金魚妻・登山妻(3巻)ネタバレと感想

「金魚妻」第3巻より登山妻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

登山妻(金魚妻3巻)のネタバレ

専業主婦・高尾美峰は友里の夫・幹隆と失踪したお互いの夫・妻を探すために登山に来ました。

美峰は夫・修司の性器が大きすぎて行為が痛くセックスレスになっていたため、一年前に夫と完全招待制の夫婦交換サークルへ入会し、とあるマンションを訪れます。 既に二組のカップルがいて、キスや愛撫をしている最中でした。

美峰も服を脱ぎますが、相手に妥協できず夫婦交換までは至りませんでした。 そこで同じくセックスレスで悩んでいた友里を誘い、三人で行為をすることに。友里は幹隆が疲れていると言って相手をしてくれないことで悩んでいました。

美峰は友理の目の前で修司を愛撫し、友理は修司と行為をします。 二人が行為をするのを見て、美峰は初めて失恋したときの気分を思い出し、まだ修司のことが好きだと実感できたと言います。

何の努力も技術もなしに、同じ人を愛し続けることなんてできないと主張する美峰。 幹隆はそんな美峰を否定し、親が愛だのセックスだので頭がいっぱいだなんて子供が可哀そうだと言います。

美峰は腹を立てて幹隆に殴りかかると、友里のことを愛していないなら別れろと言います。 そんなことを言われたら、子供にとっては子供がいるせいで親が不幸になっているとずっと責められているようなものだと反論するのでした。

そんな二人の前に大きな滝が現れ、冷静になった二人はコーヒーを飲みながらお互いの夫婦関係について振り返ります。 せっかく登山の装備を揃えたのに修司のドタキャンが続き、子供ができて結局登山にこれていない美峰。

登山に誘っても来てくれないくせに、セックスだけは要求してくる友里に抵抗したくなってしまった幹隆。 よくよく話せば、お互いの気持ちが分かってしまう二人なのでした。

実は修司と友里は山にはおらず、失踪したというのは美峰の嘘で、幹隆も嘘に気付いていたのでした。 登山を夫婦交換を一緒に楽しみたいという気持ちから、美峰は幹隆を誘い出したのです。

なぜ自分を誘ったのかと問われた美峰は、子供の運動会で挨拶したときに幹隆と一緒になりたかったと感じたのだそう。 二人は指輪を外し、身体の関係を持ちます。

数年後、両夫婦の子供は同じ家に住んでいるようです。 美峰と幹隆は登山、友里と修司は新宿での買い物を楽しむのでした。

 

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登山妻(金魚妻3巻)の感想

始めは登山シーンから始まり、お互いのパートナーが山に逃げてしまったとはどういう状況だろうと戸惑いましたが、全ては美峰の作戦だったのですね。 一言で言うと、全員不倫していることになるのですが、交換した方がそれぞれ身体の相性も、趣味の相性も合っていて悪いことをしているように思いませんでした。

ここまで相性の良い夫婦交換があるなら、誰も不幸にならないどころか、むしろみんながより幸せになれて良いなと思ってしまいます。

現実問題、世間体があるので難しいかもしれませんが、婚姻関係にとらわれない関係も自由で楽しそうでいいですね。 そんな両親の複雑な関係を、双方の子供が自然に受け入れているのも平和でいいなと思いました。