コレットは死ぬことにした・第94話のネタバレと感想｜花とゆめ5号

2020年2月5日発売の「花とゆめ」5号に掲載されている「コレットは死ぬことにした」第94話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

コレットは死ぬことにした・第94話のネタバレ

今回は「遍歴医の村」出身のリニのお話です。

遍歴医の村は交差路にあり、人の往来も多い村です。 そのため独特の面白いあるルールを持っていました。 それは「遍歴医は次の薬師がやってくるまで村に滞在する」というルールです。

（ちなみにコレットもその村に一日だけいたことがありました。）

さて、商隊と遭遇したコレットたちは、その村出身のリニの話を聞くことになります。 なんでもリニは家出同然で村を飛び出してきてもう10年も帰ってないというではありませんか。

そんなリニでしたが、仲間たちに「せっかく寄るのだから親孝行でもしてこい」と言われ、しばらく村に滞在することになりました。

コレットはリニと一緒に、彼の家族の家へ向かうことにします。

 

道中、リニは母親のことについて語ります。 リニのお母さんは背も高くてガタイも良く、キレたら猛禽類のような表情でとにかく強い母親だという話です。

なんだかんだ話してるうちにリニの実家に到着しました。 遠目から実の兄が結婚して子供までいる様子が伺えます。

驚いたリニは一瞬しり込みしますが、コレットがそれを抑えます。

そしてお兄さんのほうからリニに気付き、駆け寄ってきました。

お兄さんはリニを歓迎してくれています。 そして「いい時に帰ってきたな」と一言。

家の中に入るとその理由がわかりました。

なんと中にいたのは、あの強くて怖い母親ではなく…。 病に伏せ、ガリガリにやせ細ってしまった老婆だったのです。

リニは想像を絶する母親の老いに戸惑いを隠せません。 リニは思わず家を飛び出してしまいました…。

それを追いかけるコレット。 追いついた先で、リニはいきなり「隊商にもどる」と言い出します。 リニは、老いた母親の現状を受け止めることができず、隊商にもどって母親たちに会わないようにすることで無意識に現実逃避をしようとしているのです。

自分の中では強い母親のままで時間がとまっていたのに、いきなり老いた現実を突きつけられちゃ、そりゃショックですよねぇ…。  

コレットはそんなリニをなだめて説得し、「ただいまを言いにいきましょう」と手を差し伸べます。

それに答えたリニは、再び実家へ帰って母親と対面。 リニは「しばらくここにいたい」との旨を伝えます。 お母さんはそれを聞いて微笑みながら「おかえり」と言ってリニを快く迎え入れてくれるのでした。

 

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コレットは死ぬことにした・第94話の感想

今回はちょっぴり泣けるお話でしたね！ けっこう身近でもよくある話なのでリニには親近感を覚えてしまいました。 人はいずれは死ぬもの…それは自分たちの肉親も同じです。 だから家族にも仲間にもいつ「その時」がきても後悔のないように、普段から思いやりをもって接せられるといいですよね！

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