金魚妻・出前妻①(1巻)ネタバレと感想

「金魚妻」第1巻より出前妻①のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

出前妻①(金魚妻1巻)のネタバレ

夫・あつしの家族が経営する蕎麦屋を手伝う岡崎杏奈。 その日の営業中、あつしの元カノであり、現在シングルマザーの祥子がやってきて、あつしの妹・里美が祥子が義姉になればよかったのにと話しているのを聞いてしまいます。

この二人の方がお似合いだと言う里美に、顔を赤くするあつし。 この会話を楽しそうに笑いながら聞いている義理家族。

その会話をこっそりと聞いていた杏奈は、出前の電話をとると、ぎっくり腰になった祖父の代わりに出前に出かけるのでした。

電話をかけてきたのは常連の五味田。 五味田の注文を忘れていた蕎麦屋に、怒っている様子で、杏奈は急いで蕎麦を届けます。

五味田の家に着くころには天気は荒れ模様で、五味田は出前も中止だろうと言って杏奈を家に上がらせます。 蕎麦を食べながら五味田は蕎麦の茹で方が雑だと言い、最近店の評判が悪いと指摘します。

全て思い当たる節はあるものの、他人で新参者の自分には何も言えない言う杏奈。 五味田はそんな杏奈を自分の方へ引き寄せ、後ろからハグをします。杏奈はこの町を出ていくから、今日が会えるの最後かもしれないと告げます。

初めて杏奈が五味田の家に上がったのは、大雨の日でした。 五味田の元へ出前に来た杏奈が家の前で雨宿りするのを見て、五味田は杏奈を家に招き入れます。

雷が落ちて停電になると、五味田は興奮してきたと言い、杏奈にキスを迫ります。 杏奈は初め拒否しますが、雰囲気に流され、キスだけでなく身体の関係まで持ってしまったのでした。

杏奈が五味田のもとへ出前に行った後、蕎麦屋ではあつしが祥子と二人で昔話をします。

あつしに振られた祥子がなぜ振ったのかと理由を聞くと、あつしは祥子のレベルが高くて、言い寄ってくる男がいないか心配で、常に悩んで疲れてしまったのだと言います。 祥子は杏奈のことをどう思っているのかと聞くと、あつしは死ぬまで一緒にいたいと思っていると断言。

そして、意外な返答に戸惑う祥子に、あつしは杏奈と二人でここを出ていくつもりだと言います。

実は、身体の相性が悪いあつしと杏奈は子供ができにくく、ストレスのない環境で不妊治療をしようと考えていたのです。 祥子は本当は自分に気持ちが戻るのが怖かったのではと探りを入れつつ、あつしを抱きしめます。

一方の五味田は杏奈のことが好きだと言って、もう会えないことを残念がり、キスをします。

 

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出前妻①(金魚妻1巻)の感想

あつしも、妹も、父親も、おじいさんも、みんな杏奈の気持ちを考えず、祥子にデレデレなのかと思いきや、あつしは杏奈が居心地の悪さを感じてストレスを溜めていたことに気付いていたようです！家族とのお店を捨ててまで、杏奈のために良い環境を整えて、不妊治療をしてくれようとしているあつしの優しさに、じーんとしました。優しくて、奥さん想いの良い旦那さんですね...！

それにしても、あつしに「私のこと、気になっているんでしょ？」と言わんばかりに探りを入れ、あつしが杏奈を大事に思っていると知った途端、焦って距離をつめてくる祥子にいらっとします。あつしの家族からちやほやされて、杏奈のことを見下していたんでしょうね。最後、祥子にハグされてしまったあつしですが、祥子に惑わされず、杏奈への愛を貫いてほしいものです！