シジュウカラ・第42話のネタバレと感想｜JOUR 3月号

「JOUR」3月号に掲載されている「シジュウカラ」第42話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

『となりのおばさんに買われていました』の映画化の話が進んでいます。
制作会社から、プロット（話のおおまかな筋）が千秋に送られてきました。

しかしそれはあまりにも千秋の考えとはかけ離れており……。
主演候補はどれも話題のアイドルや俳優たち。
しかも必要以上に濡れ場がピックアップされた内容でした。

千秋は自分の特別な思い入れのあるこの作品を、濡れ場メインの作品にされることに嫌悪感を抱きます。

しかしこれから忍と結婚を見据えた生活をするのであれば、作品を映画化させて収入をアップさせるのが最も現実的です。尚且つ忍に、自分が本気で忍との将来を考えていることをアピールできる手段でもありました。

千秋は葛藤しますが、映画の内容に不本意ながらも話を受け入れる方向で勧めていこうとします。

一方で忍は千秋のことを心配していました。

しかし千秋は電話にも出ず、インターホンをを鳴らしても応答がありませんでした。
しかも更新予定だった掲載もなぜか滞ったままです。
千秋が将来のことと映画のことで思い悩んで葛藤している状況であるなんて、忍は知る由もありません。

そんな中、忍は『となりのおばさんに買われてました』のプロットを見せられます。
内容を見た忍は、今の千秋の心境を察してしまい……。

こんな内容は、千秋があの漫画に込めた思いを踏みにじることになる。
忍にだけは、千秋の葛藤が理解できるのでした。

千秋をさらに心配した忍ぶは、再び彼に電話をかけます。
しかし千秋の代わりに電話に出たのは、千秋の母親でした。
千秋の母親は忍の夫の元不倫相手です……。

千秋の母親は忍の正体をろくに知らずに、千秋の彼女なら買い物を頼まれてほしいと言い出してきました。

迷う忍ですが、将来的にずっと自分たちの関係を彼女に黙っておけるわけはないと判断し、頼まれた買い物を済ませて千秋の母親の家へ向かいます。どうやらそこに千秋もいるらしいのです。

千秋の母親の自宅に向かうと、そこでは予想通りのひと悶着が起きました。
千秋の母親は、忍が千秋の彼女であることに納得がいきません。
そしてチクチクと旦那のことに関して嫌味も言ってきます。

あまつさえ、"少しの浮気だったんだから旦那を許してやればよかったのに。"と言う始末。

その衝撃的な言葉に、ついに忍ぶは静かに反論します。
"浮気を許してきていいことなんて一つもなかった、あなたもそうじゃないのか……。"と。

その後、忍と千秋は外を歩きながら映画化の話をします。
やはり、千秋が映画化のストーリーに納得いっていないことを知る忍。

そんな彼に忍は"嫌なことを無理しないでほしい、千秋のことは自分がちゃんと守る。"と言い出します。 更に彼女は、"結婚についてはまだ答えがでないけれど、一緒に暮らさないか。"と言い出し、千秋を自宅へ招きたいと申し出るのでした。

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千秋は忍と生活するために嫌々ながら映画の話をうけていたようです。

実はその後映画化の話について先方に断りの電話を入れるのですが、制作会社の方が頭を下げてもう一度チャンスが欲しいと申し出てきたのでした。
映画化の企画を出してきたのは制作会社ハチーロの久保田という名の女性でした。
しかしプロットは脚本家が仕上げた物です。

プロットを見た久保田は疑問に感じる部分もありはしたけれどまずは千秋に意見を伺おうとそのままプロットの案を出してきたのでした。

決して千秋の体験を見世物にしたかったわけではなく、この作品を通じて性暴力被害者についての理解を深めていきたいという思いから企画を立ち上げたのだと、久保田は真剣な表情で語るのです…。

千秋たちは彼女の真摯な姿に胸を刺されて、再び映画化の話を迷い始めます。

どうやら久保田は欲にまみれた悪い方の大人ではなくて、真剣に千秋の漫画と向き合おうとしてくれるいい大人みたいです。

映画化の話は…もしかしたら順調に進むかもしれませんね！

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