赤髪の白雪姫・第126話のネタバレと感想｜LALA12月号

2021年10月26日発売の「LALA」12月号に掲載されている「赤髪の白雪姫」第126話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

赤髪の白雪姫・第126話のネタバレ

部屋に閉じ込められて扉に体当たりをするヨヅミですが、扉は開きません。そんなヨヅミに対し冷静なシュウは、"なぜ自分たちを捕まえるために宿を使うのだろう。罠なのか。"と考えています。

"エイセツを襲ったのをヨヅミのせいにするつもりでは。"とシュウは言い、そして"自分もきっと殺されるだろう。"と口にしました。

沈黙が続き"コルーデ家は、自分の恋人の家名である。"とヨヅミが呟きました。そのことを聞いて動揺するシュウ。すると2人の元に足音が聞こえてきます。バンッと大きな音がした後、ドアが開いて見張りが部屋に倒れ込み、誰かが姿を現しました…。

一方で白雪とリュウ、そしてカゲヤは追手から逃げていました。すると"止まれ！"という誰かの声に引き留められます。

オビ、エイセツも、追いかけてくる敵に対して持ちこたえようと必死です。その瞬間、弓矢が飛んできて追手の1人が射抜かれます。オビとエイセツが驚いて顔をあげると、そこにはウィンラント騎士団がいました。

ミツヒデを見て驚くオビに、"気を抜くな。"とミツヒデは声をかけます。白雪たちのもとにも木々の援護がやってきました。

5名の無事を確認したあと、ゼンは馬車の中にいたザンガに声をかけるのでした。ザンガは"ベルガットの双子は信用するな。"と言いましたが、ゼンはその言葉に耳を傾けることなく、ザンガを置いて山を降ります。

全員がエイセツの屋敷で合流しました。エイセツはツルバとタリガから、"ゾマギがなんとか助かり、今は安静にしている。"と知らされます。

エイセツはツルバとタリガに感謝を告げ、その後はヨヅミとシュウの元へと向かいます。リュウもヨヅミとシュウの元気な様子を見てほっとしたのか、その場で疲れ切って寝てしまうのでした。

一方で母のカゲヤと再開したヨヅミは、きつく抱き合っていました。

カゲヤはゼンに全てを話すことにしました。カゲヤは、身分の高い婦人に仕えて貴族等から情報を得ることで報酬を貰っていました。そろそろこの仕事を辞めようと考えていた時、ベルガット家とコンタクトを取るよう指示されましたが、カゲヤはベルガット家当主のトウカの元ですんなりと働くことが出来ました。しかしそれはトウカの罠で、カゲヤは重大な秘密を知りすぎてしまったためベルガット家と関係を絶てなくなってしまったのです。"香水の話は、そのことに気付いた後に聞かされたのだ。"とカゲヤは言います。

 

"香水を調合していた、伯爵の親族も捕らえている。"そう言ったツルバは、"伯爵が香水を売り、カゲヤは「リエラ夫人」として中和薬を売っていたが、お互い面識はなく客同士も繋がっていなかった。"と続けます。

トウカが失脚した後カゲヤも現れなくなったため、中和薬がなく客を維持することが出来なくなった伯爵。伯爵はリエラ夫人の正体を知りたかったのですが、自分が行ってきたことを夫人がどこまで知っているか分からなかったため、表立って動くことができませんでした。しかし香水を使えず痺れを切らした客が、リエラ夫人がカゲヤであることを突き止めてしまったのです。

"客はヨヅミを利用する目的で、コーデル家の令嬢とヨヅミを会わせて香水を使った。そのため、カゲヤが夜会で毒を使って警告した。"とゼンは言いました。

その言葉を聞きエイセツは、"コルーデ家は以前カゲヤが庭師をしていた家で、少しこじれたことがあるから、それを知った客が引き入れた。"と話します。それらのことを全て見ていた伯爵は、カゲヤが動いた夜に全てを奪うつもりでした。"リュウとカゲヤを襲ったのは伯爵の手下で、ヨヅミの家で遭遇したのは客の手下なのだろう。"とオビが言います。

エイセツは、"今回のことは自分の過失である。"と謝罪します。"ウイラントに残るすべての禍根を明かし、断ち切る。"そう宣言したエイセツはゼンに、ベルガット家と共に尽力を尽くすことを告げるのでした。

 

話し合いが終わり、屋敷の外でエイセツに"明日カゲヤは出発するんですね。"と話かける白雪。その姿を見ながらオビは、"明日城に戻るのか。"とゼンに尋ねています。

そしてエイセツと白雪は空を眺めながら寝ましょう。とお互い告げるのでした。

 

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赤髪の白雪姫・第126話の感想

めっちゃ難しい。これ読むときすんごい頭使うんですよね。でも126話も続く長寿の物語ですので長くみんなに愛されているのかと思うと一つ一つの出来事に重みを感じます。

最後のエイセツと白雪のシーンめっちゃよかったですね。安堵というのが見ているこっちも伝わってきました。ホッとするようなそんな表情を見せたあと、また明日から歩き出さなきゃ。という感情がもうまじで伝わってきすぎてやばかったです。

ゼンの騎士団が助けにきたときも結構ホッとしましたけどね。緊迫したシーンを表現するのが作者さんはとても上手いと思います。

香水事件も段々と明るみになってきたのですが、まだもう1歩足りませんよね。これからもっと広げた風呂敷が畳まれていくのを期待しています。