【最終回】ハジメテノサツジン・第128話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想

「ハジメテノサツジン」第128話（最終回）のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

切なすぎる最終回！

第128話はついに最終回です。前話では、繭が音羽と心中を図りましたが、間一髪のところで警察の介入が入り、繭は死にそびれてしまっていました。

音羽や悠と共に、地獄でもう一度やり直したい...…そう考えていたはずの繭。しかし、繭は1人だけ生き残り、法の裁きを受けることになったのです。

繭は殺人罪や死体遺棄などの罪に問われましたが、ある人物たちの証言により、繭の刑はいくらか軽くなってしまいます。

もちろん死刑を望んでいた繭としては不本意な展開でしたが、少年院の中にいる繭には、もはやどうすることもできませんでした。

かつての友人2人に想いを馳せながら、罪を償う繭の新しい人生が始まろうとしています……。

繭が心中に失敗した理由

繭が心中に失敗したのは、警察の介入があったからです。しかし、音羽を抱きかかえながら一緒に飛び降りようとしていた繭が助けられたのなら、その時点で意識を失っていた音羽も一緒に助けられるのが自然な流れに思えます。実は崖の下から音羽の髪を引っ掴んだ人物がいたのです。

音羽だけが落ちた理由

音羽の髪を引っ張って崖下に引きずり下ろしたのは、おそらく悠でしょう。しかし悠はすでに森と共に音羽によって崖下に突き落とされていたはずです。落とされた後、悠は執念で崖にしがみ付いていたのでしょうか？このあたりの真相は定かではありませんが、実は、第127話の1コマにその真相のヒントが隠されていました。

悠の怨念

音羽の長い髪を引っ掴んで崖下に引きずり込む何者かの手は、作画ミスなのか意図的なのか、作中の描写では“透けている”ように見えていました。もしかしたらこの手の主は、すでに息絶えた悠の怨念だったのかもしれません。

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残された繭は、自分の罪を認め、法の裁きを受け、償いの人生をスタートさせました。本当なら3人で罪を償いたかったであろう繭。

作中では繭が20歳になる頃まで描かれています。また、陸との恋の行方なども、全ては描かれていませんでしたが、先の展開を予想できるような描写がいくつもありました。第128話はとにかく内容が濃く、この先のあらゆる未来を連想させてくれます。

繭が、本当は音羽に対する本当の想いがラストページで明かされていました。涙なしでは読むことができないラストでした。

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