顔に泥を塗る・第14話のネタバレと感想｜ゼノン

「ゼノン」に掲載されている「顔に泥を塗る」第14話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

顔に泥を塗る・第14話のネタバレ

白帆は路考のキスを避けました。 舌を噛みますと彼を威嚇します。

今時古風なセリフだねと嘲笑う路考。 “噛もうにも無理だよね、今の白帆ちゃんは僕の言う通りにしか動けないんだから”と路考は白帆の胸に手を伸ばします。

心の中で青矢に助けを求める白帆。 彼女の胸に路考が手を伸ばした瞬間、白帆は過去のことを思い出していました。

るりに触れようとした瞬間、彼女に手を掴まれてしまい驚く路考。

るりはバカね、あんたなんかに私が催眠をかけられるわけないじゃない、お芝居よ力強く告げてきます。 催眠を使っていかがわしいことをしようとした証拠はバッチリと録画させてもらったとも話するり。 これを表沙汰にされたくなければ、いうことを聞くようにと路考に告げました。 路考は力なくこれを承諾します。

織田を落としたのか？と問うるり。 路考はもうすぐ結婚するはずだと答えます。

るりが見たところ、織田は婚約者のことを愛してなどはいません。 他に想い人がいるのか、とにかく彼は結婚を躊躇っています。

るりはそうやって人生の吊り橋を渡りながら不安になっている人をみるとちょっかいをだしたくなるタチでした。 突き飛ばしてその後優しく抱きしめたくなってしまうのです。

白帆はここへ来た事自体が間違いでした、帰りますと行って去ろうとします。 ハッとした路考はもう織田のところへは戻れないだろうと尋ねますが…。

白帆はそれでも自分が愛する人は彼だけなのだと答えました。

路考は白帆のことを“弱くはない”と認めた上で、「激しく人を愛せる人は、激しく人を憎める人…気味はもう僕から離れられないはず…気味のほうから僕に助けを求めにくるはず」という言葉を残しました。

白帆は来ません！と強く路考を拒絶し、外へ出ていきます。

 

るりは病室で横になっていました。 織田が気分をうかがうと、まぁまぁだと彼女は微笑みます。

医師から告げられているるりの余命は、残り数週間です。

織田は彼女の手を握りながら、僕が君を守るから生きてくれと話します。

るりは織田くんには白帆さんがいるでしょうと答えますが、彼女は涙を流しながらその日がくるまでそばにいてくれる？と言い出してきました。

織田はそれに約束する、と答えます…。

 

 

春―――。 白帆へかかってきたのは透からの電話でした。 唐突に結婚の報告をうける白帆。

透は自分が白帆たちよりも先に幸せになることに若干のためらいがあるようです。 白帆への謝罪と感謝の気持ちを一日も忘れたことはないと話してきます。

白帆はそんなの忘れるくらいに幸せになってほしいと、言葉を送るのでした。

その後、白帆は織田へ気持ちを伝えます。

織田と再開したとき、自分は心も体も限界で支えてもらわなければ生きることすらきっと諦めていた…織田は医師として恋人として自分を見放さずにいてくれた…と過去を振り返る白帆。

そんな織田が今自分を突き放そうとしているのは、自分が強くなったと思ったから…。 もしそうだとしたら自分も自信をもってこれから一人で歩いて行ける…と白帆は話します。

しかしその後、今夜織田とるりが結婚式を挙げることを聞き…白帆は愕然とするのでした―――。

 

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顔に泥を塗る・第14話の感想

いつのまにか織田とるりは結婚するという話にまでなっていたようです。 しかしるりの余命はあと数週間…。 結婚後の未来を考えているというよりは、るりの“今”のことを考えての結婚という気がしますね。 最上級の幸せを与えての見送りといった感じでしょうか。

透のほうも結婚の話がでて、しかも先に子供を授かったのだそうです。

まわりが幸せに包まれている中、白帆はたった一人取り残されてしまっている気がします。