金魚妻・双六妻(9巻)ネタバレと感想

「金魚妻」9巻より双六妻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

双六妻(金魚妻9巻)のネタバレ

夫と喧嘩をして家を出た寧々は無職で妻と離婚して独り身の兄・和人のアパートに転がり込みます。

和人は大学時代の友達・荒田、馬場とゲームをするから邪魔をするなと言うと、友人たちと電話を繋ぎながら「にゃんこ電鉄」という人生ゲームをすることに。友人があと一人呼ぼうと言うと、寧々も一緒にプレイすることになります。

四匹のにゃんこが向かう最初の目的地は那覇。 寧々は早速「たかとびカード」を使いますが、夕張に行ってしまいます。

ゲームの途中、寧々と和人が石川弁で話すのを聞いて、友人は寧々に変わった方言はないのかと聞きます。寧々は「じゃあま」という「妻」を表す方言を挙げます。

その由来が「妻は邪魔者」だからだと妻の前で言ってしまうと、寧々たちの母親のように出て行ってしまうから、言ってはいけないと言うのでした。

和人は最近妻に浮気された荒田にどんな男が相手だったのかと聞きます。 その男は荒田よりメタボで、お金もなくて、禿げた男で、荒田の妻が人妻だと知らなかったと主張しているのだそう。

妻の浮気の理由は「寂しかったから」。

子供もいるのに意味が分からないと荒田が言うと、寧々は結婚して子供ができたら、女の人生は「上がり」だと荒田は思っているのではと聞きます。 そう思っている人が夫だと、奥さんも寂しくなるのは当たり前だと言うのでした。

荒田は腹を立て、寧々のゲームの進行を妨害するカードを使います。和人は「上がり」だと思っていたのは妻の方ではないかと言います。 人間は無償の愛を与えられるほど立派ではなく、自分の寂しさを解消できるのは自分しかいないのだ、と。和人は荒田に独身の良さをアピールしますが、荒田は離婚はしないとムキになります。

一番初めに那覇へ到着したのは馬場。 最下位の寧々には「野良猫神」が取りつきます。

寧々が怒り、荒田は寧々をブスだと決めつけた発言をすると、寧々は自分が元読モであることを告げます。友人たちは和人が綺麗な妹がいることを隠していたことに発狂するのでした。

ゲームを終えると二人きりでバルコニーで寛ぎます。 そこに和人の元妻から電話がかかってくると、寧々は今は自分だけのお兄ちゃんだから出ないでと甘えます。

実は小さい頃からお互いの身体を触り合っていた二人は、部屋に入ると何のためらいもなく性行為を始めます。 寧々の夫から電話がかかってくると、行為中にも関わらず、運動中だとごまかして通話を続ける寧々。

愛してると言って電話を切り、行為を終えると、小さい頃のようにベッドで和人を抱きしめるのでした。

 

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双六妻(金魚妻9巻)の感想

和人と寧々は両親の離婚や継母の愛情が感じられなかったことで、幼少期に寂しい思いをし、お互いが唯一の心の支えになっていたのかなと思いました。

その頃は特に性への知識もなく、ただ身体を触り合っていたのでしょうが、いつからかお互いがただの兄妹ではなくなり、性行為をするようになったのだと思います。

あまりにも何のためらいもなく行為を始めるので、お互いが結婚してからもこの関係は続いていたような気がしますね。 単に性欲処理のための行為ではなく、恋人同士のような愛情を感じました。寧々の旦那さんも、和人のアパートの大家さんも、まさか兄妹同士で行為をするなんて思っておらず、安心しきっているでしょうね...。

行為中に電話をするといったなかなかリスキーなシーンがありましたが、旦那さんのためにもぜひ寧々には関係を隠しきってほしいと思います！

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