天堂家物語・第54話のネタバレと感想｜LaLa8月号

「LaLa8月号」に掲載されている「天堂家物語」第54話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

操が裏で常子を煽っている一方、それぞれが動きを見せています。
まずは六郷。彼は黒田から調査の報告を受けましたが、その上で調査のことをバラされたくなければ、天堂家のことを教えろと脅されていました。
一方雅人は操の代理として、三十三回忌に出席することになります。問題は隼人と雅人の間にある確執。心配するらんですが、その口を雅人は自分の口で覆いました。

そして周は、三十三回忌への出席を決めます。それは、雪人の元から戻ってきた晶の様子がおかしいせいで––––––⁉

今回一番気になるのはこの2人の関係ですよね。物語が始まった時から2人の間には何か問題があるようでしたが、今回少しその問題がわかってきました。母親を侮辱された雅人が3年前に行われた観薔会で隼人を吹っ飛ばしたというのはその片鱗ですよね。 確かに雅人は母親のことを大切にしていますが、なぜ隼人は雅人の母親のことをバカにしたのでしょうか？たしかに雅人の母は問題がありますが、これはまだまだ問題の根が深そうです。それに操も何を考えて、自分の代理に雅人を出すことにしたのか、三十三回忌が怖くて仕方がありません……。

物語は三十三回忌に向けて、不穏な動きを見せていますが、らんと雅人の関係も気になるところです。元々は身代わりで雅人の妻になったらん。最初から誰かの助けになって死にたいと望んでいたらんですが、少しずつ雅人の影響で生きていたいと思い始めたようです。それに雅人も最初とは違って、らんのことを少しずつ道具ではなく人間として扱い始めているように見えました。もしかしたら2人はちゃんとした夫婦になるのかもしれませんね。それが一番の幸せのような気もしますが、それは簡単に許されることではありません。それにまだ2人はすれ違っているどころか、自分の気持ちにさえ気付いていない様子。先は長そうです……。

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