デブとラブと過ちと！・第60巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「デブとラブと過ちと！」第60巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

南刑事の捜査が進む

南刑事は謹慎中にも関わらず、強引に幸田事件の捜査を続行中です。実際の事件現場にわざわざ足を運んだ甲斐もあって、多くの収穫がありました。

新しい証拠を鑑識へ回すと、意外な真実が明らかになりました。ただ、読者としては予想していた通りの展開かもしれません。

南刑事は尚も独自の捜査を推し進めようとしますが、後輩の谷川刑事は、これ以上の命令違反を起こせばクビになり兼ねないと尻込みしている様子。しかし、南刑事に何のために刑事になったのか？を問われ、谷川刑事の気持ちは切り替わります。

一方で夢子は、蘇った記憶の断片から、前園がリカコから自分を救うために手に傷を負った過去を知り得ていました。しかしそのことを誰にも打ち明けることができず、悶々とした日々を過ごします。

今まで信頼していた人たちが、どんどん信用できなくなっていく夢子なのでした。

犯人の動きが徐々に明らかに

鑑識の富澤の協力もあり、現場で新たに発見された血痕は、押収済みの凶器に付着していたものと一致することがわかりました。犯人が犯行後に別の階層のバスタブを訪れていたのは明らかです。また、トイレタンクの中に一旦凶器を隠し入れたことも明らかになります。次第に、当時の犯人の行動が浮き彫りになってきました。

結婚の主が犯人というわけではない

夢子の記憶が正しいのなら、血痕は前園のものであったとしても、実際に凶器を振りかざしたのはリカコのはずです。そのため血痕の主が犯人と単純に断定できるものではありません。警察の捜査結果と、夢子の蘇った記憶を照らし合わせる必要がありますが、タイミングの悪いことに、ここで警察内部に南刑事や谷川刑事の独自捜査に気づき始める刑事が出てきて……。

南刑事らが処分される可能性も

幸田事件に関わっているのは、南刑事、谷川刑事、そして鑑識の富澤さんの3人です。しかも南刑事は謹慎中にもかかわらず、命令違反を犯してまで独自捜査を続けています。もしこのことがバレれば、南刑事は確実にクビです。残りの2人も何かしらの処罰を受けることは免れません。

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夢子は圭介のことまで疑い始めています。確かに、夢子が記憶を取り戻した素振りを見せた時、圭介の反応はどことなく深刻そうではあったものの、全く喜んでいる様子はありませんでした。

まるで、夢子が記憶を取り戻したら都合が悪いかのような反応だったのです。前園と圭介とリカコが、夢子に対して何か隠し事をしているのは明らかですね。

他人に対して疑心暗鬼になっている夢子ですが、玉井さんがそんな夢子の支えになってくれています。