星降る王国のニナ・第35話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜BE・LOVE10月号

2022年9月1日発売の「BE・LOVE」10月号に掲載されている「星降る王国のニナ」第35話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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ビドー王子がニナたちに強力？

ニナたちは、セトを連れたままフォルトナへ帰国することになります。しかしガルガダの追手が来る可能性がある以上は、秘密裏に行動しなければなりません。

そこでニナたちが向かったのは、ガルガダ第三皇子のビドー・ターハの領地である港町ミネルヴァでした。

ビドー王子はなぜかニナたちに強力的で、彼女たちのことをもてなしてくれます。出航までの数日間を自分の城で過ごすように図らってくれるビドー王子。どうやら他意はないようで、彼は単純にニナたちに助力しようと考えてくれている様子です。

しかしガルガダ本国では第四皇子トートが、ビドー王子に反乱の意志があると嘘の話をでっちあげて、強引にガルガダ軍をビドー王子の城へと差し向けようとしており……。

なぜビドー王子は強力的なのか

そもそもビドー王子は、基本的に平和主義者のようです。作中に登場した頃は「ただの女好きで戦に興味がないだけ」といった印象を受けた変わった王子でしたが、今話の中ではそんなビドー皇子が意外にも国や人のことを深く考えていることが分かります。

さらに他の皇子たちがセトに対して黒い感情を抱く中、ビドーだけはセトのことを見守るスタンスをとっているようにも見えました。

普段は良くも悪くも不干渉すぎる皇子ではありますが、いざと言う時はこうして力を貸してくれる……なんだか"お兄ちゃん的存在"のいい皇子なのだということが明らかになりました。

ヒカミの自殺の偽装を手伝ったのはビドー王子だった

そんなビドー皇子ですが、実は投獄されたヒカミの自殺を偽装し、彼女の命を助けた張本人でもあります。ヒカミが女性だと思っているビドー皇子は、侍女のヒカミをこのまま死刑にするなんて可哀想すぎると同情の念を抱いてくれたのだそうです。

ビドー皇子が「実はいい奴」だということを知ったヒカミやアズールは、ビド―皇子なら自分たちを助けてくれるだろうと賭けに出て、今回ニナたちを連れて逃亡の手助けを求めたのでした。

ビドー皇子の反乱の意志

ビドー皇子にはガルガダ王への反乱の意志はありません。しかし、ニナたちをかくまっていることがガルガダへの反乱の意志とガルガダ王に解釈されてしまえば、トートの作り話が現実としてとらえられてしまうことになります。

ガルガダ王はなかなかの強硬派なので、そこがやっかいですね。

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ビドー皇子の領地で過ごす間、ニナとアズールのこれまでのわだかまりが若干解消され、アズールが自然と笑うようになりました。さらにニナとアンの気まずさも、アンが謝罪することによって完全に消え失せます。

すると、ニナの失明状態も不思議と回復！やはり彼女の失明は、精神的なものからくる症状だったようです。

セトは相変わらず言葉を失ったままですが、そんな彼のことをビドーが心配するようなシーンもあり、なんだか人間味に溢れた回で感動してしまいました。

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