【最新49話更新】顔に泥を塗るのあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想まとめ ｜シーモア

「シーモア」に掲載されている「顔に泥を塗る」最新話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

イヴが自分の彼氏です。そう美紅に紹介された母親は戸惑いながらも 2人の関係を認めてくれました。そのおかげか、美紅もイヴに対して少しずつ積極的になります。そんな美紅の変化を嬉しく思いながらも、イヴの頭から離れないのは年上で弁護士だった美紅の元カレの存在。

資金も力もない学生の自分では美紅のためになにも出来ない。 そう悩むイヴは突然遠距離恋愛と言い始めてーーー⁉

悠久は美紅の母親のお気に入りでした。年上というだけで娘を預けるのに安心していたのもあると思いますし、それに悠久は弁護士です。多くの場合、弁護士なら特に経済的に困ることはなく、娘を任せる相手としてやっぱり経済面はどうしても気になるところですから、母親として気に入ってしまうのもわかりますよね。 しかし、イヴはそんな悠久とは正反対。年下でまだ大学生です。しかも、趣味で女性の恰好をすることもあります。恋愛対象は女性とはいえ、母親目線だったら不安になるのもまたわかります。

最初こそ、母親はイヴと美紅の交際について反対すると思っていました。なにせ悠久と美紅が別れることになったとき、大反対をして、別れた後もヨリを戻さないのかと何度も美紅に伝えています。ですが、今回イヴの挨拶に戸惑いながらも母親は交際を認めてくれました。きっと美紅の顔が前よりも良い事に気が付いたのではないでしょうか？とにもかくにもこれで母親公認のカップルです！これからが楽しみですね！

母親に認められ、友人からも祝福され、順調に見えるイヴと美紅カップル。しかし、美紅の元カレ、悠久を気にしているのは美紅の母親だけではありません。美紅の彼氏、イヴもどうやら気にしている様子です。 美紅にとって悠久の存在は決して悪いだけのものではありませんでした。抑圧され、拘束され、美紅に悠久との時間は辛いものでしたが、それでも悠久は持てる力を持って美紅を守ろうとしていたのもまた事実です。その力は年上で弁護士だった悠久が持っていた権力と財力。 それをまだ学生のイヴは持っていません。

美紅はまだ裁判の件で弁護士に頼っています。悠久とのことがあって鬼武から担当弁護士は変わってしまいましたが、そもそも鬼武を紹介してくれたのも悠久。もしも悠久ではなく、最初からイヴと付き合っていたら弁護士を探すのにも苦労したはずです。そういうことを考えるとどうしても元カレの悠久にコンプレックスを感じてしまいますよね。イヴはそれを解消するためになにか行動をしようとしているようですが、一体遠距離とはなんのことを言っているのでしょうか？

これからが不安になる展開ですね。美紅の母親から認められた時はもうこれで手放しで美紅とイヴが幸せになれると思いましたが、イヴの中には悠久との差に悩む苦悩が渦巻いていました。他人と自分を比べてもどうにもならないことを一番よく知っているはずのイヴなのに、恋愛となるとどうやらそうは思えないようですね。これからの美紅とイヴ、どうなってしまうのでしょうか？

突然鳴り出した電話をすぐに切ってしまった美紅。用件がまだ悠久との別れを認めていない母から、誕生日に託けて悠久に連絡しろというものだとわかっていたからです。苦しい胸の内を吐き出す美紅の手をそっと握ったイヴはちゃんと母と話すことを勧めました。

そうして決心した美紅が母に掛けたのはビデオ電話。娘の隣にいる女性の姿をしたイヴに母の反応はーーー⁉

今回は久しぶりに美紅の母親が登場しました。正直、母親が娘の恋愛に口出しすんなと思ってしまいますが、親としては娘が幸せになれるかどうかって結構大事な問題ですよね。しかも、美紅が悠久と付き合っていたのは6年という決して短いとは言えない時間です。それだけ長い間付き合った上に悠久は収入面でも心配ありませんし、親としては娘を預けても安心という相手だったのではないでしょうか。 それなのに突然別れると言って、そのほんの少し後にもう彼氏が出来たという娘。心配するなという方が親にとっては無理なのかもしれません。

そんな母親からの愛のある心配に向き合うように助言したイヴはさすがですね。自分自身、親とすれ違った経験があるからこそ出た言葉なのかもしれません。イヴの後押しもあって、母とちゃんと話す覚悟を決めた美紅は悠久との日々を決して否定することはありませんでした。 悪く言うこともなく、悠久から離れた理由を「悠久との距離」と母に打ち明けています。たしかに美紅と悠久は愛し合っていたと思いますが、その想いがすれ違っていたと気付いた美紅。だからこそ、別れを決意しました。 そんな娘の決断を改めて聞いた母はどんな返事をするのでしょうか。本当に娘の幸せを祈るならどうかその背中を押して欲しいものです。

以前美紅の母に会った時のイヴは男性の恰好をしていましたが、今回はちょっと派手めなお姉さんスタイルです。そんなイメージの違うイヴの登場に母は驚いている様子でしたが、イヴはそんな自分を1つも隠そうとしませんでした。 イヴにとってメイクもファッションも自分が自分らしくあるために必要な物で、そこには性別の垣根は一切ありません。ただ自分がしたい格好だからしているだけ、そう胸を張って、戸惑いを見せる母に話すイヴは本当に格好良かったです。自信があるからこそ、イヴのスタイルっていつも素敵に見えますよね。

そして、美紅もまた自分らしさについて母に伝えています。悠久と過ごした日々に嘘はありません。愛してもいました。しかし、そこにいた美紅は今の美紅とはまた違う美紅だったのもまた事実です。 悠久に釣り合うために背伸びをしていた美紅、悠久に愛される彼女を装っていた美紅、母に褒められる娘になりたかった美紅。今までの美紅は全部誰かのために美紅が作った、美紅の理想でしかありません。そして、悠久と別れ、理想の自分を作るための指針を失った美紅が気付いたのは自分の人生は自分のものであるということ。

この気付きが美紅を美紅らしく生きるきっかけとなりました。そして、美紅らしい美紅を受け入れてくれたのがイヴです。これからはイヴと一緒に美紅がより自分らしく、そして幸せに生きる道を探してほしいですね。

今回も考えさせられる内容でしたね。 悠久と別れてからイヴと付き合い始めた美紅は色々悩みながら少しずつ前に進んでいます。今まで仲は良いもののほぼイエスマンを貫いていた母にも自分の意見を伝えることが出来ました。 こうなると気になってくるのは悠久ですよね。悠久はまだ美紅に未練がある様子です。大丈夫でしょうか？

悠久の自宅を突然訪ねたのは鬼武でした。一応兄弟ではあるため、悠久は鬼武を迎え入れます。 誕生日のお祝いにと悠久が優美からもらった化粧品に目を輝かせる鬼武に、悠久は怪訝そうな顔を向けました。

そんな2人の話題は恋愛のことになります。お調子者な鬼武の言葉に悠久は、美紅のことを思い出します。

思い出の中の美紅は笑顔のままでしたが、あの時美紅が何の悩みを抱えていたか悠久は知らないままで–––––!?

失って初めて気付く感覚ってありますよね。よく言うのは「いつまでもあると思うな親と金」ですが、親やお金など身近にあることが当たり前になるとそのありがたみがわからず、失って初めてその大事さに気付くことを指す言葉です。

どうやら今回の悠久はようやくそのありがたみってやつに気付いたみたいでした。美紅と付き合っているときはいるのが当たり前で、鬱陶しく感じているところさえあったのを覚えていますでしょうか？ 美紅を失って、その存在が自分の手の届かないところに行ってしまって初めて、美紅の存在の大きさに気付くなんて、遅すぎますよね。 でも、この気付き、物語に大きな影響を与えるのは間違いありません。これからどうなるのでしょうか？

さて、気になるのはこれからの未来ですよね。複雑な関係ではありますが、悠久と鬼武が兄弟として付き合いを始めました。

鬼武は悠久の元カノである美紅と近しい関係にあります。いまの美紅はイブと上手くやっているとはいえ、まだその間にはすれ違いを感じてしまっている状態。

これからの話し合いで美紅とイブの距離は近付く可能性もありますが、その隙をまだ悠久が突くことが出来る可能性もあるということです。しかも悠久は美紅のことを恋しく思っている、ということは美紅奪還に向けて動き出すこともあるんではないでしょうか？

新しい自分になって美紅を迎え入れたい。もしも悠久がそんな風に考えて、行動を起こしたとしたら鬼武経由で美紅の耳に入る可能性もありますよね。これからの展開、もう読むことが出来ません！

なんだか、これからの展開がわからない感じがしてきましたね。でも、あの傍若無人な悠久が変わる雰囲気が出てきたのは良い気がします！このまま、良い男になってほしいところですが、そうなると悠久は美紅のことを取り戻そうとしそうですよね。これから物語はどうなってしまうのでしょうか？

突然美紅が部屋を訪ねてくることになり、焦るイヴ。話の流れで家族の話題になり、2人は言い合いになってしまいます。美紅が珍しく声を荒げたのは、かつての恋人悠久に実の母親の所在は知らないと嘘をつかれていたこと。6年も付き合っていたのに、そんな大事なことを教えてもらえなかったことは美紅にとってトラウマになっています。

もう大事な人に隠し事をしてほしくない。そう涙を流す美紅にイヴは、すべてを話す覚悟を決めて––––––⁉

本当についさっき鬼武の母、怜子に出会ったことで美紅は悠久が隠している真実に気付いてしまいました。鬼武は父親の連れ子。悠久は怜子の息子ですが、父に着いて行ったため、優美の息子になっています。

そのため、複雑ですが、血は繋がっていませんが鬼武と悠久は兄弟と言うことになります。ですが、問題はそのことよりも実の母親、怜子が弁護士ということ。著名な弁護士である怜子のことを、同じ弁護士である悠久が知らないはずがありません。 それなのに、美紅にはずっと実の母の所在は知らないと言い続けてきました。これは不安になって当然ですよね。

怜子に出会うまで悠久が実母のことを隠していることを美紅は知りませんでした。しかし、美紅はなにかを悠久が隠していることには気が付いていた様子です。それでも聞くことが出来なかったのは悠久を失いたくなかったから。

自分のことは何も教えてくれない彼氏でも、結婚の約束までした大事な恋人です。美紅にとっては精神的な支えでもありましたし、たしかに愛していました。そんな彼が話したがらないことなら聞かない方が良いんだろうと思ってしまいますよね。

しかし、その気遣いは美紅から悠久を奪いました。だからこそ、もう隠し事はしてほしくない。そんな美紅の気持ちにイヴは寄り添ってくれそうなので、安心です。

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美紅はずっと悠久の秘密主義に怯えていたんですね。でも、好きな人だからと見ないふりをしてきた美紅。それで失敗してしまったので、イヴが何かを隠そうとしている態度に敏感なようです。ちょっと美紅は荒れてしまっていましたが、イヴはちゃんと受け止めてくれそうなので安心しました。イヴはどんな話を美紅に話して聞かせるのでしょうか？