甘く濡れる嘘」第33話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

甘く濡れる嘘・第33話のネタバレ

理英と父親に血のつながりがありませんでした。 理英の口からそのことについての話題がでてこなかったのは…なんと彼女がうっかり言い忘れたからなのだそうです。

それを聞いた寧史はますます理英たち家族のことが羨ましくなります。 うっかり忘れるほど、彼女たちにとって血縁というものがはそれほど重要視されておらず、彼女たちは血の繋がり関係なくただただ互いを大切に思い合って過ごしてきた家族なのだと寧史は感じたのです。

それに比べて自分はずっと血縁を憎み続けて家から飛び出してきた身です。 何をしても、何を手に入れても、いつだってポッカリと心に穴が開いているような感覚のまま生きてきました。

自分が何を求めているのかもわからずにずっともがき続け生きてきた寧史。 しかしそんな彼もついに自分が求めているものが一体何なのか、答えを見つけ出します。

彼が求めていたのは…理英たちのような温かい家族です。

 

その晩、理英は隣で眠る寧史の寝顔を見つめながら、できることなら自分が寧史の心の傷を癒す存在になりたいと願っていました。

 

 

後日―――。 寧史が会社の屋上でくつろいでいると、上司がやってきました。

上司は最近の寧史は仕事も確実だし雰囲気も柔らかくなって、とてもいいオーラをしてきていると話てきます。 なんと上司は次の海外赴任に寧史を推すつもりだと漏らしてきました。

その言葉に俄然やる気をだす寧史。

しかしそんな彼のやる気に水を差すように、中学時代の友人から電話がかかってきました。 聞けば寧史の母親が自分に電話をかけるように寧史にお願いしてくれないかと家まで押し掛けて大騒ぎしたというのです。

母親に電話せざるを得ない状況になった寧史は仕方なく彼女に連絡を入れるのですが…。

母親は寧史から「結婚する」「幸せになりたいから二度と連絡するな」と告げられて…腹いせなのか彼を繋ぎとめるだけなのか、安っぽい女で手を打ったのね、お兄ちゃんの彼女はお医者様の娘だったのにと寧史の自尊心を傷つけるような言葉を浴びせてきました。

さらに電話に出なければ「危篤の兄を抱える母親の電話に出ないため警察沙汰に―――」なんてニュースが流れて困るのは寧史のほうだと脅しのような言葉まで投げつけてきて…。

 

寧史は苛立ったまま会社へと出勤します。

すると通りすがりの女性社員たちが、次の海外不妊はまた黒木らしいと話ているのを耳にしました。

自分はまた黒木に負けるのか？ そんな不安に支配されはじめる寧史。

そんな中で黒木が秘書課に勤めている西野専務の娘と一緒に歩いているのを目撃した寧史は、もしかして彼女と黒木は付き合っているのか…？と考え始めます。

頭の中に流れるのは母親が言い放った安っぽい女で手を打ったのねという言葉…。

 

 

寧史は専務の娘に手を出してしまいます。

このたった一度の過ちのせいで、本当に心から愛しく思った理英を永遠に失うことになるとも知らずに―――。

 

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甘く濡れる嘘・第33話の感想

ここにきて再び嫉妬心に負けてしまった寧史。 強がっている彼ですがもしかしたら本当は誰よりも弱い心の持ち主なのかもしれません。

専務の娘はけっこうノリノリで寧史と割り切った関係を持とうとしています。 本当に彼女のように軽いタイプの女性が黒木の彼女なのか…？とちょっと疑問なところですが…。