今、きみを救いたい・第51話のネタバレと感想｜JOUR6月号

「JOUR」に掲載されている「今、きみを救いたい」第51話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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白帆を襲う丹波。しかし寸での所で踏みとどまり、彼は自ら白帆を解放します。

丹波は自分の行動を恥じますが、白帆はそれを嫌悪せずむしろ彼の心に寄り添って事情を聞こうと飲み物を差し出しました。

丹波は、自分が妻・詠美と結婚した時は、正直黒城に勝ったと優越感に浸っていました。詠美は仕事の覚えも早くて可愛くて正確も良く、まさに社内のマドンナだったためです。

しかしその話を詠美本人にした際、意外な答えが返ってきたと言います。 詠美は、白帆ではなく自分を選んだ丹波を見る目がないと言ってきたのだそうです。

黒城を支えられるのは白帆以外にいなかっただろうし、彼はそれを自覚した上で白帆を選んでいたのだと詠美は話してきたのです。

黒城が白帆を選んだ理由は、自分に従順だからという理由ももちろんありましたが、黒城は単純に白帆にどうしようもなく惹かれており、さらに自分と同じだけの愛を白帆からは得られないことも悟っていたのだろうと丹波は話します。

愛せば愛すほど苦しくなる。 だから束縛して壊したくなってしまった。

それが黒城の歪んだ愛の根底にある、本心だったのだろうと丹波は話します。

それを聞いた白帆は、自分が今まで自身の傷ばかりを見つめていて黒城の行動心理について考えていなかったことに気が付きました。

こんな風にもっと早くに誰かと黒城との歪んだ夫婦関係について話ができていたら、自分も透も青矢もこれほど傷つけあうことはなかったのかもしれないと白帆は考えます。

そこで彼女は、自分と空と丹波の3人で、話をすることを提案。 違いが拾い集めていた感情を打ち明け合うことにより、それぞれの心に開いた穴を埋めることができるかもしれないと白帆は考えたのです。

後日、野花の咲く草原で話をすることにした3人。
それぞれが胸の内を晒し合い、負ってしまった心の傷が自然と癒えていくのを感じました。

後日、青矢から白帆に旅行の誘いが。

白帆は自分たちはもうそんな関係じゃないと断りますが、青矢は一方的にお願いだから一緒に来てくれと頼みそのまま電話を切ってしまいます。

翔子の後押しもあり、白帆は青矢のこの誘いに乗ることにしました。

後日、そこには一緒に電車に乗る青矢と白帆の姿がありました。
白帆はまだ行き先を伝えられていません。
"何のためにどこに行くのか？"そう尋ねても、青矢は着いたら話すからそれまでは待ってほしいの一点張りです。

白帆は青矢に振り回されているのは慣れていると行先を聞き出すのを諦め、背もたれにもたれ掛かります。

窓の外の景色を眺めながら、白帆はどうか青矢の企みが自分を悲しませる企みじゃないようにと願うばかりでした。

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ネタバレ記事には書き込めませんでしたが、今話では翔子が実は性同一性障害であることが明かされています。 しかも翔子は以前女生徒の結婚歴があり、それがエマ、現在の蒼の奥さんなのです。複雑すぎる関係に度肝を抜かれましたが翔子自身はこの事実をけっこうドライに受け止めているようでした。

それはそうと、青矢は一体何を企んでいるのでしょうね？ 次回は青矢と白帆の旅行パートになる予感です。

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