復讐の未亡人・第62話のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「復讐の未亡人」第62話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

復讐の未亡人・第62話のネタバレ

断崖絶壁に佇むのは2人の男女。 それは凛の継父と、萌愛の母親でした。

2人は「せーの」と声をかけ…そして―――。

 

 

そして現在―――。

凛と萌愛は、お金を稼ぐ方法について試行錯誤していました。 自力でお金を稼ぐ方法が全く思いつかない萌愛…チケット・ブランド品・骨董品などを売るのはどうかと提案します。

しかしチケットを売ったりブランド品を売ったりするのは下手をすれば犯罪になります。 古い着物や骨董品も古物商許可証がないと販売することができません。

そこで凛は普段から自分がやっている転売やフリマの利用方法を萌愛に伝授してやることにしました。

凛がこれまで打ってきたのは新聞紙・ペットボトルのキャップ・牛乳パックなどの再生資源を売ることや、自身の髪を売ることです。

ちなみに凛の髪は8000円で売れた過去があります。 当時の凛は継父から触られ続けた髪の毛をバッサリと切って過去を断ち切りたい想いからショートヘアになったのだそう。

 

2人はリサイクルショップを訪れて、他にも売れるものがないかを探し始めました。

凛が目を付けたのはジャンク品のリモコンです。 ジャンク品の中にはまだ仕えるものが混じっていることが多く、動作確認をして問題のないものはオークションで値がつくのだそう。

凛たちが見つけたジャンク品リモコンは500円で販売されていましたが、どうやらネットではこれに1000円の値がついているそうです。

これを売れば手数料の関係で儲けは400円ほどになります。

他にも凛は壊れたゲーム機などを自力で直して売ったり、中の部品目当ての人に格安で売ったりもしていました。

凛の頼もしさに萌愛は感動してじーんとしてしまいます。

しかし凛いわく、出品したものが全て売れるとは限らないし、オークションサイトに支払う手数料もバカにならないとのこと。

萌愛は改めてお金を稼ぐことの大変さを知ります。

 

凛たちはリサイクルショップを後にして萌愛の部屋にやってきていました。 幼い頃から仲の良い2人ですが、凛が萌愛の部屋にあがるのは初めてのことです。

以前の萌愛には凛を自室に呼べない理由がありました。 その最たる理由は自分の祖母にあります。

なんと萌愛の祖母は危険なカルト宗教の教祖だったのです…。 教団の信者は30万人以上。 さらに萌愛の母親はそのカルト宗教の後継者候補でした。

しかし教祖である祖母から適性がないと言われ候補から外されてしまいました。 萌愛の母親は教祖である祖母への信仰心が薄かったのです。 むしろ彼女は教祖のことを「詐欺師」と呼んでいました。

萌愛自身にも祖母には何の霊能力もなく、宗教をビジネスとして成功させるために自らが神を演じているだけだということが分かっていました。

自分や他人を騙すことを悪だと説く母親は、萌愛や夫の前で公然と「他に好きな人ができた」と打ち明け浮気を繰り返していたのだそうです。

幼い萌愛の目にはそんな母が「正直者で尊い」と映っていました。

しかし今の萌愛は…正直者が正義だと猛進する信者や母親に対して、尊敬の気持ちを微塵も抱いていないそうです。

自分の親を悪く言ってしまいハッと口を紡ぐ萌愛。 しかしそんな彼女に、凛は自分も母親が嫌いだからと笑ってみせます。

そんな話をしているうちに、早速出品した商品が売れ始めました。

初めての稼ぎにはしゃぐ萌愛。 こんなこと母親が側にいたら絶対にできないと話します。

2人は瞳を閉じ、母親へ心からの感謝の言葉を呟きはじめました。 いなくなってくれてありがとう…。

皮肉すぎるその感謝の言葉は、子供たちの口から出た純朴な気持ちでした。

その言葉が母親たちへ届くことは、もうありません。

 

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復讐の未亡人・第62話の感想

そんなお礼、普通の母親だったら言われた瞬間に悲しくて仕方なくなりそうですけど…。 萌愛たちの母親は普通とはちょっと違うのでどうなんでしょうね。 なんにせよしっかり者すぎる子供たちです。 凛にかんしてはちょっと怖いくらい頭がキレますよね～。 萌愛も感化されて凛みたくなっていくのでしょうか。