今、きみを救いたい・第52話のネタバレと感想｜JOUR7月号

2022年「JOUR」7月号に掲載されている「今、きみを救いたい」第52話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

青矢と白帆が旅行中の頃、珊瑚は一人でバーで飲んでいました。
彼女はマスターに自身の胸の内を明かします。

もともと珊瑚はこのバーで翔子からプロポーズを受けて結婚に至りました。
その頃の翔子はトランスジェンダーである自分をどう受け入れるか模索している中で、一度男としてきちんと生きてみよう！と思い立ち珊瑚と結婚したのです。

しかしやはり自分の気持ちに嘘をつくことができなかった翔子は、珊瑚に別れを切り出して女になる決意をしてしまい……。

翔子は、その事実を知ってもなお翔子のことを男として愛していました。
「女になりたい」「憧れている男性がいる」そんな翔子の想いを聞いても、珊瑚は尚も翔子と共にい続けることを願ったのです。

珊瑚にとって翔子は、間違いなく運命の相手でした。
このまま別れるなんて到底できないと考えた翔子は…翔子が「憧れている男性」を自分の夫にしてしまえばこの先も翔子と何かしらの繋がりを持ち続けることができるのではないかと邪な考えを抱きます。

そしてその当時翔子が憧れていた男性というのが、蒼のことでした。

つまり珊瑚が蒼と結婚したのは、翔子に対する未練と復讐心からだったのです。

珊瑚は、蒼と翔子が心の内では惹かれ合っていることにも気付いていました。しかし翔子が自分のことを2度も裏切るなんてできないだろうと確信していた珊瑚は、2人の弱みに漬け込んだのです。

珊瑚の気持ちと謀りに気付いていた翔子と蒼もまた、彼女を二度も傷つけないために、プラトニックナ関係を続けることを誓い合っていたのでした。

一方で旅行中の青矢と白帆。

旅館で旅を満喫する2人ですが、そんな白帆に翔子から電話がかかってきます。

白帆は、自分と青矢は恋愛じゃない方が上手くいく気がすると想いを打ち明けました。
永遠に一緒に歩けるのなら友情のままでいいとすら、考えてしまっている白帆。
とにかく彼女は、青矢とこれ以上傷つけあうのだけは御免だったのです。

しかし翔子は、"そうやって自分を誤魔化し続けていたらいつか恋する力を失ってしまう！"と訴えかけます。
それは翔子自身の経験談から出た言葉かもしれません。

白帆はそれを受けて、夕食の席で青矢に本心を打ち明けることにしました。

自分は青矢が好きだからこそ、恋はしたくない。

それを聞いた青矢は、なぜかすんなりと白帆の意見を受け入れます。
さらに彼は、恋はいずれ他の人とするから自分たちはビジネスパートナーでいこうと飛躍した話をし始めてしまい……。

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青矢の本心がよくわかりません。そんなにすんなり諦めきれるならなぜ今更白帆を旅行になんて誘っているのでしょうか。

それにしても白帆も面倒くさい性格ですよね好きだからこそ付き合いたくないだなんて……乙女心の面倒くさい部分をかき集めて煮込んだみたいな性格しています。

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