涙雨とセレナーデ・第46話のネタバレと感想｜Kiss 1月号

2021年11月25日発売の「Kiss 」1月号に掲載されている「涙雨とセレナーデ」第46話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

孝章は、昨夜オルブライト邸が炎上したことを知っているか章尚に尋ねました。章尚は旧居留地で火災があったことは知っていましたが、オルブライト邸が焼け落ちてしまったことが信じられない様子です。

しかしオルブライト邸の立地に妙に詳しい章尚の様子を見て、孝章は訝しげにオルブライト邸に来たことがあるのか尋ねました。しかし章尚は、"オルブライト邸は有名だから、知らない人はいない"と言い切ります。

孝章は、"本気で自分に本郷貿易を継がせるつもりなのか。"と章尚に尋ねました。章尚が怪訝な顔をすると、"本当に継がせるつもりなら、自分は会社を存続することだけを考え、より良い方向へ導くだけだ。"と孝章は嫌味ったらしく言います。

章尚は、"オルブライト邸の噂など知ったことではないが、一つ言えるのは力と金が大事だと言うこと。"と言い残すとその場を後にしました。

孝章の嫌な面差しを思い出す章尚は、おタカと孝章を重ね合わせます。

昔、章尚はおタカを荷物番として買い取り、故郷へ帰そうとしていました。

かつて章尚の村でも流行病が蔓延し、生き残ったのは章尚を含めた3人だけでした。その中にいた章尚と歳が近い娘がからゆきとして売られて、船の上でそのまま亡くなってしまったのです。章尚はそのことが心残りが故に、同じ境遇のおタカを助けたのでした。

もちろんおタカだけではなく、他にも大勢同じような境遇の女性が船には沢山乗っていましたが、当時12歳だったのはおタカだけでした。船の上でおタカは章尚に抱き付き、"もう一度母に会えるなら、誰に恨まれても構わない。"と泣いて喜びます。

しかし今度は、大人になったおタカが章尚に抱き付いている情景を思い出しました。"どうせ何もかも手遅れでオルブライトの罠から抜け出せない。"と章尚の頭の中で、おタカが囁きます…。

一方でのんびりお茶を飲む陽菜と菊之進。するとそこに風間がお布団を持ってやってきました。日向の中で運ばれた布団に乗っかってくつろぐ陽菜は、"お日様の香りがするから布団に乗って。"と菊之進を誘います。同じように乗っかった菊之進も、"気持ちいい。"と呟きました。

そして風間は、陽菜のリュックを渡します。驚く陽菜は大喜び。その姿を見て、"オルブライト邸が焼け落ちた日の本郷に同情するなんて。"と菊之進は思います。菊之進にとって、陽菜は日向の布団みたいに気持ちよくて、抜け出せないほどの泥濘のような存在になっていたのでした。

北峰家を訪れて、麻雀をしている山城と武虎。

すると山城が突然"雛子君の家庭教師の半分を武虎に任せたいのですが。"と言い出したのです。孝章から頼まれたと言う山城に、"自分の意思とは無関係に、根回しまでされている。"と心の中で驚く武虎。その場にいた他の人達も合意の方向で進んでいきます。

そこに雛子が帰って来たので、武虎は雛子の部屋に駆けつけます。武虎を見つめる雛子は、嬉しそうです。"こんなに早く成果が出るとは。"と言った雛子に対し、"難しい宿題を出しまくってやる。"と武虎は心の中で誓うのです。

一方で孝章が横浜にいるという情報を聞きつけた超曲商会。"今回の客は羽振りがいいから見逃すなよ。"と言った男性は以前孝章を海へと落とした男です。

そして彼は"父の恨みで孝章が餌食になるなんてな。"と同情をしていました…。

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みんなしてクセが強いんだよなぁ。 でも割と核心をついてきている部分があったりするので、そろそろ終盤なのかな。なんか思ったりもしています。

私は雛子が好きなので、いい感じに今回も策士してるなぁ。ってにやにやしました。竹虎も無理難題押し付けてやる！って言ってますが、無理難題な宿題を一生懸命にこなす雛子を見てちょっとでもほだされたりしないかなぁ。なんて思ったり(笑)

あと日向に干された布団はまじで誰がみても気持ちいいし、寝転んでも気持ちい。

まぁそれが菊之進が言いたかったことと揶揄されているんだろうね。どんなモノでも陽菜の前だと心があったかくなれる。そんなお布団みたいな存在だ。って暗喩しているのかなぁ。って思いました。

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