復讐の未亡人・第68話のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「復讐の未亡人」第68話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

復讐の未亡人・第68話のネタバレ

和代の部屋に泊まることになった凛と萌愛。

その夜、凛は夢を見ていました。 夢の中で凛は、母親に起こされて目を覚まします。

母親は、"新しいお父さんに挨拶をしなさい。"とにこやかに話しかけてきました。 傍らには見知らぬ男性が佇んでいます。

母親は男性を見ながら、"この人はお金持ちで優しくてすごくいい人なの。"と惚けていました。

しかし凛は、すぐさま2人に背を向けて歩いて行こうとします。 呼び止める母親のほうを見もせずに、凛は"自分のことは構わずに2人でお幸せに。"と言い放ちました。 さらに"知らないおじさんと一緒に暮らすのも、同じ布団に入るのも、お風呂に入るのもイヤだ…何をされるかわからない。"と言い放ちます。

この言葉にピクリと反応する母親。 "何を考えてるの？いやらしい…。"そう言って気まずそうな表情で凛を見下ろします。

凛は淡々と語りました。 どうせ母親は、前の父親に自分が何をされていたのか知っていたのだろうと指摘します。逆ギレして誤魔化そうとする母親に、凛は尚も拒絶の態度を見せました。

家族の絆とは…自分にとっては「家畜が逃げられないようにつないでおくための縄と同じ」だと言います。言うことを聞かなければ殴る…食事を抜く…都合よく利用し、邪魔になったら置き去りにする…。

母親は泣きながら、"自分は凛に味方でいてほしかっただけなのだ。"と訴えます。しかし凛は、"自分はあなたの分身じゃないから。"と母親を突き放しました。その言葉が引き金となり、母親はボソリと"かわいくない…。"と呟き、火が付いたように怒鳴りだします。 "可愛い俊のほうがいなくなって、なぜ凛が生き残ったんだ！お前のほうが死ねばよかったんだ！"

母親の罵倒の中でも、凛は顔色一つ動かすことはありませんでした。

 

凛はふと、これが夢であることに気が付きます。 もしこれが現実だったら、ここまで母親とまともに会話ができるわけはないと気付いたのです。

自分が不満を言えば、あっと言う間に母親は別の話題に切り替えて、自分の訴えはなかったことにされるはずです。

目覚めの悪い夢を見てテーブルに突っ伏す凛。 その姿に気付いた祖母の和代は、"朝ごはんを食べるか。"と声をかけてきました。凛は"いらない。"と答え、和代に、"和代の母親はどんな人だったか？"と質問してみます。

すると和代は自分の物心が付く頃には、すでに母親はいなかったと打ち明けてきました。

和代は家族に恵まれなかった自分たちは、勇者なのだと言い出します。 冒険に出てくる勇者たちには、仲睦まじい両親や平和で安全な温かい家庭があるわけではなく、最初は何も持っていない不遇な人生からスタートするのだと言います。

最初は孤独でも、自分で切り開いた人生を突き進み続け、強くなる…自分も凛もそんな勇者と同じなのだと和代は言うのです。

しかし和代自身は…かつてそんな冒険を息子に一切許さない過保護な母親だった過去が実はあって…？

 

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復讐の未亡人・第68話の感想

実は和代が以前話していた、お金持ちの家の家に入り浸るドブネズミのような貧乏は少女の話は、和代自身の話だったそうです。 人に歴史ありとはまさにこのことですね…。