今、きみを救いたい・第56話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ JOUR11月号

「JOUR」に掲載されている「今、きみを救いたい」第56話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

翔子の母・七恵の自殺願望

思わぬ所で再会した翔子とその母・七恵。恵は翔子を見て、まっとうな人間に育ってくれたと判断します。自分が育てていたら、ろくな大人になっていなかっただろうと言葉を残す七恵。

そんな七恵に、翔子の気持ちはかき回されっぱなしです。しかもそれからまもなく、七恵は翔子を食事に誘ってきました。その席で七恵が打ち明けてきたのは、漠然とした自殺願望で……。

後日、青矢の元に自殺願望を抱いた七恵が患者として来院。青矢は七恵と白帆の顔が重なって見えてしまい、奇妙な感覚に襲われます。

その後白帆と合流した青矢ですが、白帆とキスをしそうな展開に！しかしその間際青矢の頭に浮かんだのは、七恵の顔でした。青矢は思わずキスを拒んでしまって……。

七恵の登場が波乱を呼ぶ

七恵は多くの登場人物の心を大きく掻き乱しています。

まずは翔子です。翔子は久々に母親と再会しましたが、訴訟事件を抱える形で母親と再会してしまいました。もうそだけでもやっかいな状況と言えますよね。

さらに厄介なのは、七恵自身が訴えを「どうでもいいこと」と捉えている点です。どうやらこれまで自由奔放に生きてきた七恵は、唐突に人生のすべてがどうでも良くなってしまい、自殺願望に駆られているようです。

七恵の現状

翔子を捨ててまで男と生きることを臨んだ七恵でしたが、結局当時の交際相手とは破局していました。相手の男性も子供を捨てる形で七恵と一緒になったのですが、本当にろくでもないカップルですね。

しかし七恵はそのことに対して何一つ罪悪感を抱いておらず、あっけらかんとした感じでその旨を翔子に伝えます。

結局七恵にとっては、男も翔子も本当にどうでもいい存在だったということなのかもしれません。そう考えると、七恵はずっと昔から精神に異常をきたしていた可能性が高いですよね。

五味山のその後

あらすじ本文には書き込めませんでしたが、実は五味山は枯野先生からの治療を受け始めています。内容はセラピー的なものです。

五味山は、自分のサディスティックな欲望は選ばれた人間だけに許されるものなのだと思い込んでいましたが、枯野先生はそんな五味山を鼻で笑って馬鹿にします。

サディスティックは低レベル、マゾヒズムこそ至高の快楽だと説く枯野先生。五味山は、そんな彼の話を意外にも興味津々に聞いてしまいます。

どうやら五味山は、うまいこと枯野先生に誘導されているようです。

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七恵はすでに50代ですが、青矢はそんな彼女を白帆と重ねてみてしまいます。ちょっと無理がある気がしますが、七恵が50代にしては綺麗すぎるので仕方がないと言えば仕方がないかもしれません。

この先も、七恵によって登場人物たちの心が乱されていく展開になりそうです。

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