金魚妻・風水妻(3巻)ネタバレと感想

「金魚妻」第3巻より風水妻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

風水妻(金魚妻3巻)のネタバレ

漫画アシスタント・河和田ふみは風水アドバイザー資格取得講座で知り合った山口の夫が、ふみが子供の頃から憧れていた漫画家として働いていることを知り感激します。

そんなふみを山口は家に招待。そこで山口の夫の同僚がアシスタント不足で困っていることを知り、アシスタントとして手伝うことになります。

翌日、早速漫画家・めぐみの家を訪問すると、風水大好きなふみにとっては見過ごせない部屋でした。 気の入り口と言われる玄関は散らかり、靴は脱ぎっぱなしで仕事上の人間関係のトラブルを招き、玄関の鏡の位置は怪我や事故に遭いやすい場所にあります。

ここに来たからには、自分なりにできることをしようと決心するふみ。

めぐみと作業を進めていると、遠距離中の彼女から電話がかかってきます。 一話が載っている雑誌を読み、おめでとうと言ってくれますが、絵がデジタルに変わっている点を指摘。 めぐみは上京して変わってしまった、前の絵の方が好きだったと言われ、めぐみは冷めた表情で電話を切り、落ち込むのでした。

ふみは同じように夫に当たってしまった過去を思い出します。 夫と出会ったころ、二人はお金が無くても幸せでした。外資証券マンになった夫の年収はどんどん上がり、サプライズで都心の高級マンションをプレゼントしてくれます。

学歴も教養もないふみはそこの住民に馴染めず、夫にストレスをぶつけてしまい、高いものを身に着け、難しい言葉を話す夫に昔の方がよかったと言ってしまいます。

そのときの夫とめぐみの反応がよく似ていたのでした。

その後、夫は不倫相手とのドライブ中の事故で意識不明になります。 そんな時に風水を勧めてくれたのが同じマンションに住んでいたキョウ。

心が安定すれば何事もうまくいくと教えてくれます。 今のこの状況を変えたいと考えたふみは、風水を学ぶようになります。

彼女との電話を終えて酒を飲み、項垂れるめぐみ。

ふみがめぐみを慰めると、めぐみはふみをベッドへ連れていき、二人は身体の関係を持ちます。

翌日、ふみは風水に則ってめぐみの部屋を片付けます。 すると彼女から電話が電話がかかってきて、仲直りできたのでした。

ふみは夫の入院する病室を訪れ、自分の過去の態度を謝罪します。すると、意識不明だった夫が目を開き、ふみの名前を呼ぶのでした。

 

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風水妻(金魚妻3巻)の感想

心が安定すれば何事もうまくいく、という言葉通りの展開になりましたね。過去にふみは周りの環境の変化に順応できず、自分のために一生懸命働いてマンションを購入してくれたであろう夫の気持ちを考えることができていなかったと思います。

めぐみの彼女も同じで、めぐみのがどれだけ努力しているのかなど考えることなく、遠距離になった不安から、不満をぶつけてしまっているように思います。他人が自分と同じことをしているのを見て、客観的に自分がどれだけ酷いことを言ってしまったのか見つめ直すことができ、ふみは夫に謝罪することができました。

自分の非を認めたことで心が安定し、全てがいい方向に向かっていきそうですね。めぐみと彼女が仲直りできたように、ふみと夫もこれから仲良く暮らしていけるといいなと思います。