シジュウカラ・第51話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜JOUR1月号

2022年12月7日発売の「JOUR」2023年1月号に掲載されている「シジュウカラ」第51話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

冬子と忍が歩み寄る？

洋平はそのまま海外で浮浪者となってしまいました。冬子の病気は一向によくなりません。洋平はいわば、病床の冬子を捨てて逃げてしまったも同然でした。

冬子は以前に増して頻繁に千秋を呼び出すようになっています。どうやら冬子の子離れできない心境は以前よりも悪化している様子です。

そんな中、千秋が多忙なため、冬子の呼び出しに忍が応じることになりました。元夫の不倫相手であり、彼氏の母親でもあるという微妙すぎる間柄の冬子の買い物の手伝いをする忍。

そんな折、2人は千秋のことを金で買っていた女と再会します！その女は悪びれる様子もなく、冬子のことを小馬鹿にしてきました。

これにキレたのはなんと忍。忍は冬子の気持ちを代弁するような言葉をその女に浴びせるのでした。

ここにきて冬子と忍が若干の意気投合！？

千秋を買っていた女は、売春行為のことを一切悪びれる様子はありませんでした。それどころか、「千秋が体を使って稼いだ金を冬子だって使い込んでいたこと」「冬子や自分たちもかつては売春好意を行って資金繰りをしていたこと」を指摘し、謝るどころか冬子のことを責め始めたのです。

「自分たちもやっていたことを子供も真似しただけだろう」と言わんばかりのその女の主張。

しかし、冬子は言い返せませんでした。千秋が稼いできたかねを使ってしまったことは事実だし、今はそれをきちんと恥じているからです。

しかし、これにキレてしまったのは傍で話を聞いていた忍でした。忍は、千秋を買っていた女を何度も何度も叩きながら、冬子の気持ちも代弁し、自分の気持ちもぶちまけます。

その後、冬子の自宅にもどった2人。なんと顔を見合わせながら、大爆笑し合うのです！今までいがみ合い続けていたこの2人からは想像もつかないワンシーンですよね！

冬子と忍には多くの共通点

かつては夫を取り合い、今は千秋を取り合っている状態の冬子と忍。そんな二人が相容れるはずはありませんでしたが、よくよく考えてみればこの2人は唯一同じ話題で愚痴を言うことができる仲です。

それは、ダメ夫・洋平についての話題でした。

2人は洋平のダメっぷりを語り合いながら、部屋の中で時間を過ごします。そんな中で忍は、冬子の事がもっと知りたくなったのか、彼女の半生について語ってくれないかと申し出るのです！

この二人が歩み寄る展開なんて想像していなかったのでまさに驚きの展開でした！

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

冬子を抱えきれなくなって逃げたくなる気持ちもわかりますが、洋平は本当にろくでもない男でしたね。

冬子と忍、一見すると2人とも幸せを掴み切れていない女に見えてしまいますが、現状で千秋と共にいるかいないかという点で、幸せ度合いで言うと圧倒的に忍の方が買っているように見えます。

冬子はおそらくこのまま一人で孤独な人生を歩むことになるでしょう。しかし、忍と千秋がどこまで冬子のことを許し、手を差し伸べてあげるかによって、冬子の人生はいかようにもなる気がしました。

【最新53話更新】「シジュウカラ」のネタバレと感想まとめ ｜JOUR

「JOUR」に掲載されている「シジュウカラ」のネタバレと感想です。 文字のみのあら...