星降る王国のニナ・第55話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックDAYS

「BE・LOVE」で連載されている「星降る王国のニナ」第55話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ガルガダへ戻るように家臣から懇願されたセトは……

ヒメアの母親であり、スタービア王妃のリルカ・ミウナが登場。リルカは王妃とは思えぬほど素朴な容姿をした女性でした。

ヒメアのような商才が買われて王族に嫁いだのか？と思いきや、実は王妃の趣味は畑仕事です。いろいろと意外すぎます。王妃に誘われて畑仕事をするニナとセトの姿が笑えてしまいました。

ほっこりする展開も束の間。セトはガルガダとフォルトナの戦争を食い止めるべく「ガルガダへ帰還するか」「このままニナと旅を続けるか」の2択を迫られています。

ニナは、戦争は止めたいと願いつつも、セトに去られてしまうのはやはり寂しい様子です。ニナの心理描写から、現在のニナはアズールよりもセトに心が傾いているようにも見え、読者としては戸惑わずにはいられない展開でした。

ヒメアの両親

ヒメアの母親である王妃は、城の敷地を使って大々的に農業に勤しんでいました。王妃が農業に詳しいと、干ばつや害虫対策などの助言ができて王にもメリットがありそうですね。スタービア王は王妃のことを溺愛している様子でした。最初は政略結婚だったものの、そのご王と王妃は順調に愛を育んだのだとか。そんな両親の元で育ったヒメアが、まっすぐないい子に育ったのは納得です。

ガルガダの内情

フォルトナが大々的にガルガダを敵視する行動ばかり起こすため、ガルガダは不安定な状況に陥っているようです。さらに軍神と呼ばれたセトが不在とあっては、民の不安は加速していくばかりでしょう。ガルガダのためを思うなら、セトが帰国するのが打倒な選択に思えます。

ガルガダのためではなく、ニナのために

結果的にセトは、ガルガダへ帰還する選択をしました。しかしそれは母国ガルガダのためではなく、ニナが「フォルトナとガルガダの戦争を止めたい」と願ったため、セトがガルガダ側の抑止力となるために帰還するという考えの元に下した決断だったようです。

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ニナは、アズールではなく、セトと一緒になる未来の可能性を考える頻度が増えているような気がします。

確かに、最近では何を考えているのか全く分からないアズールよりも、セトと一緒にいるときの方が、ニナは自然体でいられますよね。アズールに至っては国外追放までしてきてニナを自分から遠ざけたわけですし。

ただ、アズールの行動は全て、最終的にはニナのためになるのだと思います。「ニナが幸せになるために自分を犠牲にする」というのが今のアズールの根本的な考え方のような気がしました。

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