復讐の未亡人・10巻のネタバレ感想

毒りんごcomicで連載されている「復讐の未亡人」第10巻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

復讐の未亡人・第10巻のネタバレ

41話

山下は斎藤のマンションの近辺にある防犯カメラを調べます。 その様子を監視する凛は、山下の荒れた肌やボロボロの爪、挙動不審な動きを見て、正攻法では密に勝てない山下が密を危険な目に合わせようとしていることを勘付きます。 もしも山下が斎藤を手に入れるために密に牙を向けるようなことがあれば、絶対に許さないと心に誓うのでした。

その頃、アパートのベッドで裸で眠る密。 そこには陽史がいて、服を着るように言います。

密は斎藤との生活も悪くないと微笑みます。 実は籍を入れていない二人ですが、斎藤が結婚したいと言わないところや、斎藤が陽史に似ているところが気に入っているのだそう。

斎藤は今でも優吾を死に追いやったのは自分だと思っており、密に尽くすことが優吾への弔いになると信じています。 陽史も同じで、優吾の人生を狂わせたのが自分だと思っており、日の当たらない生き方をすることで償おうとしているのでした。

陽史は密のお腹を触り、父親が誰なのか聞きます。 おそらく斎藤か陽史だが、優吾や今まで関係を持った全ての男が父親だと言う密。過去の行為で男性の精が女性の身体に残り続け、子どもに過去の男の特徴が非遺伝的に受け継がれるという「テレゴニー」を信じているのだと言います。

さらには、自分の母親もテレゴニーを信じており、多くの優秀な男と行為をすることで密を授かったのだと推測します。 そんな母親の再婚相手を殺し、母親を怒らせた結果、待っていたのは叔母一家との拷問のような安寧な暮らし。

そのため、混沌をもたらしてくれる子どもを産んだのだそう。 その楽しみも母親の復讐によって奪われてしまったものの、次は自分が復讐する番だと微笑むのでした。

42話

密と陽史はそのまま行為をします。 妊娠している密の身体を気遣った陽史が途中で行為を止めてしまうと、密は消化不良だと言います。

その後、斎藤にばれないようにと部屋の掃除を始める陽史。密は仮に斎藤が二人の関係を知っても問題ないのだと言います。

密は斎藤の女神なのであって、自分のものにしようなんて考えていないから、と。

陽史が出ていった後、凛が帰宅します。

密を「ママ」と呼んでそっと抱きつくと、いつまで密のもとにいていいのかと訪ねます、ここが凛の家なのだから、好きなだけいていいと言ってくれる密。 凛はたまたま目撃した美花と陽史の関係や、山下のことについて密に話したいとは思うものの、謎を解いてしまうと密がいなくなってしまうのではないかと思うと怖くなり、言い出すことができません。

密に隠し事をしていることを見抜かれると、凛は咄嗟に授業参観と個人面談があるのだと言います。 密は楽しそうだと喜び、参加すると即答。親戚のおばさんとして参加することになります。

密は徒歩で行こうと言いますが、山下が密に危害を加えるかもしれないと焦った凛は必死に止めようとします。 密はもう決めたことだと言い、自分を選んでくれてありがとうと微笑むのでした。

43話

授業参観当日。 密は凛と同じ髪色のカツラを被り、凛の母親のいとこ・みつ子として学校に向かいます。

その道中、密の両親の状況やみつ子の細かい設定について、密と凛は口裏合わせします。 学校に着いた密は凛と別れて校舎内を見学。名札を首から下げて、受付で名簿に〇を付けるだけで入れてしまう、学校のセキュリティの甘さを指摘します。 すると、そこに現れたのは凛の担任・遠州。密が凛の母親のいとこだと名乗ると、凛にもダブルチェックをして嘘を付いていないか確かめます。

その日の授業のテーマは「刑法」。 生徒たちが普段してしまっていることを例に挙げて、名誉棄損罪や侮辱罪、傷害罪などについて説明していきます。

人はそれぞれ感じ方や行動の仕方が違い、人の心を視ることはできないため、たくさん想像することが大切なのだと言います。 刑法についての授業が終わると、次は防犯授業だと言って、子供たちを先に体育館へ移動させる遠州。保護者には一人ひとり声をかけていき、順に移動するよう促します。密と二人きりになった遠州は、自分には心を開いてくれなかったのに、担任として悔しいと話します。

そして、最後に残ったのは山本という生徒の父親。 家庭内DVで接近禁止令が出ているにも関わらず、授業参観に来て居ることを指摘します。

妻が離婚を有利に進めるために嘘を付いたのだと言い訳をする父親。山本の授業中の態度から、父親が嘘をついていることを見抜いた遠州は、山本の父親に学校から去るよう命じるのでした。

 

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復讐の未亡人・第10巻の感想

山下から密を守ろうとする凛が頼もしいです。山下への対応は子どもとは思えないほど冷静なのに、密に対してはどこか子供っぽさが出る凛。 それだけ密に心を許しているのでしょう。密も凛に対して、心のどこかで愛情を感じてくれることを願います。

さて、授業参観で密と対面した遠州。かなり物事を見抜く力に長けており、また頭のキレも相当よさそうです。 生徒一人ひとりをよく観察しており、すごく頼りになりそうな担任ですが、山本の父親を上手く学校から追い出すことができるのでしょうか。