【63話更新】嫁入りのススメ～大正御曹司の強引な求婚～ネタバレを含む最新話から最終回結末まで考察まとめ

めちゃコミックで連載中の大人気コミック『嫁入りのススメ～大正御曹司の強引な求婚～』のネタバレ・感想をまとめました。

このページで『嫁入りのススメ～大正御曹司の強引な求婚～』のネタバレ内容が全て網羅できちゃいます！

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文字のみですが、ネタバレ注意です！

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『嫁入りのススメ～大正御曹司の強引な求婚～』のネタバレ・感想一覧

婚約した理由は私を認めてくれたから。 楽しげに話す蘭子の横顔に藤島は思わず声を上げて笑ってしまいました。おどけてみせる藤島の姿に蘭子も思わず笑みをこぼします。

穏やかな雰囲気で終わった藤島とのお買い物。ですが、やっぱり耀一郎の心配は止まらなくてーーー⁉

藤島は本当に蘭子のことが好きなんですね。普通なら好きな人に婚約者がいるとわかったら落ち込んだり、好きな人から離れたり、奪い取ろうとしたり、色々行動を取りますよね。そんな中、藤島が選んだのは蘭子のそばで見守ることです。その選択が出来たのもすごいですが、普段通りに仕事が出来ているのもすごいと思います。

でも、一応蘭子が幸せなのか心配だったようですね。しかし、耀一郎と婚約するまでのことを楽しそうに話す蘭子の姿にどうやら藤島も安心したみたいです。もしもこれで蘭子が少しでも嫌がったり、不安そうにしたりしたら、藤島はどうしたのでしょうか？蘭子の手を取って逃げる、とかだったらちょっと見てみたかった気もしますが、藤島はきっとそんなことしませんよね。

無事に藤島と蘭子のデートは蘭子が耀一郎のことを本当に想っていると藤島が実感して終わりました。非常にほっこりする幸せな光景でしたが、耀一郎はほっこりするどころではありません。2人でデートするなど順調に関係を深めている蘭子と耀一郎ですが、まだ2人はただの婚約者。横からちょっかいを掛けられたら簡単に蘭子を奪われてしまいます。もちろん、家同士の契約でもあるので、簡単にそうはいかないはずですが、何があるかわかりませんよね。耀一郎の会社でも真面目な妻子持ちの経理部長が横領して、駆け落ちしたんですから、もしかしたらってこともあると思います。

どうやらこれから蘭子と会話をするようですが、どうなるでしょうか？蘭子は耀一郎に見られていたことも知らないですし、藤島と出かけたことをたぶん軽めに考えていると思います。耀一郎にとってはかなり重大な話ですが、この温度差がどうなるかが楽しみですね。どうか話がこじれないことを祈りましょう。

藤島と蘭子は結局何も起きませんでしたね。まさかまさかの展開があるかと思いましたが、やっぱり藤島は良い人です。さて、次に気になるのは蘭子と耀一郎の関係。一体2人はこれからどんな話をするのでしょうか？耀一郎、早まっちゃダメよ！

買い物に出かけた耀一郎が見つけてしまったのは藤島とともに買い物を楽しむ蘭子。まさかの光景に目が離せない耀一郎ですが、一方の蘭子は楽しそうな藤島の姿にようやく自分に向けられる好意に気が付きました。

そして、藤島は突然その想いを口にし始めてーーー⁉

これは耀一郎、気が気じゃありませんね。ただでさえ、横領事件で不安だらけなのにここに来て、蘭子と藤島のデートを見てしまいました。これは精神的にかなり辛そうですよね。元々蘭子は藤島が自分に向ける気持ちには無関心というか、気付いていませんでした。しかし、耀一郎はなんとなくずっと藤島の気持ちに気付いているような感じ。 この状況、耀一郎はどうするのでしょうか？

本当は耀一郎のプレゼントを買いに来ているので、特に心配する必要はないんですよね。ただそれでも奥さんが他の男とデートしているのは気持ちがよく無いと思います。しかし、耀一郎はどこか蘭子にカッコつけているので、もしかしたらこのまま黙っているかもしれません。でも、もしかしたら嫉妬心が爆発して、蘭子に怒ってしまうとかあるんでしょうか？うーん、続きが心配です。

それにしても藤島の気持ちは純粋過ぎて、胸が痛くなってきますね。蘭子に思いを寄せながらもオーナーの婚約者だと知ってからは想いを胸に収めることに決めていました。その上で、ずっと蘭子の良き同僚としてカフェで働きながら色々と支えてくれています。今回の耀一郎へのプレゼント選びもそうですよね。自分が好きな人とその婚約者へのプレゼントを買いに行くなんて、辛いはずなのに笑顔で楽しめるなんて、藤島すごすぎます。

しかも、蘭子と恋人に間違われて、嬉しいと笑ったときのあの笑顔。あまりにも素敵すぎたので、藤島には幸せになってほしいです。お相手は一体誰になるのでしょうか？

藤島が純粋すぎて辛くなってきました。本当に蘭子のことが好きなんですね。ここまで純粋にまっすぐ人を好きになれる藤島ならきっと幸せになれるはずです。それが楽しみですが、とにかく今は蘭子と耀一郎ですよね。一体耀一郎はどうするのでしょうか？気になりますが、藤島と乱闘、とかにならないことを祈りましょう！

社員が金を持ち逃げした。そんな危機的状況でも耀一郎は相変わらず気をそこら中に回しています。夫に逃げられ、近所から好奇の目を向けられる会計部長の池端の家族を自宅に呼ぶことを決めた耀一郎。周りを気にしながらも自分を気に出来ていない耀一郎はデパートである人を見つけました。

そこにいたのは仲の良さそうな蘭子と藤島でーーー⁉

耀一郎の会社から金を持ち逃げした池端の影響は想像以上に大きなものでしたね。もちろん耀一郎の会社は新しいカフェのオープンを遅らせざる負えない状況に追い込まれました。それだけで済んだのは新しいカフェのために資金をプールしていたからです。もしこの資金が無かったら持ち逃げされた資金で払うはずだった支払いのために、どこからかお金を用意しなければいけませんでした。そうなれば、耀一郎の周りは今以上に騒いだでしょう。なんとかそうならなくてよかったです。

しかし、耀一郎のほうの影響がそこまで大きくなかった一方、当然と言えば当然の影響がありましたね。持ち逃げした池端家族に向けられる誹謗中傷です。家には泥棒とか持ち逃げ野郎と張り紙やいたずら書きが書かれているところを見ると、おそらく直接ではなくても池端家の人たちを見る度に近所の人たちはこそこそと持ち逃げのことを口にしたのでしょう。池端の奥さんの精神は限界を超えています。そして、そんな奥さんを支えるのは学生のまだ若い息子。そんな2人を不憫に思った耀一郎は自宅で保護をすると言い出しました。これは嬉しい言葉ですね。この優しさが続いて、どうか最後は大団円で終わってほしいです。

持ち逃げ事件で耀一郎はてんてこ舞いです。忙しさはもちろん、心労がかなり募ってるはずですよね。叔父の代から信頼していた部下が裏切って、しかもお金まで持ち出したんだから当然です。そんな耀一郎を見ている蘭子は元気づけるために何かできないかと考え始めました。こういう忙しいときに好きな人がしてくれる気遣いとかプレゼントって身に沁みますよね。きっと耀一郎も喜ぶと思います。

しかし、耀一郎が見てしまったのは蘭子が耀一郎を励ますためにプレゼントを買いに出かけている姿。そこまではよかったのですが、その隣にいる人がまずかった。なんと蘭子にこっそりと想いを寄せている藤倉が隣にいたのです。ただでさえ、今回の事件で一緒にいる時間が減っているのに、愛する妻が他の男といたら不安になりますよね。この光景が後々尾を引かなければいいのですが…ちょっと心配です。

やっぱりあの横領事件は後を引いていますね。心配していた耀一郎と蘭子の関係にまで影響が出そうで、ちょっと怖いです。たぶん今までいろいろあった2人なので、これくらいのことでは揺らがないと思いますが、不安なのは藤倉の存在。本人は隠しているつもりですが、耀一郎が藤倉の蘭子へ向ける想いを知ったら、絶対変な方向に考えそうで不安です。

会計部長が馴染みの芸姑と金とともに姿を消した。

駆け落ちを思わせるその言葉に耀一郎は頭を抱えます。しかし、落ち込んでいる暇はありません。すぐにカシオペアの改装費用を今回の支払いに回すことを決断し、蘭子もそれに賛成しました。 ですが、社員の横領を許した耀一郎に周囲は厳しくてーーー⁉

学生社長として、周囲の支えを受けながら経営をする耀一郎にとって叔父の代から会社を守ってくれていた社員は重要な存在です。だからこそ、横領するなんて想像も出来ませんし、信頼してしまいますよね。今回はそんな信頼を裏切られてしまいました。しかも、裏切ったのは社員からの信頼も厚い会計部長です。出社してこない会計部長を探しに自宅まで行った社員とともに、会社に来た奥さんの様子があまりにも辛そうで、胸が痛くなりました。

信用していた夫が横領をした。それも浮気相手と駆け落ちするために大金を持ち出した、なんて信じたくありませんよね。それは耀一郎も同じです。カシオペアの改装費用で補填することを決めても尚、耀一郎は会計部長が犯人だとは決めつけませんでした。この優しさが悪い方に天秤を傾けなければいいのですが、心配です。

問題は横領事件が起きたことだけではありません。それに付随する問題がいくつも発生しました。まずは蘭子たちがいるオリオンに殺到する記者たちです。少しでも雑誌や新聞が売れるように衝撃的な独占情報を求める記者たちはカフェの店員たちにしつこく声を掛けていました。毅然と対応する蘭子ですが、殺到する記者はカフェに来るお客さんにとっては足を遠ざける理由になりますし、店員にとっても多大なストレスになります。きっと彼らは問題が解決するまで離れることはないでしょう。

そして、もう一つの問題が、耀一郎の責任問題です。学生社長というだけで耀一郎は両親からも反感を買っています。それは他の親戚たちも同じ。なので、この騒動をきっかけに耀一郎から事業を奪おうと両親や親戚たちは動いてくるはずです。これをどう耀一郎が突っぱねるか、見ものですね。もちろん、簡単にはいかないでしょう。もしかしたら蘭子の力も必要になるかも、しれません。

問題が大きくなってきましたね。耀一郎の事業が揺れ始めています。横領事件をきっかけに揺らぐ足元に追い詰められる耀一郎。もちろん、蘭子はしっかり支えてくれると思いますが、まだ若い2人だけでこの危機を乗り越えられるでしょうか？2人の関係性がここからさらに問われることになりそうです！

どうか僕を待っていてください。

あの事件から数日後、阿久津が上流階級のお嬢様と婚約したというニュースが流れました。にも関わらず、人を介して届いた手紙に由美は呆れたように溜息を吐きます。もう、この話は終わったことだからと決め込む由美ですが、同じように片思いをしている藤倉は気になって仕方がありません。

ですが、突然駆け込んできた社員が耀一郎に伝えたのは不渡りの知らせでーーー⁉

どうやら阿久津の家族は相当焦っているようですね。たしかに跡取り息子が女給と付き合っていると聞いたら、当時の上流階級の人ならそれを防ごうと必死になるはずです。そのことをよく知っている由美はあの事件をきっかけに終わりにすると決めています。ですが、当の阿久津は諦めきれていない様子で、未練がましく、由美に手紙を寄越しました。それでも由美の気持ちは揺らがない様子ですが、その覚悟は本物なのでしょうか？

そして、終わったことにしているのは藤倉の想いもあります。出会ったときから耀一郎と婚約していた蘭子に藤倉は口に出来ない想いを抱えてきました。蘭子と耀一郎の仲が悪ければ、口にすることもあったのでしょうが、幸いにも2人の仲は良好です。それを見ていたら言う事は出来ませんよね。そんな優しい藤倉にはどうか良い人が見つかってほしいですね。

これまで阿久津と由美の問題に振り回されてきましたが、本格的にまずい問題が起きたかもしれません。耀一郎の進級祝いに盛り上がるカフェに飛び込んできたのは耀一郎の部下。明るい雰囲気のここではと場所を移してから報告したのはなんと不渡りの報告です。当時は支払いの保証書となる手形を取引先に渡し、期日に支払いをして、手形を受け取るという取引が行われていました。しかし、今回はなんとその手形を持つ取引先が、耀一郎の会社から支払いを受けていないと言うのです。

これは大問題ですよ。もしもこれが本当なら不渡手形になり、支払いが出来ていないことで会社の信用が大幅に低下することに繋がります。ただ、まだ期待できるのが、遅れてしまってすみませんと支払えば、数日であれば、許される可能性があることです。しかし、気になるのは会計を一手に担う会計部長が会社を休んでいることなんですよね…

これにて阿久津と由美の件は一件落着ということでいいのでしょうか？なんだか辛い終わり方ですよね。ただ、ちょっと由美と藤倉の距離が近づいたような気がするので、これからが楽しみです！しかし、耀一郎の会社、大丈夫なのでしょうか？もしものことは、ないですよね？

耀一郎が蘭子に想いを寄せるのは幼いときに過ごしたほんの少しの時間。ですが、本当は女学校に行って、>初めてのプレゼント</spanを渡したことを蘭子は知りません。すれ違いながらも想い合い、少しずつ夫婦になる2人は今の幸せを噛み締めます。それは礼司も同じ。

しかし、一方で阿久津は由美を手に入れようと奔走し、嵐はさらに強くーーー⁉

今回は3組のカップルが登場しました。まずは最近出番のなかった礼司たちです。相変わらず礼司は的はずれなことをして、不要な疑念を抱かせていますが、使用人たちが上手くサポートしてくれているおかげで大事には至っていません。お互い不器用な者同士、時間はかかると思いますが、ほんとうに少しずつ2人の距離は縮まっています。いつまでもすれ違う2人の愛らしい姿を見ていたいですが、照れながらも手を繋いで歩く2人の姿が見られる日も近いのかもしれません。

そして、やっぱりこの2人は安定していますね。耀一郎が初めて蘭子に想いを寄せたのは幼い頃のあの日、そして、プレゼントを初めて渡したのは蘭子が女学生だった頃の話しです。想いを寄せ始めたときのことを蘭子は覚えていますが、プレゼントのことはさすがの蘭子も知らない様子。耀一郎だけの大切な思い出っていうのも良いですよね。というか、耀一郎の初恋の相手って蘭子なんですね！すれ違い、喧嘩して、支え合って、愛し合う。耀一郎と蘭子の関係は少しずつ甘く、強固なものになっていきます。

それにしてもやっぱり阿久津はただでは終わりませんね。衝撃の顔合わせから1週間、由美は仕事を休んでいました。失恋には新しい恋とも言いますが、ゆっくり休む時間ももちろん大事ですよね。そのおかげですっきりした様子でカフェに出勤してきた由美ですが、その耳になんと阿久津が店の周辺をうろうろしているという話しが入ってきます。しかも、由美の実家にも現れて、事件のことを由美が隠していたにも関わらず、バカ正直に阿久津が全部話してしまったので由美の父親は大激怒しました。

たしかに好きっていう気持ちは大事ですし、愛情表現も大切だと思います。ですが、阿久津の行動はもう執着に近いものを感じますよね。もしも本当に由美が好きならカフェ宛に手紙を送るなり、出勤するのを待つなり、あれだけのことがあったんだから少し冷静になる時間を作るべきでした。もうここまで来たら若さゆえの無謀な行動とはいえません。あと一歩踏み込むだけで阿久津はストーカーに成り下がります。もしも本当に由美を愛しているのなら、今の自分の行動を見直してほしいですね。

今回は幸せな気持ちになりましたね。相変わらず礼司たちはすれ違っているようで安心しました。2人とも言葉にするのが苦手だからこんなことになるんですよね。それに蘭子と耀一郎も体を寄せ合い、ほほえみ合う姿は本当に胸がきゅんとしました。由美にはぜひ二組のようになってほしいのですが、阿久津じゃちょっと難しそうですよね。

由美さんは料亭の娘で、上流階級としての生活が身についています。

ついに迎えた家族との顔合わせで阿久津は由美のことをそう紹介しました。本当はただの豆腐屋の娘で、カフェ−で働く女給なのに、まるで自分ではない紹介に由美も家族も大激怒。真実をすべて話して阿久津家を飛び出した由美を見かけたのはなんと蘭子でーーー⁉

当時はカフェで働く女性はふしだらだと言われていました。もちろん、全員が全員、そうではありませんが、カフェに来る余裕がある人の中から良い人を見つける目的でカフェに勤務する人は実際いたようです。そのため、阿久津の家族のように、カフェで働く女給だと言われて、驚き、嫌がるのも悲しいことですが、よくある反応のひとつと言えます。

それをよく知っていた阿久津は由美のことを別人のように語りました。料亭の娘で、使用人も使い慣れている女性だから阿久津家に嫁いでも問題ない上流階級の女性だと。しかし、これは耀一郎も言っていた通り、好きな女性をどうにか手に入れたいという阿久津の悪あがきだったと思います。ただ、悪かったのは家族に嘘を吐くことを由美に話していなかったこととそんなことをされて、阿久津の家族に認められても由美は喜ばないということを理解していなかったことです。

阿久津の対応に怒ってしまった由美は家を出るときに別れを告げました。しかし、その後、蘭子と耀一郎を相手に苦しい胸の内を話す由美は涙を流していて、まだ阿久津に想いがあるのは明らかです。このまま阿久津と由美の関係は終わってしまうのでしょうか？カフェに通い詰めるのも、断られても待ち伏せしたのも、家族に嘘をついてまで認めてもらおうとしたのも、全部阿久津が由美を好きだったから。そして、由美が鳴いたのもまた阿久津を思っているから。この想いが消えてしまうのはあまりに辛すぎますよね。

そして気になるのが蘭子と耀一郎です。最近上手く行っているので手放しで2人のことは見ていられるのですが、今回蘭子が気になることを口にしました。というのも、耀一郎が蘭子に惚れた理由です。たしかに色々合った2人ですが、その辺、明らかになっていませんよね。一体、なぜ耀一郎は蘭子に想いを寄せたのでしょうか？そのきっかけ、気になります。

やっぱり、由美と阿久津はうまくいきませんでしたね。予想通りといえば、そうなのですが、こうなるとやっぱり辛くなってしまいます。もう少し、どうにかならないのでしょうか？ここで家を飛び出してでも由美と添い遂げるくらいのことが阿久津に言えれば良いのですが、あのお坊ちゃん、そんなことできますかね？

お互い素直になれない蘭子と耀一郎。ですが、蘭子が一歩歩み寄ったことで見つめ合う2人は距離を縮めます。距離を縮めるといえば、カフェで働く由美と彼女に思いを寄せる御曹司、阿久津にも動きがありました。

連日通い詰め、来ないでといえば、店の外で待つ。そんな真摯な阿久津の姿に惹かれた由美はついにその想いを受け止める決意をしました。しかし、こちらの2人の行く末にあるのは暗雲でーーー⁉

今回は久しぶりに胸がほっとなるような展開でしたね！蘭子と耀一郎もようやく夫婦らしくなったというか、向き合い始めたように見えます。あとは意地を張り合ってすれ違ってしまうところを治すだけですね！きっと2人なら大丈夫なので、暖かく見守りましょう！

さて、気になるのが由美と阿久津の恋模様です。御曹司で名門学校に通う阿久津とカフェテリアで働く由美。現代社会で考えれば、お似合いの2人にも見えますが、作品の時代背景を考えるとかなり難しい立場ですよね。しかも当時は女性のほうが年下というのが普通と考えられていたので、そのことを思うと由美はあと一歩が踏み出せませんでした。しかし、そんな由美の硬い心を溶かしたのは阿久津の真摯な態度です。連日の来店、長時間の居座り、店の前で待ち伏せなんてストーカーまがいの行為ですが、好きな人となれば話は別ですよね。これからの2人が楽しみです！

ただ、気になるのがやっぱり2人の立場ですよね。耀一郎と蘭子も思いっきり身分違いの結婚をしています。それが許されたのは当時にしては珍しい身分差をあまり気にしない耀一郎の母親の存在があったから。普通の家庭であれば、同じくらいの家格同士で結婚しなければいけないと認めてもらえないことがほとんどです。もちろん、認められる例もありますが、その場合は2人が付き合って長いとか、離れられない理由があるとか、そういう場合だけ。

そう考えると阿久津と由美はちょっと説得力に欠けますよね。もし、これが幼馴染で、なんでも知ってる仲だから、とか、同級生だから、とかだったら話は違ったと思います。ですが、由美はカフェテリアの店員で、出会いは阿久津の一目惚れ。しかも、付き合ってまだ日は大分浅い。若い阿久津は学生特有の無敵感で突っ走っている感が否めませんが、もし両親がNOといえば、傷つくのは由美です。どうか阿久津には一度落ち着いて、由美とちゃんと向き合ってほしいところですが、どうなることやら。

ついに由美と阿久津が結ばれました！本当におめでたいことなのですが、心の底から喜ぶことが出来ません。難しい感覚ですが、阿久津は由美が好きだけど、好きじゃないというような感じがします。なんだか、身分の低い由美と恋愛している自分が好きというような感じでしょうか。的外れなことを祈るばかりですが、この2人のこれから、目が離せません！

毎日カフェへとやって来る学生、阿久津の目的は女給の由美です。次第にスタッフの中でも話題になる阿久津。あるとき、勇気を出した阿久津は由美へのラブレターを置いて、店を飛び出してしまいました。将来ある学生からの手紙に由美は夢を見ることができません。

そして、由美と阿久津を見ていた蘭子は思わず耀一郎の元に向かってーーー！

たまたま入ったカフェで店員さんに一目惚れなんてロマンチックですよね。そんなときめく恋愛に飛び込んだのは学生の阿久津。しかし、物語の時代背景を考えるとこれはちょっと難しい話です。

物語の舞台となっている大正時代では今ほど進学するのが当たり前ではありませんでした。阿久津のように今でいう高校や大学に相当する学校に通えるのは世の中でも一握りの存在です。とびきり優秀だったり、資産も地位もある名家の子供しか、高度な教育を受けられません。なので、阿久津のように高等教育を受けられる人物は輝かしい将来を約束されたのも同然と言えます。 一方、当時の女性の立場は非常に低いものでした。同じ仕事をしていても男性より給料が低いのは当たり前ですし、高等教育を受けられる女性は男性よりも遥かに人数が少なかったのです。

そんな状態での恋愛ってちょっと難しいそうですよね。阿久津は将来官僚や社長などいわゆる地位の高い職業に就くのが決まっているも同然。一方、由美はたしかに美しいですが、カフェで働く一般人です。この差のせいで、阿久津の恋心は成就することはありませんでした。

ですが、恋愛に身分なんて関係ありませんよね。たしかに由美の言う通り、一般人である由美とおそらく上流階級の子供である阿久津は不釣り合いかもしれません。ですが、阿久津が一目惚れしたのはそんな一般人の由美です。エプロンを着けて、当時の流行最先端であるカフェで働く由美は本当に素敵ですからその気持ちもわかりますよね。それに一度振られたくらいじゃ阿久津は諦めるつもりはないようです。

それはそうですよね。恋に理由はありません。そこに素敵な人がいたから、見た瞬間ビビッと来てしまったから。いろんな理由がありますが、もしも一時的な、いわゆる気の迷い的な一目惚れだってありますよね。ですが、阿久津の由美へ向ける気持ちはそんな浅いものじゃないと思います。だって、本当に好きじゃなきゃ毎日通いませんし、カフェの料金だって決して安い物ではありません。高いお金を払ってまで好きな人に会いに行く。そんな阿久津の真っ直ぐな気持ちだけをどうか由美には見て欲しいですね。

やっぱり由美は阿久津の告白を断ってしまいましたね。愛とか恋とかに身分差などはないと思いますが、でも付き合うのとか結婚するのにはどうしても気になっちゃう気持ちわかります。ですが、そんなことを気にして、せっかく芽生えた気持ちを無駄にしてほしくはありませんよね。もしも、本当に由美がちゃんと自分の気持ちと向き合って阿久津を振るならそれでいいと思います。でも、そうじゃないのなら、考え直してほしいですよね。

オリオンのオープンに向けて着々と進む準備。その様子を見に来た耀一郎ですが、仲の良さそうな料理長の藤島と蘭子に、肩を落としてしまいます。しかし、素直にその不安を口にすることも出来ず、耀一郎はそそくさとその場を後にしました。

そうして訪れたオリオンオープン当日。やけに 由美に熱い視線を注ぐ男性が1人―――⁉

相変わらず蘭子は罪作りな人ですね。というより、自分に向けられる好意に鈍すぎます。それに耀一郎も不器用すぎますよね。そんな2人のズレがこのすれ違いを産んでしまっているような気がします。

蘭子が今集中しているのは準備を任されているオリオンのオープンと経営。そのために料理長の藤島と自然に距離が近付いてしまうのは仕方がないですが、それにしても2人はちょっと距離が近すぎですよね。しかもそれがただの仕事だけの関係ならまだしも、藤島はなんと蘭子が耀一郎の婚約者だとは知りませんでした。それは蘭子に想いを寄せてもおかしくないですよね。

それに耀一郎もなかなか自分の不安な気持ちを表現することが出来ません。おそらく今までは周囲の人が気を使ってくれていたので、必要以上に感情を出す必要がなかったのではないでしょうか。そのせいで蘭子が気付くほど感情を表には出せない。 鈍い蘭子と感情の表現が苦手な耀一郎。この後大丈夫でしょうか？

兎にも角にもようやく無事にオープンすることが出来たオリオン。最初の心配を覆すようにオープン初日の店内は満員御礼といった様子で、本当に良かったです。しかも、なんとその客の中にクールな従業員の由美に熱い視線を向ける人物がいました。

まだ名前は紹介されていませんが、慧桐の校章が付いている学生帽を机に置いていたことから優秀な学生であることは読み取れます。しかもそのことを由美が声を掛けると、嬉しそうにしているあたり、世間知らずな感じですよね。たぶん学生は自分が優秀だということを由美に見てもらうために、わざと帽子を由美に見えるようにしたんだと思います。でも、それが通じるのは同じ学生まで。大人の由美にはその裏にある邪まな気持ちを読み取られてしまいます。 さて、この恋の予感、どうなるのでしょうか？

相変わらず蘭子と耀一郎はすれ違い続きですね。それでも蘭子が婚約者として耀一郎の名前を出した時、照れた様子を見せたのでまんざらでもないと思うのですが、それを耀一郎は知りません。もしもそれがちょっとでも耀一郎に伝われば、違うと思うのですが、難しいですね。 しかし、またもや別のところで新たな恋の予感です！由美と謎の優秀男男子学生の恋。ですが、由美はどうやらこの坊ちゃまらしい男子学生に好意的な想いは抱いていない様子。これからどうなるのでしょうか？

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嫁入りのススメ・第1話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第2話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第3話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第4話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第5話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第14話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第15話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第16話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第17話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第18話のネタバレ感想

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嫁入りのススメ・第19話のネタバレ感想

なのでイベント企画をやっていこうという話になります。 その話の中ででたのが、自分たちの服装ももっと可愛くお洒落にできないかというものでした。

第19話のネタバレ詳細はこちら

『嫁入りのススメ』のネット上の感想

蘭子の周りは『玉の輿』とグイグイ推すも、当の本人は『仕事優先』でも、実は昔から2人は繋がる運命だった！？

登場人物全員ややクセあり！テンポよく笑ってキュンときて、前に進んでそうで進まないもどかしさ　笑 続きが早く読みたい！さて、ラストはどんな結末が、、

イケメン学生に言い寄れるのも悪くない

途中までしか良さ読んでないですが面白かったです。 大正時代のお話で、高級レストランで働く蘭ですが美人で仕事も出来て私も生まれ変わったら美人に生まれ変わりたいです。

しかもいつもいるイケメンですが、誰か好きな子でも?と思い、けど無愛想と思っていたら蘭に好意があるらしく、何かを渡してきました。ラブレターですかね。 でもイケメンにいい寄られてきたらちょっと嬉しいかも。誰もがときめくだろうと思ったが軽くあしらう蘭がカッコイイです。でも彼は本気で好きで思わずきゅんとなる漫画でした。

無愛想な相手役が最高

花宮蘭子は24歳の女給仕として物語に登場します。性格は強気で凛としており、ひょんな物事には動じないそんな彼女にいきなりにアプローチを駆けてくる美青年。 普通ならばと、ここで女性ならば浮き立つところですが、彼女は珍しく平然としており、自分の事をよく理解して、24歳の行き遅れと評し、恋に現を抜かす様子を見せない、どことなく恋愛に疎さがあり、また恋愛をするゆとりなど無いと、実にリアリストな性格をしていました。

文明開化の時代において、女性の社会心室が難しい中で、将来を見据えていた彼女が、これから激動の恋愛事情に巻き込まれていくと、彼女が恋をして乙女となり、恋に悩んで成長していく、そんな物語の序盤となる今回は、彼女の性格の強さが演出されていた内容と思います。