コレットは死ぬことにした・最新120話のネタバレと感想｜花とゆめ20号

2021年9月18日発売の「花とゆめ」20号に掲載されている「コレットは死ぬことにした」第120話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

コレットは死ぬことにした・第120話のネタバレ

コレットは、ついにこの世を去ってしまいました。 ハデスに見守られながら。 最後まで彼に愛されながら。

人間の死に日常的に触れているはずの冥府の皆も、コレットの死だけは受け入れ難く、言葉を失いながらただただ涙を流します。

コレットは人として生き、人としてその生涯に幕を下ろしたのです。

 

 

コレットの意識は肉体を離れ、冥府の川へとたどり着いていました。 姿は真っ黒な“人型”となっており、生前の姿はまったくわからなくなっています。 それはコレットが冥府で何度か見たことがある“死んだ人”たちと同じ姿でした。

死んだ魂はたしかこの川を歩いて行って冥府の裁判へと向かうはず。 コレットは周りに習って自らも裁判をうけるべく進み始めます。

 

しかしここで突然眩しい光に包まれ、どこからか自分のことを呼ぶ声が聞こえました。

光の奥のほうを見てみると、そこには猫の姿になったゼウスの姿がありました。

今まさに死んだ自分のテンションとは真逆に、ゼウスは最高に明るい笑顔でにこやかに登場してきます。

ずいぶん真っ黒になった、と空気の読めない挨拶をしてくるゼウス。 彼は裁判に行く前にちょっと寄り道をしないかとコレットを誘い始めました。

 

しばらく歩くとゼウスが立ち止まります。 足元を見るように促されコレットが床に視線を落とすと、そこには不思議な窓がありました。

中にいたのは…ガイコツ5人衆たちとコツメ。 彼らはコレットの死を痛みつつ、彼女の思い出に浸っていたのです。

中でもハリーは号泣しながら、どんなに心構えをしていたってコレットの死は悲しい、彼女は自分たちの家族だったのだと声を荒げています。

冥府の皆が、自分の死にあんなにも心を痛めていることを知ってしまったコレットは、自分の死を覚悟していたはずなのに後ろ髪を引かれるような気持ちになってしまいます。

思わずゼウスになぜこんな寄り道をさせるのかと質問するコレット。

するとゼウスは、コレットは人として生きて死ぬ道を選んだ…それを全うした今だからこそ、もう一度“神にならないか”と誘いにきたのだと言いだします。

思わぬ申し出にキョトンとするコレット。

するとゼウスは、もしこの先何百年か後に、コレットと同じように誰かが冥府にやってくるかもしれないと話だしました。

その言葉を聞いてコレットは考えます。 その誰かが自分の代わりになったとしたら…？ その誰かが、ハデスの妻にでもなったりしたら…？

自分の死に納得していたはずのコレットの心が揺れ始めました。

すると少し離れた別の窓から声が聞こえてきます。 声の主はハデスです。

彼は亡骸となったコレットに話しかけていました。 この先未来永劫自分の愛する人はコレットだけだと語り掛けるハデス。

魂だけになったコレットに会い行くたびに愛を囁こう。 魂が消えた後も、眠る前に愛を告げよう。

体は故郷へ、薬箱は自分の閨へとおく。

コレットの気配は決して消えずに自分のそばにあり続けるだろう…と。

そして自分の妻も薬師もコレットただ一人だと涙を流すハデス。

その姿を見てしまったコレットは…ついに冥府に帰りたいと押し殺していた本心を口にします。

とたんに待ち構えていたヘルメスはコレットの体をゼウスの傍から攫ってしまいました。

そしてコレットは豊穣神・デエルメルを母に、全知全能の神・ゼウスを父に…再び生前の姿を取り戻し得て…。

 

 

次号、涙なしには読めない感動の最終回！

 

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コレットは死ぬことにした・第120話の感想

いっっっちばん泣けました今話は…！！！ 感涙必死のクライマックスシーンでした！ 何回読んでも泣けてしまうこれは…。

次号はさらに泣けるんでしょうか…。 神となってもどってきたコレットがハデスと再会するシーンが…！？ 楽しみすぎてゾクゾクします…！