転生悪女の黒歴史・第42話のネタバレと感想｜LaLa7月号

「LaLa7月号」に掲載されている「転生悪女の黒歴史」第42話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

第三の試練<民への演説>を無事に終えたイザーク。その演説が終わる頃、イザークとイアナの前にシュヴァルツの一員、アクアが現れます。イアナを殺しに来たアクアは邪魔が入らないように結界を貼りますが、イザークはその結界を超えて、イアナを抱きしめました。彼の背中には無数の剣が刺さっています。

助けを呼ぼうとするイアナを、イザークは止めました。イアナの膝に頭を預け、試練の結果が発表されるのをこのまま待ちたいと望むイザーク。イアナはその言葉を拒むことが出来ず、青天の眩しい日差しの中2人でここに居ることにしました。

"最初からずっと好きだったんだ。"
思い出すのは2人で過ごしたこれまでの時間。そして、最初イアナと出会った時のことです。教会に入ってから汚い言葉を聞くことのなくなっていたイザークにとって、悪女と呼ばれるイアナは興味を引きました。悪女と呼ばれるイアナだからこそ、触れることが出来ました。

かつて心を閉ざすなと教皇から言われたイザークはその言葉の意味をようやく理解します。心を閉ざさなかったからこそ、イアナを愛し傍にいることが出来ました。
息も絶え絶えのイザークが転生を望むと、イアナは涙を流しながら頷きます。最後にイアナも想いを伝えようとしたその時–––––。

"幸せに。"とそれだけ言い残して、イザークは事切れてしまいました。
イザークの亡骸を抱きしめるイアナに、声を掛けるのはアクア。彼の目的はコノハを覚醒させるために、強い衝撃を与えることです。それなら愛する妹のイアナが、殺人を犯したことを知るのでも十分だとアクアは判断しました。さらにアクアはイアナが逃げないように真実を話せば、イザークの過去を国民に話すとまで言います。

"悪女の役目を果たしなさい。"
もしもイアナがきちんと悪女であったのなら、イザークは死ななくてよかったはずです。その事実を突きつけられたイアナの耳に響くのは、結果発表を知らせる鐘の音。

広場には国民だけではなく、コノハはもちろんククリやこれまで関わってきた大勢の人が発表を待っています。テラスに現れた教皇は聖者としてイザークを指名しました。歓声に沸く広場。そこに現れたのは血塗れのイアナです。

"私の演技も捨てたものじゃないわね。"
血塗れのドレスで剣を振りかざしたイアナは口汚くイザークを罵り、ソルに自身を殺すように求めました。しかし、引き金を引いたのは警備兵の1人。そうしてイアナはバルコニーから落ちていきました。

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イアナの死体は見つからず、イザークの葬儀が慎ましく行われます。雨の降りしきる日々の中、イアナを探しに行こうとするシャノウ。ですが、その背後をミカが襲いました。
ミカ、ことシュヴァルツの一員、ウェントス。彼もまた物語の正常化を願っており–––––⁉

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さ、最悪の展開と見どころだらけの今回でした！
まずはイザークの最期ですが、あまりにも美しくて、悲しすぎました。両親を失い、時には人の道を外れそうになったイザークですが、ようやくイアナの隣という居場所を得たのに、聖者という夢を得たのに、全てを手に入れる直前に命を落としてしまいました。
そして、イザークの名誉を守るために動いたイアナ。その姿もまた美しく、悲しい姿でした。イザークを罵るシーンは胸が締め付けられます。
最後はまさかのミカがシュヴァルツの一員という事実ですよね！物語が大きな展開を見せた今回。ぜひ本編を読んでいただきたい濃い内容でした！続きが気になります！

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