天堂家物語・第53話のネタバレと感想｜LaLa7月号

「LaLa7月号」に掲載されている「天堂家物語」第53話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

隼人の婚約者、常子が雅人に想いを寄せる中、想像とかけ離れた婚約者の姿に呆然としてしまいます。そして隼人本人も、部屋に引きこもるようになってしまいました。一方雅人と過ごす時間で彼への想いを募らせたらんが向かったのは、屋根の上で待つ鴉の前です。

雅人の復讐を終わらせるために、鴉を利用する。そう決めたらんは、情報を引き出すために鴉の要求を飲むことにしました。鴉の要求は10数える間、好きなだけらんを触ること。頷いたらんは頬に付けた覚悟の傷だけは、触らないでと頼みました。

なんとか鴉の卑猥な手つきに耐えたらんが得た情報は、鴉の主が来週行われる三十三回忌に参加すること。らんにとって雅人は特別な人。"雅人はどんな人？"と聞かれて、恥ずかしそうに話すらんを見ながら鴉は満足そうに笑いました。

雅人への恋慕と親愛の間で揺れるらん。次の鴉との約束は3日後です。
情報ならもう一度くらい鴉に会ってもいいなんて考えながら闇に紛れて戻るらんですが、立花に見つかってしまいます。観念したらんは、立花にすべてを話しました。らんからの話を聞いた立花は怒ることなく、それどころか雅人にとってかけがえのない存在なので、彼のそばにいるようにと言い含めます。

一方、隼人の婚約者の常子は、喫茶店で操と会っていました。話題はもちろん天堂家を訪ねた時に、隼人と鉢合わせてしまったこと。一度婚約が破談になっている常子は無作法をしたので不安そうにしますが、操は問題ないと笑います。それどころか、常子が雅人の婚約者なら良かったのにと微笑みました。

常子のことをあまりに良い人だからと微笑む操。なぜ雅人に婚約者がいないのか、なぜ自分が婚約者ならいいと言うのか、常子は前のめり気味に操に真意を問います。
操が陰ながら微笑んでいることなど知らずに––––––。

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嫌な予感がし始めましたね。
それにしてもらんは本当に雅人のことが好きですね！ですが、彼女にとって雅人は仕えるべき主。彼から求められる分には答えることは出来ますが、自分から雅人を求めることは出来ないようです。でも、鴉も言う通り、雅人とらんは両想いだと思うのですが、時代的にというか、らんの性格的にも難しいのでしょうか？
あと気になるのは操の行動です。彼女はあきらかに雅人の婚約者として常子を宛がおうとしているようですが、なにを考えているのでしょうか？