復讐の未亡人・第78話②のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「復讐の未亡人」第78話②のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

バレエは最も残酷なダンス？

凛が時崎家のバレエ教室で本格的なレッスンに参加しています。

それを微笑ましく眺める和代に話しかけてくる親子がいました。彼女たちは凛の才能を褒めてくれますが、自分たちは今日でこのバレエ教室をやめるのだと話してきます。

きっかけは、近所で起きた少年の飛び降り自殺でした。習い事や塾を詰め込まれすぎた少年の自殺は、この親子に衝撃を与えたらしく、母親は子供の為にバレエをやめさせて遊ぶ時間を設けさせてあげるのだと話してきます。

一方、この教室の講師である時崎美羽の母親は、バレエがいかに残酷であるかを凛に説いていました。時崎母自身も、バレエに打ち込むあまりこれまで何度も怪我をしてきた経験があります。

和代はそんな彼女たちの話を聞いて、一体何を想うのでしょうか……。

和代が望んでいるのは誰の幸せなのか

和代は、自分が育てた子がスターとして輝く姿を見るのを生き甲斐にしたいという趣旨の話を、以前、凛本人にしていました。

しかし時崎母や、バレエ教室をやめると言っていた親子の話からすると、バレエは過酷で単純な「幸せ」とはかけ離れた習い事であるとも言えます。

問題になるのは、そんな過酷な習い事を、和代は「自分の為に凛に習わせるのか」「凛のために習わせるのか」という点ですね。

つまり、見る人によっては、和代が凛にバレエを習わせる行為は「保護者のエゴで子供を危険な目に晒している」とも受け取られかねないことなのです。

和代がそのあたりをどう感じているのかが、次話あたりで明らかになるといいですね。

凛の才能に影響を受けるバレエ教室の子供たち

凛は類まれなるバレエの才能を持っています。レッスン初日だというのに、講師も凛の才能を見抜いて目にかけているほどでした。

そんな凛の様子を見た既存のバレエ教室の子供たちは、凛に追い抜かされないようにしなければいけないと気持ちを引き締めます。

しかし同時に、凛は才能はあってもバレエ初心者なだけあって身体はまだまだ固く、ストレッチに四苦八苦する凛の様子を見て、バレエ教室の子供たちはクスクスと笑っていました。それは決して悪い意味での笑いではなかったのですが、彼女たちの反応は負けず嫌いの凛に火をつけてしまったようでもありました。

凛はおそらく今後、バレエにのめり込んでいくことでしょう。

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嬉々として凛にバレエを習わせ始めた和代ではありましたが、実際に教室の講師や生徒の保護者の話を聞くと、「子供の将来」「子供の本当の幸せ」について改めて考えさせられてしまいます。

とはいえ、親や保護者が強制的に習い事をさせるのは良くはありませんが、今回の場合は凛も自ら望んでバレエを習い始めているので、和代に罪はないようにも思えますね。

凛のバレエの才能が、その業界でどこまで通用するのか気になる所です。