金魚妻・団地妻(6巻)ネタバレと感想

「金魚妻」6巻より団地妻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

団地妻(金魚妻6巻)のネタバレ

体と心を壊して職を失った誡は妻・こずえと一緒に団地に引っ越しました。 誡が近所のラーメン屋に立ち寄ると、日本語ぺらぺらなメキシコ人・ミカエラに話しかけられます。

ミカエラは今日は団地内でイースターのお祭りがあるからとうさぎ耳のカチューシャを付けており、誡も参加するようにと誘います。 誡がお祭りに顔を出すと、そこには日本人の若い人はあまりおらず、お年寄りと外国人がたくさんいます。誡はその空間に居心地の良さを感じるのでした。

誡はマルチリンガルでミカエラとスペイン語で会話を楽しみます。

その頃、こずえは畳の部屋で東京への未練を感じつつ、引っ越しの荷物の片付けを行います。 ガスの開栓に来た男性・ケンは同じく団地に住んでいると言い、自分の部屋を畳からフローリングにしたと写真を見せます。

こずえはすごいと目を輝かせてその男の部屋を見に行くことに。 ケンの部屋には妻・夕見子と三人の娘がいました。

壁には二枚の写真が飾ってあり、一枚はケンと夕見子の結婚式、もう一枚はケンとミカエラの結婚式の写真でした。

夕見子はミカエラより先に妻になり、夕見子の紹介でミカエラと知り合ったのだそう。 こずえはケンからフローリングマットを譲ってもらい、作業を進める途中、道具を買いに一人でホームセンターへ行こうとしますが、ケンとケンの父親に遭遇し、危ないからやめるよう言われます。

実は、こずえのストーカーが待ち伏せし、ナイフを所持しているのでした。 ストーカーと対峙したケンの父親は日本刀を取り出し、ストーカーの首を切断します。

その後、こずえはケンと一緒にお祭り会場へ。 久しぶりに楽しそうな笑顔を浮かべる誡をこずえは見守っていると、団地で一番モテるという中国人男性をケンから紹介されます。

団地の子供の五人くらいは彼の子供なのだそうです。 いざこざは起きないのかと驚くこずえに、いざこざを起こしそうな人は人気の占い師であるおばちゃんたちに厳しくチェックされて入居できないようになっているのだとケンは説明します。この団地はケンの父親が買い上げた民間賃貸住宅で、ケンの父親の理想郷なのでした。

そしてその晩、誡はミカエラと、こずえはケンとそれぞれ身体の関係を持ちます。

 

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団地妻(金魚妻6巻)の感想

読み終わってまず思ったのは、「すごい世界観！」でした。 こんな団地がもしかしたらあるのかもしれないと思うと恐ろしいです。

ケンとケンの父親がその日に入居したこずえのストーカーの存在を知っていたのは間違いなさそうで、入居前に徹底的に身辺調査されて全ての情報が筒抜けなのだろうなと思いました。審査基準は一夫多妻制・一妻多夫制を受け入れられるかどうか、なのでしょうか...。 気になるところです。

また、ケンの父親がストーカーの首を迷わず切り落としたことを考えると、この団地に合わない人はすぐにこの世から消されてしまうのでしょうね...。 今回誡やこずえのように心も体も疲れ果て、日常生活に疲れた人間がこの団地にハマっていくのかなと思いました。

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