大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～・第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～」第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

志満の悪事が暴かれるも、同情の余地あり！？

平塚家に大切な客人が来ることになりました。雪子は料理と食後のお菓子の提供をまかされます。

志満はこれを平塚家の評判を落とすチャンスだと考え、客人に出す予定のエクレアに大量の塩を混入させました。

しかし、当日、雪子が客人に提供したのはアップルパイだったのです！志満は自分の謀りが雪子にバレていると察知し、焦り出します。

慌てふためいて庭の石に躓いて豪快に転ぶ志満。そんな彼女に、雪子が声をかけます。

観念した志満は、自分の悪事の一部始終を雪子に打ち明けました。やはり志満は、家族を守るために仕方なく千波一族の企みに加担していたようです。

以前から、千波一族が平塚家への復讐のために女をつかって情報収集をしていることは、作中で何度も示唆されていました。しかし今回はついに、雪子本人にも一連の事件の黒幕は千波一族であることが伝わることになります。

志満が抱えた借金は1500万円

志満が千波一族に握られた弱みの詳細が明らかになりました。志満の夫は、悪条件で働く千波紡績の女工たちを逃がし、千波紡績から多額の賠償金を請求されていたのだそうです。しかもこの時、志満は夫を助けるどころか逆に攻めてしまい、責任を感じた夫は自ら命を絶ってしまったのだそう……。そうして残ったのが賠償金の1500万円。志満はその賠償金をチャラにしてもらうために、平塚家の情報を漁るように千波一族に言い渡されていたのでした。

娘を売られると脅されて

志満には2人の娘がいました。千波紡績は、もし志満が満足な仕事が出来なかった場合は、娘を売り飛ばして賠償金の代わりにすると脅してきたのだそうです。志満は娘2人を守るために、致し方なく千波紡績に協力していたということになります。

平塚家が志満の逃亡に協力？

結果的に、雪子は志満のことを許してあげました。さらに、志満が娘2人と千波の手を逃れられるように取り計らってくれたようです。おそらく嵩也が便宜を祓ってくれたのでしょう。千波家のスパイたちの活動は、ことごとく失敗に終わっています。

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ここで気になるのは、松さんが火事に巻き込まれたのも千波一族の仕業だったのかという点です。下手をすれば殺人未遂罪が適用されるほどの大事だと思いますが、今の段階では松さんの事故の原因について雪子たちが不審がる様子はありませんでした。

このあたりを志満からきちんと話を聞いておけば、もしかしたら千波一族を訴えることができたかもしれませんが、どうやらその機会は逃してしまったようです。

また、彰一は志満が失敗したことを聞いても、あまり悔しがる様子がありませんでした。もしかしたら女スパイは他にも用意されているのかもしれませんね。