軍神と偽りの花嫁・ 第22話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜ めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「軍神と偽りの花嫁」第22話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

煌明が珠琳に剣を向ける展開に……！？

珠琳（シュリン）は仙女の力を発揮できずに、呆気なく敗北。群衆から嘲笑されました。

当然、シュリンは皇帝からも見放され、その上、保身に走ったせいで実の母親からの信頼も失ってしまいます。

もはやシュリンンの味方する者は誰もいませんでした。

追い詰められたシュリンが目を向けたのは、煌明（コウメイ）に寄り添う明凛（メイリン）です。シュリンは、メイリンがコウメイの側にいることも、美しい装飾品をつけていることも、何もかも気に入りませんでした。

本来ならばその地位は、自分が手に入れるべきものだったはず。未だにシュリンはそう信じています。

メイリンから無理矢理にでも装飾品を奪おうと掴みかかるシュリン。その瞬間、コウメイが剣を振り下ろして……！？

そもそも誰もシュリンが仙女だと信じていなかった

これまでシュリンは、仙女としてのプライドにしがみ付いて生きてきました。村人からも家族からもちやほやされて生きてきたシュリンは、自分のことを仙女だと信じて疑っていなかったのです。

しかし、そもそも仙女の伝説を信じていたのは、シュリンが住む田舎の村人や家族だけであり、皇族や首都の人々は、仙女伝説を信じてすらいませんでした。

シュリンは、皇帝を始めとした王都の人々から馬鹿にされるために王都に招待されたようなものです。今回の仙女対決も、王都の人々からすれば、単なるショーの一環にしか過ぎませんでした。

仙女の力とは

もともと仙女の力とは、メイリンたちの先祖が薬草などを使って病を治していた技術のことを指していました。しかし、世代が変わるたびにその概念が崩れ、やがては仙女の力は神がかり的な力であるとされてしまったのです。

シュリンが馬鹿にしてきた医学や薬学こそが、本当の仙女の力だったのに、シュリンはそれらを習得したメイリンを仙女の偽物として罵り続けていたのでした。

皮肉な展開ですが、今回の仙女対決の敗北は、まさにシュリンの奢りが招いた当然の結果と言えます。

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シュリンが始終引き攣った表情をしていました。あの高飛車な表情は今は見る影もありません。美しさとは程遠い醜態を晒してしまったシュリンを擁護するものは、最早誰もいないでしょう。

しかし、そんな中でもメイリンは、仙女対決の勝利の報酬として、一族の不敬を不問にしてほしいと皇帝に申し出たのです。

正直、シュリンやその母親は助けるに値しないような人間ですが、慈悲深いメイリンはそんな家族のことを見捨てることはなかったのです。

技術的な面でも精神的な面でも、メイリンこそが仙女であることは明らかでした。