オークの樹の下・第19話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「オークの樹の下」第19話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

マクシーの評判がうなぎ上り！

第19話は、読んでいて思わず微笑んでしまうようなシーンからスタートしました。使用人や料理人たちは、マクシーが噂と違って“とてもいい女主人”だと話をしていたのです。

嫁いできた当初は、数々の噂に踊らされて、マクシーに対して警戒心を抱いていた使用人たち。

しかし、「枯れたオークの樹を蘇らせるように魔法使いに願い出てくれた」「怒り狂うリフタンから使用人を庇った」「高貴な公爵家から嫁いできたのに、田舎のアナトールの食事をおいしそうに食べてくれる」「気難しいリフタンがマクシーの前だと多少穏やかになる」「現在は城を改装するために紛争中」など、様々なマクシーの様子を見て、使用人たちはマクシーに好感を抱くようになっていたのです。

一方、そんなマクシーは相変わらずルースから資金繰りについて教えてもらっていました。ルースは意外と面倒見が良く、貨幣だけでなく大陸や国の成り立ちについてもマクシーに教えてくれます。

その中でマクシーが気になったのは、クロイソ公爵家（マクシーの実家）が政略結婚により領土を独占し続けたという話でした。

7つの国の成り立ちについて

国の成り立ちについては事細かに設定があるようですが、ここでは中でもマクシーに関わる重要な設定について触れます。もともとマクシーたちが暮らす大陸には10以上の国がありましたが、ダリアン君主や各国の英雄たちによってロエム帝国という1つの大きな国に統一された歴史があります。しかしロエム皇室が没落し、1つの国は再び7つに分かたれ、現在の情勢ができあがった背景がありました。

クロイソ公爵家の政略結婚

ここで問題になったのは、争いの最中に各国で土地の奪取や略奪などがあり、国が7つに分かれた後も、もとの所有国に領土が返還されない事例が起きた点でした。中でもクロイソ公爵家（マクシーの実家）は、有用な土地の返還を頑なに拒んだのです。その結果クロイソ公爵家は王室と政略結婚することにより、土地の保有の正当化を強引に唱えたのでした。

マクシーの母親

政略結婚によって夫婦になったのは、マクシーの母親と現クロイソ公爵家当主です。ちなみにクロイソ公爵はマクシーの母親を病弱で役立たずの女と罵っていたため、この結婚が完全に土地の保有のために行われた愛のない政略結婚だったことを物語っています。

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世界感や歴史が事細かに設定されており、なかなか奥が深い作品だなと感じました。ルースの話は非常にわかりやすく、マクシーでも十分理解できるようです。

当初からルースは何かとマクシーに気をかけてくれていましたよね。クロイソ城からカリプス城まで馬車で移動した際に魔物に襲われた時も、マクシーが襲われないように馬車に防御魔法を張り続けてくれたのも、おそらくルースだったと思われます。

もしかしたらルースは、リフタンからマクシーの面倒を見るように命令されているのかもしれません。リフタンとルースは、騎士たちよりも長い付き合いらしいので、可能性はあります。