社内探偵・第47巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜まんが王国

「まんが王国」に掲載されている「社内探偵」第47巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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なぜか半澤専務は裁かれない！

半澤専務と宮坂部長の不倫騒動で社内はだいぶかき回されました。しかし、なぜか半澤専務は罰せられることなく、こともあろうに人事部長に任命されたのです！

どう考えてもおかしい展開ですが、社長は半澤専務の作り話を全て信じている様子。どうやら半澤専務はうまいこと社長と上層部を騙し、宮坂部長のが不倫の妄想をして1人で暴走しており、自分はその被害者であると壮大な作り話をしたようなのです。

納得いかない久我と高井ですが……。

半澤専務の罪とは

そもそも宮坂部長によってかき回された人事部ですが、宮坂部長をこの会社に入れたのは半澤専務の私情によるものでした。そのため、久我や高井は半澤専務をどうしても裁いてほしいという想いがあります。ですがここで、久我と高井には下手に半澤専務に詰め寄れない“ある理由”がありました

協力者の一之江課長を裏切れない

今回、半澤専務と宮坂部長の不倫を暴くことができたのは、一之江課長の協力ありきでした。半澤専務を下手に責めて更に詳しく事情聴取をすれば、半澤専務と一之江課長の不倫も明るみに出る可能性があったのです。そのため、久我と高井は半澤専務の処遇に対して納得できなくても、深く追求することができないのでした。

意外な対応を見せる半澤専務

しかしその後、人事部で大きな動きがあります。そのまま人事部のトップとして据えられるかと思われた半澤専務ですが、人事部長の座をあっさりと高井に任せてしまったのです。意地でも人事部長になりたくなかった高井だったはずですが、どうやら久我に感化され、今回は人事部長の話を引き受けるようです！

高井がパートナーに選んだのは……

これまで人事部長には副部長がいませんでした。しかし、それは高井が理想とする体制とは少し違うのだそうで、今回、高井は自分の補佐となるべき副部長を据える意志を明らかにします！しかも副部長にしたい人間はすでに決まっているらしく……！？さらに、懐かしいメンバーが人事部にもどってくる嬉しい展開もありました！

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宮坂部長との激闘のフィナーレとも言えるような巻でした。人事部の中でも、人事部の外でも、様々なことが大きく動き、社内にいい風が吹いたような気がします。

しかし、そんないい風の中に、淀んだ空気もチラホラ感じましたね。まず、事の発端である半澤部長がなぜ被害者面をしたままで全く処分されなかったのか。何か裏がある気がしてなりません。

ラストページでは宮坂部長が負け惜しみを言って人事部から出て行きますが、その捨て台詞の内容も少し引っ掛かりました。まだまだ全ての問題が綺麗に片付いたわけではないのをひしひしと感じます。