涙雨とセレナーデ・第40話のネタバレと感想｜Kiss4月号

2021年2月25日発売の「Kiss」4月号に掲載されている「涙雨とセレナーデ」第40話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

涙雨とセレナーデ・第40話のネタバレ

窓の外ばかり見ていた母。 本郷家に引き取られる朝も此方へは一瞥もくれず、父に囲われ半ば座敷牢の用なヒビの中で華奢な着物に身を包みただひたすらに外を眺めていました。

自分が家を出た数年後に流行病であっけなくその短い生涯を閉じたのでした。

 

長らく本郷貿易を継ぐことを心のどこかで拒み続けてきた様に思っていた孝章。

貞光は久尚を慕っていたから無理もないと言います。

学寮で同室の頃から放蕩を気取っていてもその実、自らの実家についてはよく把握していた貞光。

孝章はそんな貞光に、本郷貿易の中の不正を見つけるのに協力してほしいと頼みます。

その話を聞いて貞光は了承するも、こんな形でしか親子が対峙できないのは皮肉であると感じるのでした。

 

一方、海辺を歩いていた雛子たち。 こんな散歩は退屈ではないのかと思う武虎でしたが、雛子は武虎に家庭教師でついてもらったとき初めて夢中になった授業は算術と化学であると言います。

しかし両親は嫌がり、表向きは美術と外国語のみになっていました。

母からは再三女学校を卒業する必要などなく、稽古事にのみ専念するように言われていました。

雛子の身分では仕方ないことだと考える武虎でしたが、雛子は同じクラスにいる汚れている身なりながらも凛としている和子が羨ましいと漏らします。

他人を羨むのは醜い事なのかと涙する雛子。 自分が彼女ほどの秀才で親の言いなりでないならば、武虎の拒む材料も少しは減ったのかもしれない。

武虎はそういう問題ではないと思いつつも、泣く雛子を抱きしめます。 ふと我に返り雛子を離しますが、逆にさらに泣いてしまいます。

このまま拒絶し続けるのと今だけ答えて後から何一つなかったことにするのとではどちらの方がひどいのか…

そう思いながら武虎は泣いている雛子の顔に近づき―――

 

屋敷では、たくさんの寄木の仕掛け箱が出てきて解いていた陽菜たち。

木箱の中身は意味不明なノートや古びたリボン…

そもそもこの中身がノアが自分をオルブライト邸から遠ざけた原因かどうかまだ明確には分かっていませんでした。

横浜に座長が到着するのは夕刻辺り。

それから港で荷をさばき、夜は会食もあるから今日は邸へは寝に帰るだけ…

まだ時間はあるけれどそろそろ邸を離れる準備をしようと言う菊乃進。

結局ここに逆戻りかと片づけをしようとしていると、もう一つの木箱があきます。

その中には拷問のような写真が入っており―――！？

 

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涙雨とセレナーデ・第40話の感想

だんだんと真相には近づいているような気がします。 それぞれが動きだしていますが、すべてが繋がってきている感じがしますね！

武虎と雛子の関係も気になりますが…武虎は雛子にキスをしたのでしょうか！？

未来の人間と過去の人間。 きっと繋がってはいけない二人ですが…これからどのような展開になるのか気になります！