金魚妻・金魚妻⑪(11巻)ネタバレと感想

「金魚妻」11巻より金魚妻11話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

夫が元カノで人妻の鈴里といることを知りながら、他の男と情事に浸る優香。優香は、彼女の友人のさくらに飼っている金魚の事を相談しました。自分で飼っている金魚の病気は、自分で治す。そう決めた優香は飯田を家に連れ込み、情事にふけった後、金魚の緑茶浴を始めます。

そんな優香を見ながら突然飯田は、"地元が違う子とヤると股間が痛い！"と言い出しました。その言葉に優香が思い出したのは、金魚の産地や種類を合わせた方がいいというさくらの言葉。産地などを合わせないと、慣れていない環境で病気にかかりやすくなるからです。
そこからさらに優香が思い出したのは、夫・志村との出会いのことでした。

まだ鈴里と付き合っていた志村の頬に、優香がキスをしたのが始まりでした。キスをしたのは、鈴里の話をする志村が欲しくなったから。欲しくなったら物でも人でも奪ってしまう、優里の窃盗癖が出た瞬間です。
それから交際、同棲、婚約、結婚、引っ越しと順調に進んでいった志村と優香。

優香は鈴里に、志村に口説かれたと嘘をついていました。ですが優香が満足したのは、その話をしたときの絶望した鈴里の顔を見た時です。結局そのままさくらの結婚式に出席して、ブーケを受け取ったその手で志村に結婚を迫りました。
好きだった、それには間違いがないはずです。ただ結婚したいと思った時に、隣にいたのが志村だったということもまた事実です。

それから優香は性感染症に感染していることがわかります。感染源の心当たりがありすぎる優香。そんな優香の隣にいるのは志村ではなく、飯田です。過去を思い出した優香が思うのは、森の中の小さなコテージで交わり続ける志村と鈴里のこと。
狂うほどセックスをしていることは、言われなくてもわかっています。

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金魚の面倒をしっかり見て、優香の薬の管理までする飯田。飯田にも感染している可能性はあります。幸い薬を飲めば治る病気ですが、一人でいるより仲間といるほうが心強いと飯田は笑いました。

綺麗に治して、もうお互いとしかセックスはしない。
それまでにかかる時間は人間の細胞が入れ替わる時間、3ヶ月です。リセットしなければ、病気も治らないし、汚れもたまります。

それから優香はついに志村と机を囲みました。両親と共についた机で"すみませんでした。"とお互いに頭を下げる志村と優香、2人の間には離婚届が置かれています。
そして優香は、飯田と一緒にさくらの動画を見ながら水槽の掃除をしました。

ピカピカに綺麗になった水槽。
それは優香も同じでした––––––。

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ようやく優香も落ち着き始めましたね。
窃盗癖や誰かに愛されたいという思いの中でもがき、苦しみ続けていた優香。ですが、志村に彼女を助けることは出来ませんでした。誰が悪いわけでもないと思います。ただ相性が悪かっただけ、タイミングが悪かっただけ、それですが、大事なことですよね。気が付くのは上手くなくなってからというものまた辛いところです。
ですが、これでようやく別々の道を歩き始めた2人。一体、これからどうなっていくのでしょうか？