大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～・第67話,68話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～」第67話,68話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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【第67話】教育施設の無償化に猛反対する大学教授

嵩也は事業の更なる発展の為には、優秀な技術者の育成が必要不可欠だと考えています。それにあたって工場内に教育施設を儲けたいという大胆な発想を提案！大学教授の鏑木に協力を仰ぐ嵩也でしたが、鏑木教授はほんの少し話を聞いただけで嵩也を追い出してしまいました。どうやら嵩也が掲げた「無償で教育を提供する」という部分が、鏑木教授の意に反していた様子で……。

【第68話】大学教授を食事に招いて心を掴む！

頑なに嵩也の提案を拒絶する鏑木教授。ここまで頑固に鏑木教授が無償での教育提供に反対するのには、きっとなにか理由があるに違いないと考えた雪子は、ある行動を起こします。雪子はまず、鏑木教授の考えを聞くために彼を食事に招いて話をしてはどうかと提案したのです！はたして鏑木教授が抱えている想いとは……？

嵩也が教育を無償提供したい理由

嵩也は孤児だった幼少期に拾われて教育を受けさせてもらい、今のように大企業を率いる社長に上り詰めたという過去があります。育ての親に大きな恩を感じているわけです。そして今度は、自分が貧しい人々の手助けになりたいと考えている模様。貧しい人の中にも優秀な技術者はたくさんいて、その人たちが貧しさを理由に埋もれていくのは、臨まれない社会の形だと考えているようです。

貧困者に教育を無償提供するリスク

一方で鏑木教授は、貧困層には貧困層なりの生き方があるというのが考えのようです。確かに教育を無償化して入口を広めると、様々な問題が出てくるのは目に見えています。良心や道徳は最低限の生活があってこそ養えるものです。もしそれらが備わっていない輩が工場の学校に押し寄せてきたら、嵩也の会社が無法地帯になる可能性だってあります。

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あまりにも入口を広げてしまうとそれはそれで問題です。それは目に見えています。まず嵩也はそれらのリスクよりも貧困層の中に産まれている優秀な人材を発掘するメリットのほうが高いという根拠を、具体的な話を含めて鏑木教授にプレゼンする必要があります。

熱意だけでは実際の経営はまかり通りませんからね。鏑木教授にはその当たありがお見通しなのかもしれません。

食事の席で鏑木教授の本心を聞けると、嵩也の気持ちもまたかわってくるかもしれません。