天堂家物語・第42話のネタバレと感想｜LaLa5月号

2021年3月24日発売の「LaLa」5月号に掲載されている「天堂家物語」第42話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

天堂家物語・第42話のネタバレ

天堂家に来る前のことを思い出すと、冬の寒さを思い出す雅人。

集落から外れた一軒家は父が用意したものでした。 家事手伝いの老女が帰ると家には雅人と母の二人だけ。

母は生まれつき目が弱くぼんやりとしか物が見えず、動かず喋らず物置のような人でした。

だからこそ雅人は立花が来ることが一番の楽しみでした。 立花は週に何度か菓子や本を土産にやってきて学問や剣術を教えてくれました。

三人で囲炉裏を囲んで父の昔話を聞くときは、母も普段より楽しそうに見えました。

立花の話でしか父を知らない雅人。 結局一度も会うこともないまま雅人が9歳の時に父は戦死したのです。

立花はひどく辛そうに父の死と自分の正体を告げましたが、雅人も母も動じた様子はありませんでした。

それよりも立花と過ごす機会が増えたことに喜びを感じていた雅人。 父の命とはいえ、雅人のことを黙っていたことを責められ天堂家を追い出された様子。

同じ家に住むことこそ固辞されたけれど、共に時を過ごしこれからも過ごしていくのだと思っていました。

しかし3年の月日が経ち事態は悪化するのです。 祖父が倒れ、遺言で雅人を天堂家に迎えるように遺していました。

ようやく父の遺志を全うすることができると喜ぶ立花。 しかし、雅人にとって父よりも立花の方が大事であり天堂家を捨てて自分たちと家族になってほしいと頼みます。

困った表情をして雅人は父である貴人の息子だからともっと相応しい人生があると言う立花。 その瞬間、雅人は立花は自分ではなく、父の息子を見守っていたのだと気づき天堂を名乗ることにします。

暮らしは格段に良くなり、あてがわれていた離れで家のことはすべて女中がやるようになりました。 母屋の連中は自分たちに関わろうとはせず、広く昏い屋敷の中で皆亡霊を見ているような眼で自分たちを見ていました。

しばらくすると、母が祖母の開く茶会に招かれるようになりました。 碌な扱いを受けないだろうと断るように勧めていた雅人でしたが、母は茶会に通っていました。

茶会の後は寝こむことが多くなり、腕や脚に不自然な痣と傷が増えていきました。

雅人は母にこんな仕打ちを耐える必要はないと家を出ることを提案します。 自分も母もどこでだって生きていける…しかし、母はどこにも行かないと言うと父の名前を呼んで泣き出します。

母はずっと父の帰りを待っていたことを知った雅人。

父に似ていることがこの家で力を持つならば、自分は父のように振る舞うことを決心するのです。

滅茶苦茶にしてやる…そう思っていた矢先に現れたのがらんだったのです！

目を覚ますと、らんが看病をしていました。 倒れてから二日の昏睡状態だった雅人。

何か温かい物を持ってくると立ち上がろうとしたらんに、雅人はここにいて欲しいと抱きしめます。

そのまま寝てしまった雅人に、らんはついに告白をして―――！？

 

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天堂家物語・第42話の感想

雅人自身ではなく、「貴人の息子」だからだと言われると、なんだか裏切られた気分になりますね。 父のように振る舞おうとする気持ちも、滅茶苦茶にしたい気持ちもすごく分かります。 そんな中、らんだけはちゃんと見てくれていたようですね。

今も、きっと貴人の息子だから好きではなく雅人だから好きだと思いますし… 雅人本人は眠ってしまっている？はずですが、らんは告白してしまいますね。

これでもし雅人が起きていたら…どんな展開が待っているのでしょうか！