シジュウカラ・第45話のネタバレと感想｜JOUR7月号

2022年「JOUR」7月号に掲載されている「シジュウカラ」第45話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

千秋は原作者として撮影現場を見学しています。
しかし自分のトラウマを映像で見せられているような気がして、思わず気分が悪くなる千秋。

帰ってからも調子が悪い千秋は、食事もとらずに寝てしまいます。

忍は未だに過去に苦しむ千秋に寄り添い、あれは全部昔のことなのだと宥めてあげました。
さらに"大人になった今は、自分の言葉で意志を伝えることができるのだから、抱いた感情を全て漫画にぶつけてしまえばきっと面白い漫画になる。"と助言します。

翌日、忍は出版社へ打合せに。 自身の連載の展開に、少し変化を加えたいと担当者に打診します。

すると担当者は言いにくそうな表情で、忍の連載をあと3話ほどで完結させてほしいと言い出してきました。

担当者が言うには、あと3話ほどでちょうど電子版5巻分に収録できてキリがいいのだと言います。次回作は、ゆっくり構想を練ってほしいとも付け加える担当者。

忍には、体よく戦力外通告をされているのがわかってしまいました。

帰り道、忍は自分の仕事の方向性に悩みだします。

これまではアシスタントをつけて、月2本でギリギリ生活ができていました。
アシスタントを雇わないで一人で書くとしたら、月1本が限界でたいした稼ぎになりません。

電子でウケそうなネタと言えば不倫モノなどですが、それらは忍が本当に描きたいジャンルなわけではありませんでした。

カフェで一人考え事をする忍。
話しかけてくるのは、過去に書いた作品のメルヘンなキャラクターたちです。

しかし今の忍は、メルヘンなキャラクターたちに構っている暇なんてありませんでした。

一方で、千秋は母親の病院の付き添いで実家に帰るのですが、その際に忍の元夫と自分の母親が実家のアパートで会っているのを目撃してしまいます。

2人がヨリを戻したのかもしれないと忍に報告する千秋。

もしあの2人が再婚すれば、忍の元夫は千秋の義父になるということです。
その事実が気色悪くて、思わず身震いする千秋。

そんな中、映画の完成版データがついに届きました。
千秋と忍は2人で鑑賞会をします。

思わず涙する2人。
本来なら思い出したくないトラウマを映像として改めて見ることとなった千秋は、なぜだかこれでようやく自分のトラウマをきちんと過去にすることができたような気がするのでした。

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千秋の作品の映画化が進み、彼は仕事面でも精神面でも大きな一歩を踏み出したことになります。

一方で詩暢のプライベートはやや足踏み気味です。仕事が思うように回ってこず、経済面に大きな不安が残る形になってしまいました。

漫画化一本でやっていくのは相当難しいですし、やはり不安定な生活になるのは仕方がないですよね。

パートナーが定職についているならまだしも忍たちはそういうわけにもいきませんし、やはり年齢差や仕事面でのことがじわじわとネックになってきました。

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