金魚妻・園芸妻②(7巻)ネタバレと感想

「金魚妻」7巻より園芸妻②のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

園芸妻②(金魚妻7巻)のネタバレ

花純と史久が住む家の隣には一久のいとこが住んでおり、その息子・ハチが17歳だったころ、一久は良いものを見せてやると言って花純をレイプする様子を見せつけます。そして、好きな子に飲ませればすぐ両想いになれると言ってドラッグを渡します。

ハチは一ヶ月前、花純と史久が一久の死体を庭に埋めるところを目撃して、殺人の証拠として動画をとりました。ハチと母親は十年前、父親から経済的DVを受けていたところを一久に助けられた過去があり、ハチは一久を尊敬していたのでした。

花純に証拠の動画を見せたらどんな顔をするだろうと考えたハチは、より花純を驚かせるために一久と同じ髪型で花純に会いに行くことを計画します。

その頃、花純の元へ一ヶ月前に一久がいなくなり、探しているという女性・リナがやってきます。リナは一久が既婚者だったことを知らず、不倫していた愛人でした。

一久との慣れ初めを聞かれた花純は騙されて付き合い、本性に気付いたときには膣にクスリを塗られて抵抗できなくされたことを話すと、一久からは自分が身を引くといって一久の居場所を伝えます。 リナが向かった先はハチの家でした。

一久と同じ髪型のハチをみてリナは会いたかったと抱きつき、ハチの部屋へ。 リナは一久とクスリで性行為を楽しむことにハマっていて抜け出せず、ハチが一久からクスリをもらったことを知りやってきたようです。気持ちいいから試してみようとハチを誘います。

花純が悪夢のような幻覚を見せるチョウセンアサガオの毒を一久に使い、その幻覚作用で一久は自分の性器を切り落としたことを花純は史久に打ち明けます。

その後、花純は記憶のない一久の傷を治療し、拉致されてリンチされたと嘘を吹き込んだのでした。そんなことを話ながら散歩していると、ハチが焦った様子で二人の元へ走ってきます。

ハチは怖くてクスリを飲めなかったものの、リナがクスリを飲み、白目をむいて泡をふいて死んでしまったのだそう。二人が一久を殺したことを内緒にしておく代わりに、助けてくれと泣きながら懇願します。

花純と史久はリナの死体を一久と同じ場所に埋めるのでした。

 

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園芸妻②(金魚妻7巻)の感想

花純はこうなることを知っていて、リナをハチの家に向かわせたのでしょうか...。

少なくとも、ハチが一久からクスリをもらっていて、リナがクスリを一緒に使おうとするだろうことは想定内だったのだと思います。

もしも、ハチが一久を尊敬していて、殺人の証拠となる動画を持っていて、これから花純を脅しにいこうと一久に似せた髪型までばっちり準備していたことも把握した上でリナを向かわせていたとしたら、すごい策士だなと思いました！

花純が一久を殺したのが最初で最後の抵抗であり復讐だったのかと思いきや、生前からいろいろやっていたようです。レイプした女性の家族に性器を切り落とされたと、一久はドヤ顔で語っていましたが、実際は自分で幻覚を見てやったことだったんですね。

一久の言いなりになっているように見せて、実はしっかり復讐していた花純はたくましいなと思いました。