星降る王国のニナ・第31話のネタバレと感想｜BE・LOVE

「BE・LOVE」に掲載されている「星降る王国のニナ」第31話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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馬を走らせ、ニナがいる監獄を目指すセト。
彼は本能的にニナを求めていましたが、理性により自制心をかけています。

セトは、ニナが別の誰かのものであることを勘付いてしまいました。
そのため、"手に入らないのならいっそ……。"と危うい考えを抱いてしまっているようです。

セトの心を、闇が支配しつつありました。

監獄ではヨル王子の指示のもと、囚人と看守が力を合わせて建物の修復作業や負傷者の救助を行っていました。

ニナはカリスマ的救世主として囚人から慕われてはいましたが、修復作業においては特にできることがありません。

アズールはそんなニナを、今すぐフォルトナに連れ戻すと言い出します。

今を逃したらニナはアズールと再び離ればなれになり、二度と会えなくなるかもしれませんでした。
彼女はもちろんアズールについていきたいと考えますが、やはり気がかりなのはセトのことです。

ニナが愛しているのは紛れもなくアズール。
しかしだからといってセトを一人にしておくことも、ニナにはできなかったのです。

そんな中、ヨル王子について新たな事実が発覚します。

アンとニナが何か手伝いをしようとヨルが仕切る現場へ入った際、アンの頭上の天井が落下。 危うくアンが下敷きになりかけますが、ヨルが彼女の腕を掴んで何とか危機を免れました。

しかし自らアンに触れたヨルは、顔が真っ赤に染まっています。

実はヨルは単純に女嫌いなのではなく、女に触ると異常に顔が赤くなってしまう「赤面症」だったのです。

そのことを恥じるヨルですが、アンは自分からヨルに触れて、年頃の男女が手を触れ合って赤くならないものなどいませんと話します。そんなアンの頬は、うっすらと赤く染まっていました。

アンはヨルに、赤くなることは恥ずかしいことではないと優しく教えてあげます。

ヨルは面を食らった表情をしますが、アンに対して特別な感情を抱いてしまった様子です。

しばらくすると正面の門で騒ぎが起きました。

なんと、セトが到着したというのです！

ニナは急いでセトの元へと走りました。
どうしても暗殺の件の誤解を解きたかったのです。
アズールは制止しますが、ニナは聞きませんでした。

再び対峙するニナとセト。
しかしセトの瞳には光のひとつも刺しておらず、彼はニナに対して剣を向けてきます。

すかさずアズールが間に入りました。

セトは、"これがニナを好きになった答えだ。"と重く呟くのでした。

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セトからしてみたらニナに騙されていたわけですからね。 ニナももともとはアズールのためにセトに取り入ろうとしていた口ですから、この経緯については言い逃れができません。

心を閉ざし続けていたセトがやっと心を開いた相手がニナだったはずなのに、そのニナは別の誰かのために自分を利用しようとしていた……セトからしたらこれほど心が壊される悲劇はありません。

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