金魚妻・駝鳥妻(5巻)ネタバレと感想

「金魚妻」5巻より駝鳥妻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

駝鳥妻(金魚妻5巻)のネタバレ

大須日和子の夫はクリニックを経営しており、夫婦で食事中に突然受付をしていたという鷺ノ宮という女性がやってきて、大須の子供を妊娠したと告げます。

その後、女性は倒れ、大須は病院に付き添うことに。

一方、日和子は鷺ノ宮の保険証から住所を確認し、家へ向かいます。 そこには五人の子供が寝ていて、母親が入院しては食事に困るだろうと日和子の家に連れていくことにしました。

子供たちのしつけと世話のため、日和子は籠井を呼び寄せます。

長女・ねおんの髪がぼさぼさで浮浪者のようだったことから、日和子は籠井に身なりを整えることを依頼すると、誰か分からないほどの美少女になって帰ってきました。 なぜ普段から身なりを整えないのかと聞かれると、他の兄弟からねおんが可愛い恰好をしていると母親が怒るのだと打ち明けられます。

女の子は生意気で、やかましく、全然かわいくないと母親が話していることを聞いた日和子は、子供たちを自分の子にすることを決定し、籠井に手続きを依頼するのでした。

日和子は入院中の母親の元へ行きます。 そして、お金のために夫に認知してもらいたいだけだろうと言いますが、母親は認めようとしません。

そこで日和子は売れば五千万円くらいにはなる自分のブランドバッグをあげると言い、代わりに母親の子供たちを自分に渡すよう笑顔で言うのでした。

母親が駄目に決まっていると拒否すると、夫の身の潔白も確認済だと言って日和子は去っていこうとします。 すると、母親は観念したような表情で検討させてほしいと言います。

母親は高価な服装に身を包み、ホストのような男性と待ち合わせします。 その男は妊娠している母親をみて驚きますが、自分の子ではないと言われると大喜び。

その男と話したあと、母親は項垂れるのでした。

生まれつき子宮と女性器を持たない日和子は、20歳の時に籠井に性器が欲しいとお願いします。籠井はクリニック経営の夫を見つけ出し、夫は日和子に性器を作ってくれます。

その頃、籠井は子供たちに本を見せ、ダチョウの話をします。 ダチョウは時速60kmで走り、ライオンが死ぬほどのキック力を持つため、飛ぶ必要がないものの、とても知能が低いのだ、と。

また、あるイギリスの学者がダチョウには家族誘拐本能があると発表したことを説明しながら、籠井はふと今の状況と同じだと思うのでした。

 

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駝鳥妻(金魚妻5巻)の感想

ダチョウには意味のある行動パターンはなく、家族誘拐本能がある...。 まさに日和子ですね！

夫の前に不倫相手かもしれない母親が現れた時も全く気にしていない様子でしたし、子供を連れて行こうと言った時も特に深く考えている感じではなかったです。単に感情が欠落している変わった人なのかなと思いましたが、籠井が日和子とダチョウを重ねていたので、日和子は単におバカなのでしょうか...。

子供を自分の子にしようと母親と交渉していたときも、特に母親から奪ってやろうという腹黒さや、計画性も感じられなかったので、本能のまま、ひらめいたままに生きているのは間違いなさそうです。

それにしても、子供たちの母親のいいかげんさには腹が立ちます。 子供たちにお金をかけず、ホストの男につぎ込んでいたのでしょうか。

子供を十分に養うお金もないのに、さらに子供を身ごもり、挙句の果てに関係ない人間を巻き込んで認知させようとするなんて迷惑すぎますね。

さらにお金のために子供を捨てるなんてありえません。