コータロー君は嘘つき・第84話のあらすじ（ネタバレあり）｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「コータロー君は嘘つき」第84話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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コータロー君の脳障害が深刻化していく……

今回は涙なしでは読み進められない神回でした。同時に、物語が終盤に差し掛かっているのを強く感じます。

コータロー君の脳障害は明らかに進行していました。ハルキ君が幻覚で現れても見て見ぬふりをし続けてきたコータロー君でしたが、ついに幻覚に加えて幻聴まで聞こえるようになってきます。テレパスによる脳障害の進行を知らなければ、幽霊が出たと勘違いしてもおかしくないような状況ですが、自分の症状について調べつくしているコータロー君の対応は冷静でした。

とはいえ、幻覚のハルキ君が放つ言葉は毒のような言葉ばかりです。ハルキ君の幻覚や幻聴によって精神的にダメージを受けたコータロー君は、ハルキ君が自らの命を絶った場所へと自然と足を向けてしまいます。

そこで待っていたのは、コータロー君もよく知る“ある人物”でした。

ハルキくんの幻覚

コータロー君はハルキ君の幻覚と幻聴に悩まされています。

しかし、幻覚は言ってしまえばコータロー君の妄想にすぎません。つまり、幻覚のハルキ君の言葉はコータロー君が実際に抱いている考えや価値観である可能性もあるのです。

その内容からテレパスを受け入れない世間に対する憤りが読み取れたあたり、幻聴によるハルキ君の言葉は、おそらくコータロー君の本心なのだろうと感じました。

テレパス達が自ら命を絶つ理由

ハルキ君は、自分の脳障害が進むにつれて、幻聴や幻覚に加えて被害妄想が増えていたような気がします。次第に自分を受け入れない世間に対して報復を図るような言葉まで発していました。

ハルキ君はそんな自分を「嫌な奴」だと話しており、世間に対する復讐心を募らせる一方で、自己嫌悪感も抱いていたのです。

「自分が本当に病に侵されておかしくなる前に、消えなければいけない」ハルキ君はそんな思いに駆られて自ら命を絶ったのかもしれません。

コータロー君はハルキ君と同じ道をたどる？

現在のコータロー君の精神は、ハルキ君の幻聴や幻覚に大きく影響を受けている状態です。ハルキ君が抱いていた「自分は消えなければいけない」という感情は、今のコータロー君とリンクしてしまっています。

だからこそコータロー君の足は、自然とハルキ君の最期の場所へと赴いてしまったのでしょう。

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コータロー君の行動を予想したのか、ハルキ君が自ら命を絶った場所には、ある人物が待っていました。

個々からの展開はまさに神展開です！コータロー君が今までどれだけ本心を隠して我慢し続けてきたのかがよくわかります！

また、コータロー君が自分の幸せよりも、他人の幸せを守ろうとする心優しい性格であることも良く伝わってきました。

コータロー君の脳障害はますます重症化していきますが、これに歯止めを欠けることはできるのでしょうか。

鍵を握るのは、現在、独自でテレパスの脳障害について調べ始めている真香な気がします！