【最新53話更新】「星降る王国のニナ」全話あらすじ（ネタバレあり）・感想まとめ ｜最新話から最終回まで

「BELOVE」に掲載されている「星降る王国のニナ」全話あらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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フォルトナとガルガダで戦争が始まる！？

氷漬けにされた古の神々。
しかし、もともと神は7人いたはずなのに、氷に封印されているのは5人だけです。

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気を失ったままのアリシャ。そんなアリシャを抱えアズールとセトは洞窟内から脱出しようとする。 その道中、氷の柱だらけの謎の部屋へたどり着いたが、氷の柱の中には複数の人らしき姿が氷漬けになっていた――――。

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毒に犯されるニナ！かけつけたのは……

毒ガスによって、ニナの命が危機にさらされています。なんとかセトが駆け付けますが、手の施しようがありません。

そこへ現れたのは、遠いフォルトナにいるはずのアズールです！実は、アズールは星離宮の者たちから、ある移動手段を授かっており……？

ニナを救出するために、なんとかして洞窟から脱出したいセトとアズール。しかし、行く手を阻むのは見たこともないような巨大なモンスターたちで……！？

アズールの移動手段

星離宮の者たちは、ニナを国から追放するように要求してきましたが、実際にはニナの身を案じているようでもありました。それはニナに対する同情もあるのでしょうが、それよりも、ニナという強大な力が野放し状態になっていることに対する危惧であるように思います。そんな星離宮の者たちは、導きの石という道具をアズールに託し、ニナを制御するよう求めたのです。導きの石の能力は「石碑から石碑へ星の神殿へ行くことができる」という大変便利なものでした。

セトとアズールの対立

ニナに国外追放を命じたアズール。もちろんそれはアズールの本意ではありませんが、王という立場上仕方なくニナを突き放すことになってしまいました。しかし、アズールは今になってニナを追いかけて救出にやってきます。セトは、アズールの行動の矛盾をすぐに指摘します。しかしどうやらアズールが一番に考えているのは、やはりニナのことのようで……？

アズールの本心は……？

アズールが王になったのも、ニナに国外追放を命じたのも、すべてはニナを自由にするためと、ニナの笑顔を守るためでした。それが守れるのなら自分はどんな犠牲を払ってもいいとアズールは考えているようです。どうやらアズールは、ニナ1人のために壮大な計画を1人で背負っている様子で……。

このままセトとニナが一緒になってしまうのかと思われましたが、やはりアズールはニナのことを思い続けていましたね。セトとアズールだったらどちらと一緒になってもニナは幸せになれるような気がしますが……やはり、ニナの心が向いているのはいつのときもアズールのようです。

セトに対する愛情は、友情や家族愛のようなものに近いのかもしれません。なんとなくセトもそれに気が付いている様子ではあります。

いずれはニナとアズールが一緒になれば、ニナは一番幸せだろうと心の奥底では理解しているセトですが、それでもニナのことが諦められず、アズールを試すような形で恋敵役に徹しているような感じがしてしまいました。

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星の民を追って幽谷の谷を目指す一行

星の民の行方を追って、スタービアの西に位置する幽谷の谷「エルスフォービア」を目指すニナたち。

洞窟の中へ足を踏み入れますが、仕掛け扉のせいでニナが穴に落ちてしまいます。セトは急いでニナを救出しようとしますが、仕掛け扉の扉の岩のせいで行く手を阻まれてしまい……。

穴の中に落ちたニナ。怪我は大したことありませんが、どうやらこの場所には毒ガスが充満している模様です。そこに現れたのは、予想もしていなかった人物で……？

ニナを罵るアズール

穴の中で現れたのはアズールでした。アズールはニナを「拒絶」や「永遠の別れ」を彷彿させるような酷い言葉で罵ります。しかし、実際のアズールがニナに対してそんな言葉を浴びせるはずはありません。ニナもそれは十分わかっている様子で、目の前に現れたアズールの正体が幻影であることをすぐに見破っている様子でした。

それでも胸の痛みは消えない

相手が幻影だとわかっていても、アズールの口から発せられた言葉のひとつひとつは、ニナの心に突き刺さりました。加えて毒ガスのせいでニナの意識は次第に遠のいていきました。絶体絶命のピンチですが、頼みの綱のセトはまだニナの元にたどり着けていません。ニナは胸をいためたまま、このまま命を落としてしまうのでしょうか……！？

ニナのピンチに現れたのは

ニナの窮地に現れたのは、セトでもソルでもなく、ニナが最も恋しいと想っている人物でした。前話ではこの人物も、「スタービアの西」を目指していることを匂わせる発言をしていましたよね。思わぬところで再会を果たしたニナとその想い人。果たしてニナのピンチに現れたのは……！？

幽谷の谷「エルスフォービア」を目指すニナ一行ですが、道中の洞窟の中では隠し扉があったり、毒ガスの罠があったりと、「人為的に人の侵入を拒むような仕掛け」が多数施されていました。

その割には仕掛けのいくつかは星の民の末裔であるニナの瞳でしか視認することができない様子です。これらの事実から考えると、「洞窟は星の民しか通れぬように設計されている」「仕掛けを作ったのは星の民たち本人」である可能性が高いです。

いよいよ星の民の軌跡に近づきつつあるニナたち。ニナの存在意義や能力についての謎が、少しずつ紐解かれていこうとしています！

また、次話ではニナが久々に想い人との再会を果たす展開も予想されます。次話は見逃せない1話になりそうです！

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星の民を見つける為に

ニナとセトは、ヒメアの王宮に招待されます。用意された豪華な衣に身を包む2人。王宮を色々と案内されますが、ここで少し休憩することになりました。

ニナは、自分の今後の身の振り方をセトに伝えます。「今もどこかにいるはずの星の民を見つけたい」「自分が今後どうすべきか真剣に考えたい」「セトとは一緒にバステアに行けない」などを伝えますが、セトは聞く耳を持ちません。

ニナの心を理解しているセトですが、どうしてもニナのことが諦めきれないために、公然とニナの言葉を拒んでいるのです。

そんな中、ニナがソルと再会！ソルは、星の民に関するある情報を持っており……？

ニナとヒメアは気が合う

ヒメアはアズールの婚約者です。もちろん親同士が勝手に決めた婚約であり、ヒメアもアズールも不本意な婚約ではあります。ヒメア自身はとてもいい子でニナとは気が合う模様。それだけに、アズールの婚約者というヒメアの存在に、ニナは若干戸惑っている様子が伺えました。

セトは自分のやり方でニナを守るつもり？

ニナにとって、セトはアズールとは別の意味で大切な相手です。決して無下にすることはできません。ですが、最終的に添い遂げるような相手でもないとは思っているはず。セトはそれらのニナの微妙な気持ちを全て理解しています。その上で、自分は自分でニナと共に行くと決して考えを曲げることはありませんでした。セトにこんなにも愛されてしまっているニナ。アズールとニナの恋路はもちろん応援したいですが、別の世界戦でニナとセトが一緒になる未来も見てみたい気がしてしまうほど、お似合いの2人です。

目的地は、「スタービアの西」

ソルが持っていた情報は、「星の民がスタービアの西地域に留まっていたという記録がある」という有力な情報でした。すでに星の民は旅立っている可能性もありますが、それでもニナはスタービアの西を目指して旅立つ決意をします。

ニナは自分の力に戸惑っている状況です。誰かを傷つけたくないために、アンやムフルムとも再会することはできないと考えています。本当ならすぐに再会して抱き合いたいところなのでしょうが……非常に切ないですよね。

また、別の場所ではアズールも動き始めていました。どうやらアズールもスタービアの西を目指している模様？ニナとの再会が期待できるかもしれませんね！

スタービアの王様はかなり容姿端麗な人物でしたが、性格は儲け話に目がないタヌキじじいなのだそうです。実の娘のヒメアの話なので本当なのでしょうね。スタービアの王がニナの行く手を遮るような予感がしますが、果たして……？

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謎の富豪の娘ヒメアの正体がとんでもなかった！

悪徳商人の謀略により、サジたちの工場が大火事に見舞われます！取り残されたサジたちを助ける為に、ニナは力を抑えながら利用することを試みて……！？

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孤児時代の仲間との再会

水の都スタービアでニナが遭遇したのは、孤児時代の仲間のサジでした。
サジは過去に、ニナを騙して神殿に売り飛ばした過去があり、ニナとは因縁の仲です。

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水の都スタービア

国外追放の刑に処され、行き倒れかけたニナ。
しかし、追跡してきたセトに奇跡的に発見されます。

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人から逃げるニナ

襲撃者に襲われるニナを助けたソルとヒカミ！2人は賊の相手をする傍ら、ニナに近隣の村まで逃げるように指示を出したはずでした。

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国外追放ではなく死刑執行

アズールの命により、国外追放の刑を執行されるニナ。
馬車によってフォルトナの外へと連れ出されます。

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ニナがフォルトナから国外追放！？

牢屋から出たい！ニナがそう強く願ったことによって、落雷が牢屋の入り口を直撃しました！近くにいたアンが大怪我を負ってしまいます。

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ニナが国外追放

星離宮は、正統なるフォルトナの王族の子の星の姫しか守れないと言います。なんと、流浪の星の民であるニナの面倒までは見切れないため、ニナに国を出て人と関わらず孤独の中行き続けるように言い渡すのです！

絶望に暮れるニナは漠然と、今すぐこの牢獄から出たいと願ってしまいます。すると大きな雷が落ちてきて牢獄が破壊され、雷に巻き込まれたアンが大怪我を追ってしまい……！？

ニナは、自分の願いの力が誰かを傷つけてしまうことを、あらためて実感するのでした。

そんな中、ニナについにアズールの口から処罰が言い渡されます。なんとニナは、アズールから国外追放を命じられてしまったのです。

始まりは星の民のむすめと恋に落ちた青年から

大昔、とある青年は星の民の娘と出会いました、星の民の娘の力を借りてフォルトナを築き初代王となった青年。国はますます繁栄していきましたが、ある時、星の民の娘は初代王 との別れを切り出してきたと言います。しかし、初代王は妻と別れることができずに、全ての秘密を守るための星離宮を築いたのだと言われています。

ガルガダに幽閉されたときに噴火を起こしたのはニナだった！？

アリシャ姫によれば、星の民は祈りを現実にする力を有しているのだと言います。祈りがたとえ噴火や豪雨といった災いだとしても、それは星の神の力として行使されてしまうのだそうです。祈りの力は滅びの力。ガルガダで囚人たちを何とか救いたい！現状を打破したい！とニナが強く望んだことで、噴火が起きてしまったのだと、アリシャ姫は説明します。

アズールの本心

ニナに対して国外追放を命じるのはアズール的にも不本意でしたが、王としての立場上で仕方のない決断でした。しかし、アズールがこのままニナを国から追い出すとはどうしても考えられません。おそらくアズールは、ニナを国外追放した後に、どこかでニナを助けにいくつもりなのでしょう。

アズールから国外追放を言い渡されてしまったニナ……。ニナはこれから独りぼっちで国の外を彷徨うしかないのでしょうか。しかし、そんなことアズールが許すわけありませんよね！

ニナが国外追放を受けたとしても、ニナを慕っているアンやソル達はニナについて行ってしまいそうです。

最も、自分のせいで周りの大切な人に危害が及ぶと考えているニナが、彼らの同行を簡単に許容するとは思えませんが……。

ニナの未来は果たしてどうなってしまうのでしょうか。アズールと共に過ごせる未来は本当に訪れるのか……。

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本物のアリシャ姫が登場！

大広間に現れたのは、星離宮の一行と、本物のアリシャ姫でした。瞳こそ縫い閉じられて青い瞳は確認できませんが、雰囲気や容姿は亡くなった第三王妃に瓜二つです。

前王とアリシャは、偽りの姫を仕立て上げた反逆者として捉えられてしまいます。

しかしその後ニナは、星離宮の者たちから、驚くべき真実を聞かされることに……。

星離宮は前王を嫌っている

今回「偽りのアリシャ姫」について大々的に告発を行った星離宮。その目的は一体何でしょうか？アズールが新王に即位してまもなくのタイミングで星離宮が動き出したことを考えると、星離宮が前王を完全にフォルトナの政から排除しようとしている可能性が高いとも考えられます。

そもそもアリシャ姫は死んでいなかった

前王の元にアリシャ姫を送ることを拒んだ星離宮は、馬車の事故を装ってアリシャ姫を死んだことにしました。その際に馬車を護衛していたのはアズール一行です。アズールは星離宮の目論見を全て理解していましたが、あえてそれを前王に申告することはなかったようです。つまり、星離宮はアズールに対して大きな恩があったということになります。

ニナは流浪の星の民

偽物のアリシャ姫ではあるものの、ニナには説明が付かないような大きな力が備わっているのは明白でした。動物と心が通わせられるのも、鳥の目になることができるのも、風で軌跡を起こすことができるのも、常人が成せる技ではありません。そのことについて、ついに星離宮からニナに対して衝撃の真実が告げられます。なんとニナは、正真正銘の王族。流浪の星の民の子だというのです。

ついにニナの秘められた力の根源が明らかになりつつあります。やはりニナの出生はただの下民ではなかったようです。

しかし、そうなると「なぜニナは星の民の一行から離れて生きていたのか？」という疑問に行きつきますよね。星の民が子供を捨てるわけはありませんし……何かの手違いでニナだけが置き去りになってしまったのでしょうか。

ニナの出生の秘密の一片は明らかになりましたが、まだまだ真相に届くには時間がかかりそうです。

今回、本物のアリシャ姫の口から、星の民と星の姫の持つ力について教えてもらったニナ。フォルトナにおいて、星の民とは予言者や導き手と言われるプラスのイメージが強い存在です。

しかし、砂漠の都市リンドルムでは星の民は「滅びの民」と言われるほど危険な存在だったのだとか。もしかしたら星の民は、自国に富をもたらせる代わりに、隣国の富を奪うような存在だったのかもしれません。

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前王がアズールを玉座から引きずり降ろそうとする

アズールとニナがついに口付けを交わしました。行為で気持ちを伝えることに慣れていない2人は、どことなく互いをいつも以上に意識してしまいます。

そんな中、アズールからニナに衝撃の計画が知らされることに。なんとアズールは、近いうちにアリシャ姫を死なせたいというのです。

つまり、アリシャ姫を偽っているニナを、本来の身分に戻すということ。その理由は、ニナを国政のいざこざから解放することでした。

しかし、ニナはこの計画を素直に喜べません。

そんな中、前王が突然に現れ、大勢の人の前でニナが偽物のアリシャ姫であることをバラしてしまいます！どうやら前王はそれを理由にアズールの王の座を再び自分のものにしようと考えているようで……。

アズールの想い

アリシャ姫の死を装ってニナを国政のしがらみから解放しようと企てるアズール。アズールはニナのことを思ってこの計画を企てました。

ニナはアズールが自分の身を案じて計画を企ててくれたのは理解できます。しかし、アリシャ姫として築いた交友関係が全て崩れてしまうことに、抵抗感を覚えてしまいました。

アリシャ姫だからこそできることが、自分にはある。ニナはそう考えてしまったわけです。

もしニナがアリシャ姫の立場を失えば、「人形のようになってしまったセト守れない」し「王子として奮闘するムフルムの手助けもできなくなる」し、何よりアリシャ姫としてこれまで関わってきた人々との絆を手放さなければならなくなってしまいます。

前王の計画について

前王はまだ若いにも関わらずにアズールに王座を譲りました。しかしそれは、「期限つきの仮初の王」だとアズールと前王の間で話がついていることが、ムフルムの証言で明らかになっています。

つまり前王は時期を見計らってアズールを玉座から引きずり下ろし、自分が再び王として返り咲く期を伺っていたことになります。そしてまさにその瞬間が今だったというわけです。

しかしアズールは前王との口約束を破るつもりの様子。真っ向から前王に反論の意を唱え、仕舞いには前王を心の病気扱いにして追い返そうとしてしまいました。

前王VSアズールの戦いが始まろうとしています！

今話のラストシーンでは、なんと死んだはずのアリシャ姫が登場します！アリシャ姫は美しく長い豊かな黒髪と、縫い付けられた両目が印象的な不思議な少女でした。

星離宮の者たちは宮殿へ押し寄せてきて、前王とアズールの罪を暴こうとします。果たしてニナはアズールのことをかばえるのでしょうか！

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平穏ではないフォルトナ

ムフルム王子から気になることを聞きます。
それは、アズールが王になる少し前の、前王とアズールとの会話でした。

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ニナ一行が王都フォルトナに帰還！

今話から新章開幕です！
ニナたちは海を渡り、約半月かけてフォルトナ王都への帰還を果たしました。

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ガルガダ王とソルは親密な仲だった！？

目の前でトート皇子が処刑されるのを黙って見ていることができなかったニナは、ついノア王に口をだしてしまいました。激怒したノア王は、ニナに対して敵意を向けます。

しかしそんなニナを救うために現れたのは、隠れていたはずのアズールやソルたちでした。

ノア王は迎え撃とうとしますが、ニナ側にソルがいることに気が付くと、急に取り乱し始めます。どうやら王になる前のノアとソルには、特別な関係性があったようです。

怒りが収まらないノア王に対し、ついにアズールがフォルトナ新王という真の身分を明かします。さらにガルガダとの友好関係の終了を告げ、ニナを連れ戻すとまで宣言。

その場から馬で逃げおおせたアズールやニナたちは、そのままビドー皇子の協力の元、フォルトナへ向かう船へと乗り込むのでした。

ノア王はソルに恋をしていた……？

今話では、ノア王が初めて取り乱す姿が拝めます。どうやらノア王は以前はソルに対して絶大な信頼を寄せていたようで、側近としてずっと自分を支えて欲しいと願っていたようです。しかしソル自身が「人と人、国と国との争いにもう疲れたから隠居がしたい」という本心を打ち明けてきたため、彼が国を去っていくのをノア王は止めることができませんでした。

それが今、ソルがニナに加担して槍を手に自分に盾突いてきたのです。ノア王からしたらただの裏切りにしか見えませんよね。

今回のノア王の動揺っぷりを見ると、どうもノア王はソルに対して恋愛面でも特別な感情を抱いていたように思えます。

ビドー皇子の真の目的が明らかに

結局、ビドー皇子は裏のないただの“いい人”でした。彼の目的は、ガルガダ王国から自分の領地だけを内政的に独立させることだったようです。

彼は自分の母親の故郷でもある今の領地を、心の底から愛していました。ガルガダの新王になるのではなく、自分の領地の平和を末永く守り続けたいというのが彼の本当の願いだったのです。

ガルガダ王国は手に余るが、自分の領地のみならば目が行き届くため統治しやすく、民の声も聞こえやすいというのがビドー皇子の考えみたいですね。彼は本当に国や民にこと幸せを寝返る、良き統治者だったようです。

今話でガルガダ編に一区切りがついた感じでした。結局ニナは、心を失った人形のようなセトをフォルトナに連れ帰ってしまいます。なんだかセトも、国を捨ててフォルトナの人間になってしまいそうな勢いですよね。

恋人としてアズールとセトのどちらを選ぶかと聞かれたら当然アズールでしょうが、ニナとセトはもっと他の信頼関係で結ばれるのがふさわしい気がします。

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ビドー王子を貶めようとするトート王子

トート皇子の密告により、ノア王自らがビドー皇子の領地に調査に訪れました。

どうやらトート皇子は数々のでっちあげにより、ビドー皇子に複数の容疑をかけようとしている模様です。

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ビドー王子がニナたちに強力？

ニナたちは、セトを連れたままフォルトナへ帰国することになります

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転落事故により謎の後遺症が残るニナとセト

橋の上から転落してしまったセトとニナ。
2人とも一命はとりとめたものの、ニナはなぜか視力を失い、セトは心を閉ざして人形のようになってしまいました。

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谷底へ落ちるニナとセト……ニナは目と口から血を噴き出して倒れる

ニナは乱心するセトを何とかして止めるために、場内を逃げ回ります。

しかしセトは何を考えているのか、すれ違う兵士たちを次々に切りつけていきました。

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まるで死神のように戦場を駆け巡る、王国の人形だったセト。

そんな彼にとって、ニナの存在は一筋の光でした。

光はやがて太陽のように揺るぎない明るさをもたらし、セトの心の闇を払っていきました。

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馬を走らせ、ニナがいる監獄を目指すセト。

彼は本能的にニナを求めていましたが、理性により自制心をかけています。

セトは、ニナが別の誰かのものであることを勘付いてしまいました。

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アズールから直接、"たったひとり特別な存在であるニナに、傍に居てほしい。
"と告げられたニナ。
ニナは思わず赤面しつつ、もう一度言ってほしいとアズールにせがんでしまいます。

しかしその直後、建物内で大きな爆破音が！2人はとりあえずこの場から逃げることを優先することにしました。

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監獄長に捉えられてしまったニナ……！
しかし、すんでの所でアズールたちが助けに入ります。

アズールの姿を見た途端に涙が溢れだしてきてしまうニナです。

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ついにセトが目を覚ましました。
ニナを探す彼は体の無理を押して立ち上がり、彼女を探し始めます。

しかし体はまだ回復しきってはおらず、足元はおぼつきません。
従者たちはセトを引き留めようとしますが、彼は制止を振り切って動こうとします。

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ホルト将軍を見つけ出すことに、アンや自分の命を賭けてしまったニナ…！ 監獄内は、このニナによる囚人解放運動にザワめき始めていました…。

大怪我を負ったヨル皇子は、ニナの勝手な決断を非難します。
"きっとホルト将軍は絶対に見つからない算段になっているはず…勝てるわけがない！"と爪を噛むヨル皇子。

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獣の監獄で生き残ったニナの前に現れたのは、ソル・ジーナという名の不思議な囚人でした。
彼は興味深げにニナの青い瞳を覗き込んできます。
どうやらソルは星の民の末裔であるニナに興味があるようで…？

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ビドー皇子の収容所預かりとなったニナとアン。
彼の領地は温暖な土地だと聞いていたのに…なぜかニナたちがたどり着いたのは極投監獄グリフィゲルド。
さらに奇妙なことに、ニナとアンが収容された檻にはすでにヨル皇子が囚人服姿で倒れていて…！？

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牢獄に囚われたアンは、しきりに門番を呼んでいます。
門番がやってくると、アンがいる牢獄の中には首を吊った女性の姿が…。

アンと共にと動くされていたのは…ヒカミであったはず。
遺体の足元の床には「全ての責任は自分にある。
どうかアリシャ姫にはご恩情を」という内容の遺書のようなものが刻まれており…。

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まさかのヒカミの裏切り！ ニナがガルガダのフォルトナ攻めを阻止できないと判断したヒカミは、内側から戦力を削ろうとセトに毒酒を飲ませ殺害しようとします！

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宴の席にて―――決勝戦を観覧したニナは、ガルガダ王にその感想を述べにやってきました。
結局優勝したのは王直属の一兵です。

ガルガダ王はからかうような口ぶりで先日の非礼（ニナが「王命などくそくらえ」だと発したこと）の詫びはないのかと話してきます。

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ニナを救うべくアリーナへと乱入したセト。
悪漢をなぎ倒すも、セトの剣先は今度はニナに触れていたアズールへ向けられます！
国を背負う2人の皇子…決して交えてはならないその刃が、一触即発の大ピンチに！？

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ガルガダ王はまさかの…女王でした！
一瞬圧倒されてしまうニナ。
しかしガルガダ王・ノアにフォルトナを望む価値がおまえにあるのか？と問われ、ニナは正気を取り戻します。
自分はフォルトナでは絶対的な価値があると笑顔で答えました。

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アズールとの密会を交わしたニナは心ここにあらずでした。
考えることが多すぎて思考が停止してしまったのです。

ヒカミに尋ねてもアズールの真意については誤魔化されるばかり。
しかし彼女はこれだけはハッキリと言いました。
“アズール王子は立ち上がったのだ”と。

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フォルトナに残る幼いムフルムは、即位してまもなく城を空けた兄・アズールの身を案じていました。

彼は前皇帝とアズールの秘密の会話を聞いてしまっていたのです。

“一年だけの限られた王の地位だ。
フォルトナに尽くして死ね。
”

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ニナの元に寄せられた「アズールがフォルトナの王位ついた」という知らせ…。
しかしなぜかフォルトナからの使者団の中に、当人であるアズールの姿が…！？
事の真相を確かめたくて仕方がないニナは、なんと許可なく使者団の前に躍り出てしまいます。

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セトは出会った頃と比べるとずいぶんとニナに心を許すようになっていました。
第二王子にニナが攫われたときも、何だかんだで助けにきてくれたセト。

公衆の面前で「刀傷は我が刻印」とニナに負わせた傷跡を晒し、彼女が自分の者であることを他の王子たちにアピールもしていました。

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ガルガダのお城はとても大きく、5つの宮に分かれており、それぞれシンボルとなる色が設けられていました。
王様がいるのは中央の赤の宮。

その周りに王子たちの宮が据えられています。

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雨と悪路で斜面を滑り落ちたり…。
落ちた先で森に迷い込んで巨大な虎に襲われたり…。

そんなピンチを、あの冷酷無慈悲と名高いセト王子に助けられたり―――。

色々ありましたが、ニナはついに大国ガルガダへと辿り着きます！

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セトの帰国に付き添っている最中、崖から馬車が滑落して孤立してしまったニナ！
セトの愛鳥ニィナを追かけて森へ迷い込んだはいいのですが…野生の猛獣に襲われる大ピンチにみまわれてしまい…！？

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セトの愛鳥・ニィナの世話係に任命されたニナ！
これは妃の座を射止めるチャンスと踏んだニナは、進んでニィナの世話に没頭するのですが…。
やらされることと言えば本当にただの世話係だけで、セトとの仲は一向に何も進展せず仕舞いでした…。

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セトに胸元を切りつけられてしまったニナでしたが…？

その夜―――。
傷からくる高熱で息を上げながらベッドで眠るニナのもとを訪れたのは、なんとセト皇子本人でした。

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ガルガダの皇子・セトの悪趣味を目の当たりにたニナ…！ しかし彼女は、フォルトナの未来のために、セトに取り入る覚悟を崩しませんでした…！

そうは言っても精神的ダメージは相当なものでした。
食欲が失せてしまったニナは、ベッドで塞ぎこんでいます。

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バステア次期…第一皇子・セトと、ようやく拝謁するその日…。
なんとドタキャンをくらってしまったニナ！
はるばるフォルトナから足を運んで数日待たされた挙句にドタキャン…ニナは怒り心頭ですが、立場上それを露わにすることなどできはしません。

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ニナはアズールに見守られながら乗馬の練習をさせられています。

「何かのときのために一応」という理由で教えられていますが、ニナはその「何かのとき」というのがあの星祭りの夜のようなことかと不安になってしまっています。

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二ナの正体を怪しむ者が現れて･･･ニナ絶体絶命？！

小さな第一王子ムフルムとひょんなことから井戸に落ちてしまった二ナはアズールに助けてもらいます。

一方、アリシャ姫が偽者なのではという噂を話すものがいて…。

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