シジュウカラ・第43話のネタバレと感想｜JOUR 4月号

「JOUR」に掲載されている「シジュウカラ」第43話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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映画製作会社から再提出された映画のプロットをチェックする千秋。

前回と違って、プロットには幼少期の千秋の苦悩や複雑な思いがきちんと描写されていました。

忍はそれを見て前よりも随分よくなっていると評価しますが、千秋が嫌だったら映画化はやはり断ってもいいのだと言葉をかけてきます。

今日は千秋の母・冬子の通院に付き添う日でした。
千秋は忍ぶにいってきますのキスをして家を出ます。

病院で待っていると冬子がやってきました。

冬子の病状は前よりは回復しており、通院の頻度も3ヶ月に1回に減らしてもらったようです。

酒はもうやめろと冬子に忠告する千秋。
しかし千秋は、酒を飲まない奴は酒飲みに厳しいからイヤだねと文句を返してきます。

自分は飲めないと仕事にならなかったんだと言い張る冬子。
千秋はそれを聞いて、それ以上は何も言えなくなってしまいました。

冬子は千秋に夕飯を食べていけと言いますが、千秋はそれを断ります。
千秋があまりにも素っ気なく帰ろうとするため、冬子は"また付き添ってね？連絡も返してね？"とどこか千秋にすがるような態度をみせてきました。

母親の様子を見て複雑な思いになる千秋です。

冬子はその後、仕事に復帰。
しかし店には自分の居場所がなくなり気味であることに危機感を感じます。

冬子の代わりに、彼女よりもうんと若いカレンが立派にママの代わりを務めていたのです。

家に帰ってやけ酒をする冬子。
彼女は酒を飲みながら、千秋の漫画を読んで涙を流していました。

冬子は自分の過去や、千秋を育てていた頃を振り返ります。

恵まれない幼少期を過ごした冬子。
ようやく自分の家族を作って幸せになれると思った矢先、男に捨てられ、千秋を抱えて一人で子育てをするはめになります。

冬子には、いつしか千秋が全てになっていました。
彼女はいつの間にか千秋のことを自分の分身のように感じ始めており、彼に執着心を抱くようになっていたのです。

橙子は散らかった部屋で、千秋の名前を呼びます。
そして、"忍みたいな女には絶対に千秋を渡したくない。"と呟くのでした。

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千秋の母親は千秋目線だとどうしようもない女というイメージが強かったのですが、彼女なりに複雑な背景があり、今回はなんだか同情してしまいました。

自分と同じくらいの女性に、しかも自分がバカにしていた地味系タイプの女性に千秋をとられるなんて、確かに抵抗があるかもしれませんね。

かといって千秋の気持ちを無視することもできないとは思いますが……。 やはり冬子に千秋と忍の仲を認めてもらうのはかなりキツイような気がしてしまいました。

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