金魚妻・美容妻①(5巻)ネタバレと感想

「金魚妻」5巻より美容妻①のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

美容妻①(金魚妻5巻)のネタバレ

未亡人・佐伯容子は今年で37歳ですが、肌年齢は18歳。久々に連絡の来た友人・響子からねずみ講に誘われ、美顔器を購入することになります。

そこに響子の息子・飛矢が帰宅し、響子にやめるよう言いますが、容子は結局購入。飛矢が家まで商品を運んでくれることになります。

飛矢は容子の家に上がると、容子の夫の遺影を見つけます。

一年前、容子の夫は出張先の海外で災害に巻き込まれ亡くなりました。 夫とはお見合いで出会い、お互い世間体のために結婚したため、お互い自由に生きてきたのだと言います。

夫は生前仕事に没頭しており、遺産がたくさん手に入った容子は歯科矯正や全身脱毛、ボトックスなど美容にお金を費やしてきました。

その結果、18歳の肌を手に入れたのでした。 旦那さんが死んで寂しい思いをしているのだと察した飛矢は、容子を気の毒に思ったのか美顔器を響子に返してくると出ていこうとします。

すると、容子に会いにやってきた夫の会社の同僚・野岸と遭遇します。 飛矢がいなくなると、野岸と容子は行為を楽しむのでした。

その晩、容子は胸にハリがなくなってきたと感じ、ヒアルロン酸豊胸を予約します。 豊胸手術後、飛矢と会う約束をするのでした。

飛矢は野岸は恋人かと聞きます。 部屋を出た後、友達と電話で話し込み、野岸が50分ほどして部屋から出てきたのを目撃していた飛矢は、二人が恋人関係にあるなら諦めようと思っていたと率直に気持ちを打ち明けます。

野岸は友達だというのを聞いて、飛矢は容子と身体の関係を持つのでした。 飛矢が容子に抱いている感情は、野岸と同じように一時的な好奇心でしかないと容子は分かっています。

すぐに自分の前からいなくなり、また独りぼっちになってしまうことが分かっていても、鏡に映る自分が美しければそれだけで明日も生きていけると容子は考えるのでした。

 

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美容妻①(金魚妻5巻)の感想

容子は若いころ美容に手をかけておらず、青春らしい青春はしてこなかったのでしょうね。 37歳で未亡人になり、遺産のおかげで好きなことが何でもできるようになった今、磨き上げた18歳のお肌で18歳のころの自分ができなかった恋愛の駆け引きを思う存分楽しんでいるようです。

決して誰かパートナーを見つけたいわけではなく、自分の美しさで男性の興味をひくことで、自己満足しているようです。

たとえ関係を持った男性が去ってしまって独りぼっちになったとしても、美しい自分が保てれば満足なのだと言っているくらいなので、自分の美しさを証明するために男性の気をひいているだけなのでしょうね。

とことん自分に投資して、生きたいように生きて、とても幸せそうだなと感じました。