復讐の未亡人・第74話のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「復讐の未亡人」第74話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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和代は、とき先生が自分の父親に襲われている現場を目の当たりにします。

父親はとき先生を殴りつけながら、逆恨みのような言葉を連ねていました。

妻は、金持ちの女たちに好機の的にされて可哀想だった。
無責任にバレエを勧められて、その上説教までされて……。

"結局、自分たち貧乏人には所詮こんな社交界は場違い……踊りを勧めるくらいならその優雅な生活そのものを明け渡せ！"

実父は最後には、自分たちだってとき先生のように優雅な暮らしを送れていたら、踊りだしたくもなるかもしれないと嫌味を吐き捨てました。

怒鳴りながら、とき先生を何度も何度も殴りつける和代の父親。

和代は、そんな光景をやけに冷静に見ていました。
彼女は心のどこかで、いつかこうなることが予測できていたのです。

というよりも、全ては和代の計算通りでした。
コンクールで入賞し、有名になり、実の両親が尋ねてきたら、その時は……逃げるか戦うかのどちらか。

今まさにこの瞬間こそ、長年の苦渋を強いられてきた元凶である実父の命を奪うチャンスでした。

彼女は持ち出した帯締めで、実父の首を締めあげます。
和代はずっとずっと前から、こうする覚悟を決めていたのです。

親殺しを犯した和代は、その後裁判にかけられることになります。

当時の法律では親が子を殺した場合はさほど罪に問われませんが、その逆は大罪として扱われていました。
下される判決は、死刑か終身刑のどちらかだったのです。

しかし和代の裁判では正当防衛が適用され、和代は無罪に。
和代は刑を免れますが、この事件は世間の注目を集めることになってしまいます。

コンクールで有償した和代は、海外の名門バレエ学校への留学が決まっていましたが、その話も水に流されてしまいました。

さらに、トキ先生のバレエ教室からもしだいに生徒が消えていきます。

和代は責任を感じたのか、とき先生の元を去って東京で暮らすようになりました。
自分がいなくなりさえすれば、きっととき先生の教室にも生徒が戻ってくるだろう……和代はそう考えたのです。

しかしとき先生にとっては、生徒が減ることよりも和代が自分の前から消えてしまうことのほうが耐えがたい出来事なのでした。

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和代は今現在、子供たちにこのエピソードを語っているわけですよね。話が壮絶すぎてシチュエーションをつい忘れてしまいましたが、子供が利くにはかなりバイオレンスすぎるエピソードな気がします。

和代の少女時代の過酷さが垣間見えたわけですが、なんとなくこれまでの「ひねくれおばあちゃん」っぽさを発揮していた和代のシーンを読み返したくなってしまいました。

その後、とき先生のバレエ教室はどうなったのでしょうか。
和代はとき先生との再会を果たすことはできたのか……？もろもろ気になります。

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