いつわりの愛～契約婚の旦那さまは甘すぎる～・第68話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「いつわりの愛～契約婚の旦那さまは甘すぎる～」第68話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

理人に対する想いに終止符を打つために

前話では、理人がついに記憶を取り戻したところで終わりました。理人のその後が気になる所ですが、第68話では視点が遥菜に変わります。

理人が記憶を取り戻すために硝子の美術館を訪れている最中、実は、遥菜も理人との1年間をちゃんと想い出にするために、硝子の美術館に足を運んでいました。

もともと契約結婚に協力してほしいと理人から申し出を受けて始まったこの理人と遥菜の生活。当初遥菜は、理人から1年後には離婚するのだから、自分を好きな女性と契約結婚するのはNGだと説明されていました。

まさか自分がこんなに理人のことを愛してしまうなんて、そのときの遥菜は思ってもみなかったのです。同時に遥奈は、理人を愛してしまったことを罪だと感じるようになっていました。

罪の意識と葛藤しながらも止めることができない理人への想い。遥菜はこの硝子の美術館を巡ることにより、そんな理人に対する想いを断ち切ろうと考えていたのです。

そんな遥菜に、思わぬ再会が待っていました。

遥菜は理人を諦めようとしている

そもそも理人を愛してしまったことを罪だと感じている遥菜でしたが、理人の記憶喪失にこぎつけて契約期間を過ぎた後も理人との生活を楽しんでしまったと更に罪の意識を重ねてしまっています。実際には理人も遥菜との生活を楽しんでいたのですが、理人の想いは遥菜にはうまく伝わっていなかったようです。

理人が愛しているのは梨香子ではないのに

遥菜は、理人が本当に愛しているのは梨香子だろうと考えています。これも盛大な勘違いですよね。しかし、梨香子と理人が破局した当初は、形式的には「梨香子が理人を捨てた」ことになっていますが、実際には「理人からの愛を感じることができない梨香子が業を煮やして別れを切り出した」だけであり、先に愛が冷めたのはおそらく理人であったと考えられます。もちろん、遥菜がそんな複雑な事情を知る由もありません。

きっと理人を一生忘れられない

理人と過ごした1年間をきちんと想い出にするために、最後のデートの場所を訪れたという遥菜。しかし、遥菜の様子を見る限り、想い出にしたところで遥菜は理人のことを一生忘れられない気がしました。最後のデートの場所を訪れたのは、想いを断ち切るためというよりも、理人のことを最後まで偲んでいたかったからのように思えます。

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お互いが惹かれ合うようにして最後のデートの場所へと足を運んでいます。この後は期待通りの神展開が待っているわけですが、懸念点としては、理人が正直な気持ちを遥奈に打ち明けたとしても、謙虚すぎる遥菜が自分の気持ちを正直に打ち明けない可能性があると言う点です。

梨香子に気を使って、身を引く姿勢を崩さない可能性もあります。ここまでくると遥菜に一喝したくなるレベルで謙虚すぎますが……。