セフレの品格・第12巻のネタバレと感想｜JOUR

「JOUR」に掲載されている「セフレの品格」第12巻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

セフレの品格・第12巻のネタバレ

一樹が前妻の多恵の現在の住居を訪れると…なんとそこはゴミ屋敷と化していました。 あんなに綺麗で掃除好きだった多恵がなぜこんなことに…一樹は驚きを隠せません。

結局、多恵は不在だったようで一樹は彼女との再開を果たさぬまま、大樹と大樹の幼馴染であるリサと会い、帰ってしまいます。

しかし実はトイレには無気力な姿の肥えた多恵の姿が…。当時の面影も無いくらいに老け込んでいたのです。

 

 

一樹が帰ると、抄子が春翔の寝かしつけの真っ最中でした。

お風呂に入るからベッドで色っぽい恰好をして待っているようにと抄子に告げる一樹。 抄子はワクワクしながら一樹のことを待っていましたが、いつの間にか眠ってしまって…。

 

翌日、抄子と春翔は二人で家へ帰ることになります。 抄子は一樹が大樹をどうするつもりなのが気にはなっていましたが、口出しするのはやめておこうと心に決めているようです。

家に帰ると遥がこんなことを言いだしました。 “会社に入って慣れてきたら社員寮で一人暮らしをしたい”

それに伴って遥は抄子から料理を教わることにします。 その中で遥は、抄子がいつも自分のことを思って料理をしてくれていたことを実感し、しんみりとお礼を言うのでした。

 

一方で大樹は父親の一樹から買ってもらった新しい靴が多恵に見つかってしまい、捨てられてしまいます。

そのことを知ったリナは大樹にあんなのは親じゃない…父親のところへ行ったらどうだと提案しますが、大樹はそれを拒みます。

リナが好きだから自分はここにいたいと、彼は言うのです…。

 

 

母親としての役目を全うできていない多恵ですが、一樹は根気よく彼女のもとを訪れます。 困っているなら力になるから大樹のことをちゃんと愛してやってほしい…そうドア越しに伝える一樹。

しかし多恵はそんな一樹を拒絶し、あんたは大樹の父親ではないと逆上。

それを聞いてしまった大樹は大きなショックを受けます。自分の父親が一樹だと信じていたからです。それから大樹は心を開きかけていた一樹のことを拒絶するようになってしまいます。

一樹は本当のこと（自分たちに血縁関係がなく、多恵の謀りによって家庭が壊されてしまったこと）を話そうか迷いますが、これ以上大樹にショックを与えるくらいなら自分が嫌われ役になることを選びます。

 

そんな中、多恵は再び脳梗塞を引き起こして入院することになってしまいます。

リハビリと減量を必死に行う多恵…彼女には執念とも言える目的がありました。

それは、一樹を始めとした医院長、そして北田家への復讐です…。

多恵は凶行に出てしまいました。 看護師に成り替わって北田レディースクリニックに潜り込み…赤ちゃんを誘拐してリネン室に放置してその場を去ったのです。

この事件で一樹の病院は信用を失うこととなります…。

 

多恵の憎しみは治まることを知りませんでした。

抄子に並々ならぬ殺意を抱いてしまった多恵は…なんと彼女の家に火を放ってしまったのです！

しかしその火は多恵の服にも燃え移ってしまいました。

 

そして燃え盛る家の中にはまだ眠っている抄子たちの姿が…！？

 

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セフレの品格・第12巻の感想

多恵は精神的にもうおかしくなってしまっているんですね。 放火をして自分のスカートに火が燃え移ってしまいますが、正直、自業自得以外の何ものでもありません。 あんなに美しかった女性なのに、今の姿は本当に見る影もないほどに心も体も醜くなってしまっています…。 幸せを横臥している人々をただ憎むことだけに個室し、自分が幸せになるにはどうすればいいのかを考えない多恵…本当に救いようがありません。

一樹たちの病院は信用が地に落ちますが、家族総出でこのピンチを乗り越えようとさらに絆を深めます。 このことが多恵にとっては許しがたいことだったようで、今回の事件の引き金となってしまったようです。

抄子や一樹はただ自分たちの家族の幸せを願っているだけなのに、他者によって命まで危機にさらされる事態になるなんて…男女の痴情のもつれは本当に恐ろしいなとゾッとしてしまいました。

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